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2022-08-09

「私の癒しは古川さん」にもクールに対応 映画『劇場版 ねこ物件』名古屋舞台挨拶に古川雄輝さん、長井短さん、本田剛文さん、綾部真弥監督が登壇


 

8月5日より公開中の映画『劇場版 ねこ物件』は猫付きシェアハウス「★★(二星)ハイツ」を舞台に、猫と人との繋がり方や新しい家族の形を描いたハートフル・ストーリー。2022年4月からテレビ神奈川、TOKYO MX、BS11などで放送され話題になったテレビドラマの劇場版で、4人の同居人がそれぞれの夢を追って新たなステージへと旅立っていった後、ある理由からかつての入居者たちが帰ってくることになる物語。主人公の二星優斗を演じた古川雄輝さん、不動産会社の広瀬有美役の長井短さん、矢澤丈役の本田剛文さん(BOYS AND MEN)、脚本もつとめた綾部真弥監督が名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで行われた舞台挨拶に登壇しました。

撮影時のエピソードや古川さんが好きな名古屋メシ、本田さんが紹介するディープな名古屋スポット、それぞれの「癒し」についてのトークなど、メンバーの仲の良さが伝わってきた舞台挨拶の様子をレポートします。(取材日:2022年8月7日)

古川雄輝さん「僕はあのカットが好き」と猫と一緒の撮影を振り返る

映画『劇場版 ねこ物件』は2022年4月からテレビ神奈川、TOKYO MX、BS11などで放送され話題になったテレビドラマの劇場版で、古川雄輝さんが主演し、綾部真弥さんが監督・脚本をつとめています。映画では、クロとチャーという2匹の猫と暮らす優斗が弟を探し出すために、“猫付きシェアハウス”と自分の存在を全国に知らしめて、再び住人を募ることを決意。そんな優斗をサポートしようと、かつての同居人が帰ってきます。映画『劇場版 ねこ物件』の公開を記念して、名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで上映前の舞台挨拶が行われ、古川雄輝さん、長井短さん、BOYS AND MENの本田剛文さん、綾部真弥監督が登壇しました。

古川さんは集まった観客に感謝の気持ちを伝えながら「とにかく癒される映画です」、長井さんは「たくさんの人に集まっていただけて嬉しい限りです」と挨拶。本田さんは「名古屋出身・在住で、地元なので気が緩んでいます」とリラックスした様子で観客を笑わせ、綾部監督は「客席が近くて嬉しいです。皆さんの顔がよく見える!」と名古屋での舞台挨拶を喜んでいる様子でした。

撮影中のエピソードを聞かれた古川さんは「寝ているときにチャーが僕の胸元に乗ってくるシーンで、最初はシャーって言われてしまって。僕はあのカットが好きで、乗っけた後に一回、ベット横に置いたまま起き上がらないといけなくて、なるべくチャーに触れないように足を下ろして起き上がって、カットがかかるので、猫と一緒に映るシーンは撮影が大変でした」と話しました。

長井さんも「猫も人間も食事をするシーンがあるんですが、猫さんが3匹一緒に『いただきます』をしなければいけないところがあって難しいんですよ。なんとか頑張って一緒に食べてくれた後に自分のセリフがあった時には汗だくで、凄いプレッシャーでした」と猫との撮影の苦労を教えてくれました。劇中に出てくる料理の美味しさを何度もアピールしてきた本田さんは「小鉢が4つくらいあって、朝からあの品数を作っている優斗さん、★★ハイツに住みたくなると思います」と言い、尋常じゃなく美味しい立田揚げのレシピが映画のパンフレットに載っていることも伝えていました。綾部監督は「なるべく広い画で、古川くんと猫が遊んだり、みんなの中に猫がいたり、リラックスした感じで比較的うまくいったかなと思います」とドラマの撮影から培ってきた経験が映画につながっていると話していました。

ディープな名古屋トークで和気あいあい「それ、楽屋で聞いてもらっていいですか?」

名古屋での舞台挨拶ということで名古屋に関するエピソードを聞かれると、古川さんは「僕は名古屋にはファンイベントをやるときに来るのですが、打ち上げでは味仙に行きたくて、味仙の酢豚が好きで、今日も食べて帰れればいいなと思います」と話しました。長井さんは「“名古屋はええぇぇぇよ”という歌が気になっていて、あれは何の歌なんですか?」と本田さんに質問すると「あれは名古屋を上げて、よその都市を下げる歌です。めちゃめちゃコアですね」と説明すると古川さんが「それ、楽屋で聞いてもらっていいですか?今やることじゃないでしょ」とスマートにツッコんで、会場は爆笑に包まれていました。

名古屋人としてはまさか映画の舞台挨拶で、つボイノリオさんが歌う名古屋のご当地ソング「名古屋はええよ!やっとかめ」(1985年リリース)が話題になるとは驚きと嬉しさでいっぱいになりました。ちなみにこの曲は、中日ドラゴンズの応援歌「燃えよドラゴンズ!」の作詞作曲の山本正之さんがプロデュースおよび作詞・作曲・編曲をつとめています。公式の動画や音声が見つけられなかったので、ここでのご紹介は差し控えますが、気になる方は「名古屋はええよ!やっとかめ」で検索してみてくださいね。

