toggle
2019-06-20

「白石監督と出会えたことが僕の財産」映画『凪待ち』名古屋での舞台挨拶に香取慎吾さんが登壇!


 

6月28日に公開となる映画『凪待ち』は人生につまずき落ちぶれた男の喪失と再生を描く重厚な人間ドラマです。香取慎吾さんがろくでなしの主人公を演じ、白石和彌監督と初タッグを組んだ話題作。東日本大震災で多くの被害を受けた石巻や女川を舞台に、香取さん演じる主人公がパートナーの女性とその娘と共に人生を再出発させようと奮闘するものの、小さな綻びからある悲劇に見舞われる物語。

名古屋市港区のTOHOシネマズ名古屋ベイシティで地方1か所目となる全国縦断完成披露上映会が行われ、香取さんが上映前の舞台挨拶に登壇し、舞台挨拶直前にマスコミの囲み取材にも応じてくれました。名古屋の映画館に集まったファンに向けて、撮影時のエピソードや作品への想いを語った舞台挨拶のレポートとあわせてマスコミ向け囲み取材で語ったこともご紹介します。香取さんの写真はすべて舞台挨拶中の様子です。(取材日:2019年6月18日)

スポンサーリンク




「役作りはよくわからない」「本番で120%をぶつけるだけです」香取慎吾さん 映画『凪待ち』名古屋でインタビュー

スポンサーリンク

舞台挨拶の登壇前にファンミでのエキストラの方との再会に驚いたと話す

映画『凪待ち』の全国縦断完成披露上映会が名古屋を皮切りに行われ、主演の香取慎吾さんが舞台挨拶に登壇する前に、マスコミの囲み取材に応じてくれました。映画『凪待ち』が「俳優・香取慎吾」にとってどんな位置付けの作品になるかという質問に「これからの僕の代表作になると思います。なぁーんて?」とおどけてみせ、公開前に各地を巡ることについて「各地でこの映画を楽しみにしてくれている全国の皆さんと会えるのが楽しみです!」と笑顔で答えてくれました。

また注目してほしいシーンとして「イスを投げて、木刀をつかんで暴れるシーン気持ちよかったです」と紹介してくれました。また「お祭の乱闘シーン」をあげ「300人くらいのエキストラの方と一緒にワンカットで撮影した夕暮れのシーンで、難しい撮影をクリアできて、OKになった瞬間に皆さんの拍手が起きて、一体感を感じました」と当時の様子を振り返りました。「よくできたなーというシーンです!これぞ映画な(感じで)ワンカットでアクションもありながら、みんなでひとつのシーンを作り上げたので、ぜひ見てほしいですね」と力強く語りました。またエキストラとして撮影に参加した方がファンミーティングに来ていてトーク中に会話できたそうで「通行人とかじゃなくて、ウエイトレス役だったことに驚きました」と話し「乱闘シーンで僕の胸ぐらを掴む方がエキストラの街の人だったりして、僕だったらできるかなぁって思いましたよ」と撮影に協力してくれた街の方々の様子に感心したようです。

タイトルにちなみ、人生の中で「凪待ち」をした経験を聞くと「常に凪待ちしてますよ。実際は凪じゃない状態の中で、そこに立ち向かっていく人生は嫌いじゃないのかなとこのタイトルについて考えた時に思いました」と答えてくれました。

スポンサーリンク

「スタートは名古屋しかないなと思っていました」

名古屋での映画『凪待ち』の完成披露上映会が行われたのは名古屋市港区のTOHOシネマズ名古屋ベイシティ。会場には香取さんのイメージカラーであるグリーンの服を身につけた方の姿も多く、香取さんと登場を楽しみにするたくさんの笑顔がありました。

大歓声と大きな拍手で迎えられた香取さんは「皆さんこんばんは!(全国縦断完成披露上映会の)スタートは名古屋しかないなと思っていました」との嬉しい発言に客席から割れんばかりの拍手が起きました。『クソ野郎と美しき世界』の舞台挨拶で名古屋に来た時のことを覚えているかと司会者から聞かれると「もちろんですよ!あの時もこの劇場で、、」と言い出し、お客さんから「違うよー、ミッドランド(スクエアシネマ)」と指摘される一幕も。実はこのやりとり、稲垣吾郎さんが今年2月に映画『半世界』の舞台挨拶で名古屋に来てくれた時とほとんど同じというシンクロ状態。さすがです!!

「玄関に伊勢の備長炭を飾っています」映画『半世界』名古屋舞台挨拶に稲垣吾郎さんと阪本順治監督が登壇

香取さんは名古屋に来たら名古屋メシが楽しみだと話し「今日も楽屋に入ったらすぐにひつまぶしを用意してくれて、おいしかったですよ」と言うと、またまた大きな拍手が起きました。香取さんは「ゆっくり1週間ぐらい名古屋に滞在したいなと思っています」「次の作品は名古屋を舞台にしたもので」などのリップサービスもしてくれました。

スポンサーリンク

外見はいつもの香取さんにメイクダウンを施した

映画『凪待ち』で香取さんが演じた「郁男」というキャラクターはボサボサの頭に無精ひげを生やし、ギャンブル好きで毎日をふらふらと過ごす男です。香取さんは「今まで何か困った人がいたら誰よりも先に先頭に立って正義を叫ぶ役が多かったんですけど、今回はこれは何か大変なことが起きそうだなとなったらすぐ近くにいる人の背中に隠れる、そういう空気になってきたなーって感じた瞬間から逃げるような役でした」とこれまで演じたことのないキャラクターであったと話しました。

