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2023-09-26

西尾まうさんとBOYS AND MENの勇翔さん、辻本達規さん、平松賢人さん、本田剛文さん 映画『Somedays』名古屋でインタビュー


 

10月6日(金)よりミッドランドシネマにて先行公開、10月13日(金)よりミッドランドシネマ名古屋空港、刈谷日劇ほかで公開となる映画『Somedays』は静岡を舞台に、養護施設出身の若者たちがさまざまな問題を抱えながらも家族と仲間の絆、友情を築いていくヒューマン・ドラマです。同じ時期に児童養護施設で成長し、久しぶりに再開した5人が当時の夢だった音楽活動を開始するストーリーです。

主演をつとめる西尾まうさんとBOYS AND MENの勇翔さん、辻本達規さん、平松賢人さん、本田剛文さんが名古屋でインタビューに応じました。本作は9月上旬にマドリード国際映画祭でで最優秀外国映画主演女優賞と最優秀外国映画監督賞を受賞した話題の作品です。撮影前に全員参加で行われたレコーディングの様子、ダンスシーンの撮影中のエピソードなどを話してくれました。(取材日:2023年7月21日)

西尾まうさんが見た勇翔さんの様子 「モニタリングしてみたい!」とボイメンメンバー

西尾さんは勇翔さんとは2018年公開の映画『棘の中にある奇跡』などで共演経験があるものの、辻本さん、平松さん、本田さんとは本作が初共演です。本作でも共演シーンの多かった勇翔さんについて「無口と聞いていたけど、けっこう喋ってくれたんです。噂では静かな印象があったんですが、実際はその場の空気を回してくれる感じでした」と感想を話しました。その違いについて勇翔さんは「俺がやらなくても、みんながやるから。ボイメンがいない1人の時はちゃんとしなきゃって自覚があって、現場の空気を明るくしようと思って、いろいろやって喋っています」と撮影時の様子を振り返ると「僕らがいないところだと、よく喋るらしいんですよ!一度、モニタリングしてみたい!!」とメンバーから茶々を入れられていました。西本さんは勇翔さんがボイメンのメンバーと一緒にいる所は初めてみたそうで「(勇翔さんが)いじられキャラなんだと驚きました」と教えてくれました。

撮影期間は2022年5月の1週間。静岡県内を中心に撮影が行われました。ボイメンの4人は大部屋で一緒に過ごしたそうで、本田さんが「4人で大部屋で泊まり込みというのは、久しぶりですね。2人で泊まるとかはあるんですけど」となかなか貴重な時間だったことを明かし「10年以上一緒にやっているんで、別に喋りたいときは喋るけど、それぞれに好き勝手に過ごしていても負い目がないし、気まずさもないですね」と大きな苦労はなく、それぞれ快適に過ごしていたと話しました。

5人一緒のレコーディングは「緊張しましたよ!」「失敗したら全部わかっちゃう」ダンスシーンのリーダーは平松賢人さん

映画の撮影が始まる直前に初対面した5人は浜松で一緒にハンバーグを食べたと話しました。撮影前にレコーディングを行った5人、西尾さんは「レコーディングの時間は、とてもありがたかったです。5人の空気感がそこでできた気がします」と振り返りました。辻本さんは初対面の西本さんについて「女海賊のような、豪快な笑い方をするんですよ」と表現、本田さんは「飾らない感じがあって、気さくな雰囲気でした」とフォロー。

レコーディングは5人が1人ずつブーズに入って順番に行われたそうで、平松さんは「みんなが一緒にスタジオに入っていて、横で順番を待っていて、平松から行こうかって言われたんで、緊張しましたよ!」と話すと、本田さんも「そうそう、グループの楽曲レコーディングの時は次のメンバーがギリギリに入ってきて、他のメンバーのレコーディング風景を見ることがないので」と説明。平松さんは「そう!だから失敗したら全部わかっちゃう」と独特の緊張感があったと振り返りました。1発OKだった平松さん、しかもキャラを出して歌ってたよね」と言うと、平松さんは「普段は、リードボーカル的に結構大切なパートを歌わせてもらうことが多いんですけど、今回はラップパートだったので、でも音源を聞きこんで、癖とか歌いまわしを頭に入れてレコーディングに臨みました」とかなりの練習を積んだそうで「1人でカラオケに行って、曲を入れずにヘッドホンをして歌っている怪しい人でした」と話しました。レコーディング時の様子をそれぞれに話してもらうと、辻本さんは「平松以外は素人という設定だったので、あまり丁寧に歌わずに、勢いで」、勇翔さんは「いつもは掛け声とかが多いので、今回は曲の雰囲気とか、意識して大きい声を出すとかしていました」、本田さんは「いじられるの嫌だから。。。」と話してくれました。

5人の素敵な歌声が聞けるミュージックビデオが公開されています!