綾部監督は名古屋でのいい思い出として、「水野勝くんと名古屋で舞台挨拶をしたときに、初めて“綾部監督”って書いてあるボードがあって、めちゃくちゃ嬉しくて」と笑顔で教えてくれました。そのボードは帰り際にプレゼントしてもらい今でも大切にとってあるそうです。このトークの際に、古川さんが客席を見回して今回は”綾部監督ボード”がないことを確認したのか、観客にアイコンタクトをするようにコミュニケーションを取っている様子がありました。古川さんは舞台挨拶中、常に客席に目線を配って、観客と交流を図っていて、ファンと過ごす時間を大切にされていることが伝わってきました。

名古屋のおススメを聞かれた本田さんは「喫茶マウンテン」を紹介。「変わった料理を出すお店で、甘口メロンスパゲッティっていう、メロンを練りこんだホカホカのパスタの上にメロンの切り身が載っている」とメニューのひとつについて話すと、古川さんが「美味しそう」と興味津々の様子。

こちらが話題になった「甘口メロンスパ」です。

「喫茶マウンテンに行ったといえば、なかなかの名古屋通。名前になぞらえて、お店に行くことを“登山”、帰り道を“下山”、食べきれなかった場合は“遭難”と言います。マウンテン用語を使いこなせれば名古屋通です」という本田さんの説明を聞きながら、「みんな頷いてる」と観客の反応をチェックしていた古川さん。ぜひいつの日か、古川さんのSNSに「喫茶マウンテン“登頂”」が投稿されることを期待したいと思います。

長井短さんの「私の癒しは古川さん」にもクールに対応

映画にちなんで「癒される瞬間」を聞かれ、古川さんは「僕はおじさんが好きなものが好きで、車・ウィスキー・ゴルフ・麻雀ですね。ファンイベントの打ち上げは麻雀で締めることが多かったので、癒しだったんですけど。なかなか機会がなくて、またできればいいなと思っています」と話しました。長井さんは、舞台挨拶も今回で一旦最後になるといい「私の癒しは古川さんですね」といきなり発言。隣に立つ古川さんは「どうした?」と驚いた様子。

基本的にクールな感じだという古川さんに対して、長井さんが「たまぁに笑ってくれるので、それを求めてみんなが話しかけて、笑ってくれた時の喜びはすごくて、一日の疲れが取れます。いつもありがとうございます」と深々と感謝の気持ちを口にすると、古川さんが「いえ」とクールに返答。そのやり取りがとっても楽しくて、メンバーの仲の良さが伝わってきました。

本田さんは「名古屋に帰ってきた時が癒し」と答え「新幹線で三河安城の駅を通過したときに流れる車内アナウンスを聞くと嬉しい!名古屋が癒し、名古屋が好きです」と深い名古屋愛を伝えてくれました。

舞台挨拶の終盤に話題は「猫とは何か?」になり、綾部監督は「猫を研究して思うのは、それぞれで、映画の中に込めようと思って、映画の中に入っていると思います。家族や友人との距離感や関係性を猫が教えてくれるような気がして、映画を観て“私にとっての猫とは?”を見つけてもらえれば」と語ってくれました。本田さんは「猫は歩く世界平和と呼びたいと思います。悩んだり、憤ったり、悲しかったり、(心が)ささくれ立ったりしていても、猫をじっと見ていると9割8分くらいはどうでもよくなる。負のメンタルを回復させてくれて、時として学びを与えてくれる」と実家の猫とのふれあいの中で感じたことを話してくれました。長井さんは猫好きの夫から聞いたこととして「赤ちゃんはすごくかわいいけど、曲がり角を曲がって急に現れることはない。けれど猫は現れんるんだと教えてくれました」と、古川さんは「主人公と考え方は同じで、自分にとって(猫は)家族で癒しの存在。僕も2匹飼っているので」と和やかに猫トークを繰り広げてくれました。

最後の挨拶で本田さんは「この作品は心の癒しの一つになると思うので、しんどいときに見返したくなる作品。長く長く愛してほしいです」と本作への想いを伝えました。長井さんが「お客さんの顔を見られる機会がなかなかないので、この仕事をできていて幸せだなと思います」と気持ちを話してくれました。綾部監督は「いろんな願いを込めて一生懸命作りました。猫と人が共に暮らすことの彩りや素晴らしさ、同じ屋根の下に人と人が暮らすことを大切にしたと思って作ってきました」と作品に込めた思いを語りました。古川さんは「とにかく癒される映画ですので、ストレスとかを感じたら何度でも劇場で見てください。今日はゆったりリラックスして観てもらえれば」と集まった観客に感謝の気持ちを伝え、舞台挨拶を締めくくりました。

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作品概要

映画『劇場版 ねこ物件』

8月5日(金)ミッドランドスクエアシネマほか全国公開

監督・脚本:綾部真弥

出演:古川雄輝 細田佳央太 上村海成 本田剛文(BOYS AND MEN) 松大航也 金子隼也 山谷花純/長井 短 竜 雷太

主題歌:SPiCYSOL「Bell」(ワーナーミュージック・ジャパン)

配給:AMGエンタテインメント

公式HP https://neko-bukken-movie.com

© 2022「ねこ物件」製作委員会


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