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2021-06-21

由紀さおりさんにボイメン小林豊さん&本田剛文さんが「名古屋で1日エスコート対決」 映画『ブルーへブンを君に』名古屋舞台挨拶


 

6月11日から公開中の映画『ブルーへブンを君に』は岐阜県西濃地区を舞台にした地方創生ムービーです。実現不可能といわれていた青いバラ「ブルー・へブン」を生み出した育種家の女性がモデルとなっていて、余命宣告をされながらも“やりたいこと”を叶えるために行動するおばあちゃんのアクティブさに元気と勇気がもらえる映画です。公開3日目となったこの日、名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマでの上映後に公開記念舞台挨拶が行われ、本作が映画初主演となる由紀さおりさん、主人公の孫役で出演しているBOYS AND MENの小林豊さんと本田剛文さん、秦建日子監督が登壇しました。

由紀さんが生出演した東海テレビ「タイチサン!」について、秦監督が由紀さんに主演をお願いした良かったと感じた出来事などを話してくれました。また小林さんと本多さんによって「名古屋で1日エスコート対決」が行われ、由紀さんが絶妙な返答をするなど楽しい盛り上がりをみせた舞台挨拶の様子をレポートします。(取材日:2021年6月13日)

2019年5月 岐阜の河本バラ園で撮影中の映画『ブルーヘブンを君に』由紀さおりさん、BOYS AND MENの小林豊さんと本田剛文さん、柳ゆり菜さん、秦建日子監督が会見

岐阜で撮影した映画『ブルーへブンを君に』 夢を叶えるアクティブなおばあちゃんを好演した由紀さおりさんにインタビュー

東海テレビ「タイチサン!」生出演した由紀さおりさん 国分太一さんとの会話も紹介

映画『ブルーへブンを君に』は岐阜県西濃地区にある1市3町( 大垣市・池田町・揖斐川町・大野町)を舞台にした“地方創生ムービー”です。交配で作ることは不可能だと言われてきた青いバラ「ブルー・へブン」を生み出した岐阜県大野町にある河本バラ園の河本純子さんをモデルとした女性を本作が映画初主演となる由紀さおりさんが演じています。

名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで行われた公開記念舞台挨拶に登壇した由紀さんは「皆さま、こんにちは!映画を観てくださってありがとうございます。映画館が休業しなければならない状況になり、(公開が)1年延びてしまって、(客席数が)50%ということでしたけれど皆さんにみていただけて安心しています」と挨拶し、映画を観終えたばかりのお客さんに「(私の)実際はこんなもんなんですよ(笑)」と笑顔でジョークを飛ばし、会場が和やかな雰囲気に包まれました。

主人公の孫役で出演しているBOYS AND MENの小林豊さんは司会者から「おかえりなさい」と声をかけられると「住んでいるんで、(ただいまというより)ヤッホーくらいな感じかもしれないです!」といつも通りリラックスした様子で「アイラブ!ユーラブ!ゆーちゃむです!」と挨拶すると、マスコミ向けにシャッターチャンスも作ってくれました。

この日、東海テレビで日曜12時~生放送されている「タイチサン!」に出演した由紀さんは「(国分太一さんに)会えるから楽しみだと思っていたのに、彼は東京からリモートで、(彼は)CM中に『主演して、最後に自分で歌って締められるのはいいよな』なんて(映画の感想を)言っていました」と教えてくれました。

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「僕は勝ったなと思いました」由紀さおりさんが主役でよかった!!

余命宣告をされながらも“やりたいこと”を叶えるために行動するアクティブなおばあちゃんを演じた由紀さんは「女の人生が長くなって、自分が想いを寄せるものがあるということは幸せなことだと感じました」と話しました。河本バラ園での撮影ではバラを綺麗に咲かせてくれていたことへの感謝の気持ちを述べ、モデルとなった河本さんとの交流を話しながら「河本さんにとってのバラ、私にとっては歌うこと。みたことのない新しい自分に出会いたいという気持ちで生きていきたいと思っていて、チャレンジしていることがあります」と話しました。また由紀さんは「病を抱えている役だったんですが、あまりシリアスにならないように、最後に自分の夢を実現させるきっかけや勇気をもらえる内容になっています」とポジティブな映画でかることをアピールしました。