またこれまでに観たことのない風貌について「外見は白石監督からのオファーで、ポスターが発表になった時、今まで見たことない慎吾ちゃんだって言っているのを見て、いやいやこれいつもの俺だけどみたいに思ったんですよ」と言い「アイドルとして生きてきて、30年以上きれいにして皆さんの前に立っているけど、そうじゃない僕の生活もあるんですよ!そこでは髪もセットしてなければメイクもしてなければ、ヒゲが生えている瞬間も同じだけあるんですよね!僕が(普段)鏡を見たときの姿があれですよ」と力説しました。

スポンサーリンク

さらに香取さんは「アイドルはオナラしないみたいな感じで、慎吾ちゃんはヒゲ生えないみたいな感じで思ってるのかもしれないですけど、(そうであれば)これまでのアイドルの役作りが完璧だったんだなって思いました」と言うと、会場から大きな拍手が起き「ここ拍手であってますか?」とお客さんのリアクションを楽しんでいるようでしした。

映画の撮影中も男性キャストはほとんどメイクをしていなかったそうで「キレイにするメイクアップじゃなく、メイクダウンをして脂っぽさをだしたりしる時間があり、切り替えの時間になりました」と話し「長い間撮影していると髭がだんだん伸びていくので、一定の長さに切る作業はしていました」と無造作に見える風貌にもいろいろと細かな作業があったことを教えてくれました。

スポンサーリンク

「白石監督と出会えたことが僕の財産」

香取さんは白石和彌監督に直接会う前に、『日本で一番悪い奴ら』『凶悪』『孤狼の血』を観たそうで「(作品の内容から)なんてやばい監督なんだと思って、初めて会う(場所の)ドア開けるときにもう怖いですよね」と相当緊張していたことを明かしました。また香取さんは「(白石監督から)『ヒューマンドラマというか人間ドラマを描きたいんです』と言われていて、いざ撮影が始まったら毎日バイオレンスなシーンばかりで、冗談みたいに『監督、ヒューマンドラマを撮りたいって言ってませんでしたっけ?』って話をしました。でも完成した作品を見て白石監督の作品の中では見たことのない人間がぐっと描かれた作品になっていると思いましたね」と完成した作品への自信をのぞかせていました。

香取さんは改めて「白石監督と出会えたことが僕の財産、幸せな時間でした」と話し「最初はちょっと気負いすぎてた部分があって、新しい道を歩み始めて、初めて1人でやる映画としてちょっと緊張している部分もあったんです」と当時の心境を打ち明け「白石監督のおかげで撮影中からだんだん(緊張が)解けていき、素敵な映画に参加できたから、たくさんの人に観て欲しいなって思えるようになりました」と今の気持ちを教えてくれました。

印象に残っているシーンを聞かれた香取さんは「1人で外で缶ビールを開けて飲むシーンがあるんですけれど、(役としてだけど)自分の人生の中で1番おいしくないビールで、辛いシーンなんですけどそこは監督も印象深いと言っていて、僕も思い出すと辛いけどすごく心に残るシーンです」と教えてくれました。香取さんが映画『凪待ち』を観たのは昨年の10月ごろだったそうで「そろそろ、もう一度見ないと」と口にするとお客さんから「一緒に観よーーーー!」とたくさんのお誘いがあり、香取さんもその声に笑顔になっていました。

お客さんによる写真撮影タイムや香取さんが自撮り棒を使ってお客さんと写真を撮るなどの時間もあり、舞台挨拶の最後には香取さんが「この完成披露を名古屋から始められて本当に幸せです」と言っていました。来場されたお客様にとっても、香取さんにとってもハッピーな時間だったことが伝わってきました。来館されたTOHOシネマズ名古屋ベイシティには映画『凪待ち』の巨大バナーがあり、香取さんがサインを入れたものが飾られています!

ぜひ名古屋の皆さんは、こちらのサインもチェックしに行ってくださいね!

スポンサーリンク

TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ(港区)

Address:名古屋市港区品川町2-1-6

名古屋市港区品川町2‐1‐6

スポンサーリンク

映画『凪待ち』オリジナル「令和カレンダー」プレゼント応募方法

映画の公開を記念して、映画『凪待ち』オリジナル「令和カレンダー」をCine@nagoya(シネアナゴヤ)の公式Twitterをフォロー&リツイートされた方の中から抽選で3名様にプレゼントいたします。

応募方法:Cine@nagoya(シネアナゴヤ)のTwitterアカウントをフォローし、以下の投稿をリツイートしてください。先行上映会で映画をご覧になった方、ぜひ映画の感想を#凪待ち でコメント欄に記入してください!!まだご覧になっていない方は期待コメントや観にいく予定などでもOKです!!
名古屋での舞台挨拶で香取さんが「ぜひ!見ますから!!本当に皆さんのSNSを完全にチェックしてますから!」と言っていましたので、皆さんの感想や期待コメントを香取さんに届けましょう!!

プレゼント内容:手のひらサイズ「凪待ち」新元号記念カレンダー(非売品、縦17×横8センチ、キノフィルムズ提供)

応募期間:2019年7月7日(月)まで

当選数:3名様

※当選者へは後日DMにてご案内をいたします。



作品概要

映画『凪待ち』

6月28日(金)よりTOHOシネマズ名古屋ベイシティ、ミッドランドスクエアシネマほかロードショー

出演:香取慎吾、恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキー

監督:白石和彌 脚本:加藤正人

脚本:加藤正人

配給:キノフィルムズ

http://nagimachi.com/

©2018「凪待ち」FILM PARTNERS

岡田准一さんが伝説の天才殺し屋を演じる映画『ザ・ファブル』6秒以内に確認せよ!指令書メモをプレゼント

愛知県瀬戸市出身の井手麻渡さんに名古屋でインタビュー 映画『ある町の高い煙突』サイン入りプレスを2名様にプレゼント!

スポンサーリンク
関連記事