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2018-09-11

名古屋にキャスト勢揃い!映画『泣き虫しょったんの奇跡』舞台挨拶で「おつかれサマー!」


9月7日に公開した映画『泣き虫しょったんの奇跡』はサラリーマンからプロ棋士編入という偉業を成し遂げた瀬川晶司五段の自伝を映画化した作品です。公開3日目に名古屋で舞台挨拶が行われ、松田龍平さん、永山絢斗さん、渋川清彦さん、新井浩文さん、窪塚愛流さん、豊田利晃監督が登壇しました。豊田監督を慕うキャストの面々のクロストークや、今作が映画デビューとなった窪塚さんをあたたかく見守る先輩たちによる楽しく明るい舞台挨拶の様子をレポートします。(取材日:2018年9月9日)

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キャストが勢揃いした名古屋での舞台挨拶

映画『泣き虫しょったんの奇跡』は実在する現役プロ棋士である瀬川晶司五段の自伝が原作で、監督デビュー20年、本作が10作目の監督作となる豊田利晃さんが脚本・監督をつとめています。名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで行われた映画上映後の舞台挨拶に青年時代以降の瀬川さんを演じた主演の松田龍平さん、奨励会の棋士仲間やライバルを演じた永山絢斗さん、渋川清彦さん、新井浩文さん、少年時代の瀬川さんを演じた窪塚愛流さん、豊田利晃監督の6名が登壇しました。

松田さんは「名古屋に来られて嬉しいです。」と述べ、渋川さんは「名古屋だがやー!!日曜の昼だぜ!楽しんでいこうぜ!」と大きな声で客席を盛り上げました。新井さん以外の登壇者はみんなジャケットを着ていたことについて、新井さんが「1人だけやる気ない格好で、、」と私服であることを詫びると、「豊田さんの映画だからね。いつもは着ないもん。」と豊田監督の『ポルノスター』から出演している渋川さんには特別な想いがあることを明かしていました。窪塚さんは舞台挨拶に登壇した回数を聞かれると「4回目です。そんなに緊張していないです。」と落ち着いた様子で挨拶をしていました。

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将棋に一番はまった永山さんの奥の手は?

映画公開を迎えた感想や周囲の反応などを聞かれた松田さんの返答に新井さんや渋川さん、豊田監督がツッコミを入れるなど和気藹々とした雰囲気でトークが進んでいきました。新井さんが「昨日ネット(の舞台挨拶の記事)で、豊田組全員シャイボーイって書かれてたんですよ!」と話すと松田さんは「シャイじゃないテンションってどんな感じなんだろう。言うのは楽だな!」と言うと渋川さんが「イェーーイとかじゃない。」と笑いながら話していました。

キー君(渋川さん)と同じ位の強さだったのに、どんどん強くなっていて、最後結構負け越していました。将棋負けるとすごい悔しいんですよね。」と対戦の感想を述べていましたが、昨日、松田さんが初段になったことが話題になると客席から大きな拍手が起こりました。昨日のイベントで松田さんが「挑戦、受けます!」と言っていたことについて新井さんが「どこで受けるの?家に行ったらいいの?」と訊ねると「盤と駒があればどこでも道で声かけて貰えれば、喫茶店かどこかで。」と会場のお客さんを笑わせました。

永山さんは「この作品やってから嘘みたいに(将棋に)はまっていて毎日やっています。本を読んだりもしています。」と話し、名古屋に来る途中の新幹線でも藤井聡太七段が参加していた将棋チャンネルの非公式戦の中継を見ていたことを明かしていました。

また、昨日の舞台挨拶の間にも将棋の携帯ゲームをやっていたそうで、新井さんが「(オンライン対局で)困ったら瀬川さんにこれどうやったらいいですか?って聞いたりしていました。それダメでしょってツッコミましたけど。」と暴露されると、永山さんは苦笑いしつつ「僕も早く初段が欲しいです。」と将棋への想いを語っていました。



 

豊田監督がこだわった将棋を指す手つき

今作が映画デビューの窪塚さんは「僕、目が泳いだり口がモゴモゴしちゃったりするので、その癖を出さないように気をつけました。」と撮影中に気をつけたことを話してくれました。豊田監督はプロ棋士を目指す若者のための養成機関である奨励会に在籍していた経験があり、将棋の映画を撮るにあたって「将棋を指す手が下手だとすぐに偽物だとわかるので、そこだけはこだわりました。」と語り、「一番最後に指している手は僕です。」とエンドロール後のワンカットへの出演を明かしました。

松田さんはこのカットの監督をつとめたそうで、豊田監督は「(松田さんに)ディレクターズチェアに座ってもらって、よーいスタートって言ってもらったんですよ!」と撮影の様子を教えてくれました。「結構NGだされて、50回くらい?」と話すと、新井さんは「昨日20回って言ってたじゃないですか!!」と指摘されつつ「多いほうが面白いかなと思って。」とサービス精神からくるリップサービスも含まれていたようです。

将棋を指す手つきの話は7月の名古屋でのインタビューの際にも話してくれていました。インタビューの様子はこちらで

映画『泣き虫しょったんの奇跡』松田龍平さんと豊田利晃監督に名古屋でインタビュー

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最後は渋川さんの一発ギャグ!!

舞台挨拶も終盤になり、豊田さんが好きでこの仕事を始めたと話す永山さんの挨拶中に松田さんが「(永山さんが)試写会で寝てたって。」と口にすると会場に大きな笑いが起き、永山さんが「ここでいいますか?気絶しました。」と返すと、ついつい言ってしまった松田さんが「あ、ごめん。」と謝る様子が微笑ましかったです。

最後の一言を求められると思っていなかった窪塚さんは、何を言えばよいのか困った様子で、豊田監督から耳打ちされ「ありがとうございました!」と初々しく想いを伝えていました。

豊田監督は「原作を読んで、人との出会いが今の自分を作っているなと気づかされました。奇跡とは人との出会いのことだと思っています。僕にとっても気心の知れたキャストと仕事ができて奇跡のような経験でした。みなさんにもステキな出会いがあることを祈って、最後に渋川清彦に一発ギャグで締めてもらいたいと思います!!」と振ると、渋川さんは勢いよく「行くぞー!おつかれサマー!!」と叫んで、舞台挨拶は終了となりました。

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作品情報

映画『泣き虫しょったんの奇跡』

公開時期:2018年9月7日(金)

出演者:松田龍平、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、渋川清彦、駒木根隆介、新井浩文、早乙女太一、妻夫木聡、松たか子、美保純、イッセー尾形、小林薫、國村隼

監督・脚本:豊田利晃

音楽:照井利幸

原作:瀬川晶司「泣き虫しょったんの奇跡」(講談社文庫刊)

©2018「泣き虫しょったんの奇跡」製作委員会 ©瀬川晶司/講談社

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