本作は秦監督のオリジナルストーリーで、脚本を書いているときから由紀さんが頭の中にあったそうで「病気の設定もあるのですが、明るくて楽しくてハッピーな気持ちに満ち溢れる映画にしたいので、登場するだけでポジティブなオーラに満ちた方に主演してもらいたくて、由紀さおりさんしかないと思って、清水の舞台から飛び降りる気持ちでオファーしました」と明かしました。また秦監督は河本バラ園でのクランクインの様子を振り返り「由紀さんの『アキレス腱をね、伸ばしているの』というセリフでスタッフがドッと笑ったんですよ!(その瞬間に)僕は勝ったなと思いました。こういう楽しさを積み上げていこういう気持ちがスタッフで共有できて、初日の緊張もほどけて、良かったです」と由紀さんの力を実感した出来事を教えてくれました。

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舞台挨拶の中盤で小林さんは「旅行先で見つけてきたブルーヘブンにしか見えない‟青いバラのピンブローチ”を由紀さんにプレゼントさせていただきました」と話し、そのブローチを由紀さんは大変気に入っているようで、この日も胸元に付けていました。さらに小林さんが「自分のおばあちゃんが小さい頃に亡くなっているので、(撮影中に)一緒に過ごして、この年になっておばあちゃんっ子になれてよかったです。この先もずっと(おばあちゃんだと)思っています」と告白すると「ずっと、いいわよ」と答え、小林さんは「やったー」と立ち上がって喜びを表現していました。

事前にTwitterで募集した「由紀さんを名古屋で1日エスコートするならどんなプラン?」という質問に小林さんは「由紀さんが撮影でひつまぶしを食べれなかったっておっしゃってた、“イチビキ”さんというところにお連れしたいです」と提案すると、由紀さんは「さっき、食べてきちゃったのよーーー」と答えました。残念そうにする小林さんは「小林の車でお迎え付きというプランだったのですが」と食い下がりますが、本田さんは「小林はなかなか目立つ車に乗っていますよ!」と暴露する展開に。本田さんのプランはと聞かれると「僕の実家が江戸中期より続く仕出屋でお座敷もあるので、両親に予算度外視でいいものいっぱい集めてもらって、普段と違うフォーメーションでいいので全力投球のおもてなしをしたいと思います」と提案、由紀さんは「両方とも食べ物(の提案)なのね。美味しいものをいただけるのは健康な証です。本田君、どうぞよろしくお願いします!!」と答え、本田さんに軍配が上がる結果となりました。

撮影中も由紀さんは小林さん、本田さん、柳ゆり菜さんなどと仲良く交流をしていたそうで、「黙っていると怖いおばちゃんみたいになっちゃうのは良くないので、若い人の中に自分から飛び込んでいくようにしています」と意識していることを教えてくれました。最後に由紀さんは「生涯を賭して夢を見る出来事が自分の傍らにあって、頑張っている姿をこの映画で伝えられたらと思っています。人生100年時代、まだまだ新たな展開が起きるような時代でどう自分が生きるかを示唆してくれていると思います」と作品をアピールしました。エンドロールの後に秦監督が付け加えたというシーンは由紀さんのお気に入りだそうで、ぜひ最後まで席を立たずに楽しんでくださいね。

作品概要

映画『ブルーヘブンを君に』

2021年6月11日より ミッドランドスクエアシネマほかで公開

<ストーリー>

鷺沢冬子(由紀さおり)、63歳。誰にも作れないと言われた、世界初の青いバラ「ブルー・ヘブン」の生みの親として、園芸家としてはちょっとだけ有名だけれど、今は孫や家族に囲まれて暮らす普通のおばあちゃん。そんな冬子には家族には言えない秘密があった。がんが再発して現在余命半年のステージⅣと診断されたのだ。「治療に専念して余命を延ばそう。まだまだより残したことがあるだろう!」主治医の川越(大和田獏)の叱咤激励に、冬子はある“やり残したこと”を思い出す。それはハングライダーで空を飛ぶことだった。病気のことは内緒にしたまま、冬子は蒼太(小林豊)と正樹(本田剛文)の二人の孫と、その友人で溶接工の夏芽(柳ゆり菜)を巻き込み、不可能といわれた夢にチャレンジしていく・・・。

<キャスト>

由紀さおり、小林豊(BOYS AND MEN)、本田剛文(BOYS AND MEN)、柳ゆり菜

大和田獏、寺脇康文

<スタッフ>

監督:秦建日子

脚本:秦建日子、小林昌


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