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2019-01-31

「素直に涙がこぼれた」大泉洋さん 映画『そらのレストラン』で実在するチーズ職人を演じる


 

1月25日に公開された映画『そらのレストラン』は大泉洋さんが主演した『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』に続く、雄大な自然が育む豊かな食と温かな人間ドラマを描いてきた北海道映画シリーズの第3弾です。

北海道で酪農業を営みながらチーズ作りの修行をする主人公を演じた大泉さんに名古屋でインタビューしました。北海道映画シリーズへの想いや“せたな町”の食、娘役の庄野凛ちゃんとのシーンについてなど様々なお話を聞かせてもらいました。(取材日:2019年1月23日)

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「味仙の台湾ラーメンは痛し痒し」大泉洋さん映画『そらのレストラン』名古屋での舞台挨拶に登壇

北海道“せたな町”の食材や風景を届ける映画

映画『そらのレストラン』は大泉さんが主演し北海道を舞台に食の豊かさと人の温かさを描いてきた「しあわせのパン」(2012年公開)、「ぶどうのなみだ」(2014年公開)に続く第3弾となる作品です。このシリーズについて大泉さんは「見せたい北海道の風景があって、見せたい北海道の食材があって、それを物語とあわせた映画という形で届けている作品なんです」と話し「どうしようもなく北海道を宣伝したい思いが強い人なもんですから、もうひとつ気合いれなければならないと思っていました」と北海道愛の強さと作品への思い入れを語りました。

また大泉さん自身、今回の撮影で初めて“せたな町”を訪れたそうで「海鮮もあれば牛や羊、豚、畑もあって何を食べてもおいしい町ですが、意外に海苔も美味しいんです」と話し「一番おいしかったのはヒラメかな。1000円であんな活造りが食べられるとは思わなかったです」とグルメな大泉さんがせたな町の食を堪能したことを教えてくれました。

また大泉さんは「モデルとなった“やまの会”の人たちは食材への感謝がすごかった」と振り返り「自分の育てるものに愛情をかければかけるほど出荷するのが辛くなる。厳しい仕事だなぁと思いました」と話しました。映画『そらのレストラン』は生き物の命を「いただく」ということについて考えるきっかけになる作品でもあります。「食べる」ことに関しての意識の変化を聞くと「気にしすぎたら食べれなくなるからね。羊に関して言うとラムじゃなくてなるだけマトン食べたいなと思うようになりましたね」と教えてくれました。

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深川監督の演出で「素直に涙がこぼれた」

北海道映画シリーズの前2作は三島有紀子さんが監督・脚本をつとめていましたが『そらのレストラン』は深川栄洋さんが監督をつとめています。現場の様子は大きく違いはなかったと話しながら「前2作とは違い、実際のエピソードが多いんです。モデルとなった“やまの会”のみなさんからいろいろお話も聞いているので、感情移入しやすかったです」と明かしました。「10年物のパルメザンチーズを食べる大切な場面で深川監督が心情を細やかに話してくれたので、素直に涙がこぼれました」と深川監督の演出のうまさを語ってくれました。

また深川監督の演出で驚いたこととして、他のキャストが会話をしているシーンの背景として大泉さん演じる主人公と仲間たちが映るので「なんかやっててください」と言われていたそうで「どうせ音は使わないと思っていい加減なこと話していたのに、映画を観たら結構使われていて焦りましたね」と共演者たちも驚いていたことを明かしました。

撮影が進むうちにマキタスポーツさんなど共演者とも打ち解けたようで、チームワークの良さがスクリーンからも伝わってきます。大泉さんは「マキタさんは本当におもしろかった。あんなおもしろいおじさんはいないわ(笑)」と話していました。

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娘役の庄野凛ちゃんの頑張りに演技を超えた歓びの拍手

映画『そらのレストラン』で主人公の娘役を演じた庄野凛ちゃんについて聞くと「弱音を吐かずに健気に頑張るんです」と現場での様子を教えてくれました。また、凛ちゃんは映画の中で自転車に乗れるようになるシーンのために東京で自転車の練習をしてきたそうです。しかし撮影の期間が空いてしまって乗れなくなってしまい、可哀そうだったと振り返りながら「深川監督がエンドロール用に自転車に乗るシーンを作ってくれたんです。僕や本上さんは本当に喜んでいます。『おー!乗った乗った乗った!』はリアルな言葉なんです」と演技を超えたシーンであることを明かしました。素敵なシーンなので、エンドロールの最後までお見逃しなく!!

また大泉さんは「撮影中に自分の子どもになかなか会えない寂しさを凛ちゃんにぶつけていましたよ(笑)」と実際の娘と近い年齢の凛ちゃんを常に抱っこしていたことを告白していました。



作品概要

映画『そらのレストラン』

1月25日(金)より伏見ミリオン座ほかにてロードショー

出演:大泉洋、本上まなみ、岡田将生、マキタスポーツ、高橋努、石崎ひゅーい、眞島秀和、風吹ジュン、小日向文世

監督・脚本:深川栄洋

脚本:土城温美

主題歌:「君がいるなら」スカート

挿入歌:「Bradford」世武裕子/ 「花束にかえて」 スカート

©2018「そらのレストラン」製作委員会

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