映画『Somedays』は5人の若者が夢だった歌とダンスのグループを結成して、だんだん人気になっていく過程が描かれています。平松さんは唯一のプロダンサーを演じていて、最初のステージでダンスを披露するまで、他の4人のメンバーにダンスの指導をするシーンがあります。平松さん以外の4人は踊れないお芝居をするのはなかなか大変だったと話しました。本田さんは「最初に振付を入れちゃっていたので、リアルにできないときってどんな状態か、逆にわからなくなっちゃって、振付を覚えちゃっているから、わざと間違える風になると難しくて、付き合いの長いファンの人が見たら、わざと間違えてるなってわかるかもしれません」などと話し、撮影の途中でダンスの練習をすればよかったと後悔する一幕も。西尾さんも「ダンスは好きなので、振りもすぐに入っちゃいますし、本田さんが言うように難しかったです」「わざとカウントをずらして踊って、ズレているようにしたりしていました」と苦労があったと語りました。

平松さんはダンス指導のシーンについて「あそこは全部セリフがなくて、アドリブです」と笑顔。「ダンスの決めポーズも、その場で決めていました。普段からダンスリーダーをしていたからこそできたと思います」と話しました。ダンスシーンでの苦労について辻本さんが本田さんとぶつかるシーンをあげ、本田さんは「あれは難しかったんですよ。仮にぶつかってもあんな風に失敗しないよね!」と笑いながら振り返っていました。

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歌、ダンス、物語 全員で作り上げた『Somedays』の見どころをアピール

歌とダンスのグループを結成して夢に向かう5人の若者を描いた映画『Somedays』の見どころについて、平松さんは「撮影した静岡の魅力がたくさん詰まってて、美味しい苺とか、観ると食べたくなると思うのでぜひ静岡に行ってみてください」と撮影場所である静岡についてコメント。本田さんは「本当に優しい気持ちになれる作品だと思います。作品を通して誰かを大切に思う気持ちの尊さと、その気持ちがすれ違ってしまうということも描かれていてます。ご覧なった皆さんが、大切な人を大切にしようということを改めて再確認してもらえるような映画になってると思います」と物語の内容について話しました。

辻本さんは「多様性っていうところがすごく大事にされてる中で、自分とは違った境遇だったり、自分には理解ができないような人たちもいる中で、そういう人たちも自分たちと変わらず一生懸命に生きていることを伝えるのは今の時代にすごく必要だと思いました」と語り「特別な人を特別視するんじゃなくて、普通に接することの大事を僕はこの映画から学びました」と本作から感じたことを教えてくれました。

勇翔さんは「血の繋がりだけじゃなく、家族だって思ってしまえば家族です。色々な家族の形があって、それぞれの家族に幸せがあって、僕はいいと思います。この映画をきっかけに改めて、自分の家族と向き合って欲しいです」と伝え、西尾さんは「この映画のストーリーもそうなんですが、私達の歌や踊りを見て、少しでも一緒に頑張ろうって思えるような作品になれたらいいなと思います」と締めくくりました。

作品概要

映画『Somedays』

10月6日(金)よりミッドランドスクエアシネマにて先行公開

10月13日(金)よりミッドランドシネマ名古屋空港、刈谷日劇ほかROADSHOW

監督/脚本:曽根剛

プロデューサー:西尾友子、松坂利和

脚本:森田剛行

出演:西尾まう、勇翔、辻本達規、本田剛文、平松賢人、西村知美、田中杏、大場泰正、倉野章子、池田拓矢、伊藤一正、東ちづる、渡辺徹

配給:ベストブレーン=刈谷日劇

共同配給:SUNRISE

企画・製作:Yuu Promotion

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