「結婚は試練？」水野勝さん、松下由樹さん、香月秀之監督 映画『お終活 熟春！人生、百年時代の過ごし方』名古屋でインタビュー
5月21日より公開となる映画『お終活 熟春！人生、百年時代の過ごし方』は男性ユニット「BOYS AND MEN」（ボイメン）の水野勝さんが主演する終活エンタテインメント作品です。水野さんが演じる葬祭会社の新人営業マンと終活を通して人生の整理に動き出す家族の姿をコミカルに描くヒューマンドラマです。 映画公開まで1ヶ月をきったこの日、 水野さん、松下由樹さん、香月秀之監督が名古屋市内でインタビューに応じてくれました。（取材日：2021年4月26日）
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「結婚は試練？」水野勝さん 熟年夫婦のお終活を通じて感じた「夫婦」とは
映画『お終活 熟春！人生、百年時代の過ごし方』は「生きているうちに人生の整理を行い、新たな気持ちで残された次の人生に臨むこと=終活」を題材にした笑って泣けて、役に立つ終活エンタテインメント作品です。主演は男性ユニット「BOYS AND MEN」（ボイメン）の水野勝さんで、葬儀会社に転職したばかりの新人営業マンを演じています。橋爪功さんと高畑淳子さんが演じる熟年離婚寸前の夫婦、剛力彩芽さん演じる娘の家族が終活を通して人生の整理に動き出す姿をコミカルに描いています。
終活に前向きになる妻と聞く耳を持たない夫という熟年離婚寸前の夫婦の間に入って右往左往する葬儀会社の新人営業マンを演じた水野さんに結婚や夫婦関係について感じたことを聞くと「男女の関係って変わっていくんだなっていうのはこの映画ですごく感じました。結婚って試練なのかな？って僕ら世代は思いますけど、ハッピーなこともたくさんあるんだろうなとは思いました。両親に自分の子供を早く見せてあげたいなと言う気持ちにもなりました」と笑顔で話しました。また夫婦の関係性について香月監督は「人生の大きなイベント、結婚、出産の次ってないんです。最後のイベントについて考えるのがお終活、夫婦にとっての味方は思い出ですよ」と話し「いろいろな夫婦を取材をして作ったのですが、僕の中にあるこうなったらいいなぁと言う思いが反映されているかもしれません」と映画に込めた想いを語りました。
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現場では弟キャラだった水野勝さん「一生懸命打ち込むことが一番のお返し」
水野さんと松下さんは今作が初共演で、松下さんに主演をつとめた水野さんの様子を聞くと「主役なのでとても力が入っていたんだと思うのですが、そういうものを見せなかったんです。それが素敵だなと思いました。とても熱いものを持っていたんでしょうけど、力を抜いて、身近に接してくれるような対応してくれたので優しいなと思っていました」と教えてくれました。また松下さんから「（役柄的に）ドジっぷりだったり、いろいろな表情を見て、弟キャラな感じでしたけど、ボイメンではリーダーなので兄貴キャラなんですよね」と問いかけられた水野さんは「どっちかというと」と答えていました。
水野さんは「周りはベテランの方ばかりなので、一生懸命この作品に打ち込むこと。それが1番のお返しだなと思って現場に行きました。宣伝も頑張ってます！」と笑顔でアピールしていました。
松下由樹さんの完璧なトークに拍手喝采！
水野さんの上司役で終活セミナーを担当する葬祭ディレクターを演じた松下由樹さんは映画に特別協賛している名古屋市の老舗葬儀社・一柳葬具總本店で研修を受けたと話しました。松下さんは「実際に日常生活で知っておいた方が良い事がたくさんあって、親と子が終活について会話をするきっかけになるし、一緒に考えることが大事なんだということを感じました」とセミナーに行くと買わされたり押しつけられたりするのではないか？というイメージが変わったことを教えてくれました。松下さんは「自分が演じる葬祭ディレクターもそういう人でありたいと思いました」と実際に受けたセミナーが役作りの参考になったことを明かしました。
作品を通じて感じたことを聞かれた松下さんは「終活と聞くと縁起が悪いとか遠ざけたいと感じるかもしれませんが、終活を遠ざけるのではなく自分から前のめりにしていくことが大事なんだということに気がつかされました」と話し「お就活って前向きなことなんだと知れますし、映画の感想としてもハッピーなものが残ると思います。演じていて楽しかったです」と話し、松下さんの完璧な受け答えに取材陣から拍手が起きました。
香月監督は「芝居も完璧ですからね！」と言うと、水野さんも「パーフェクトです」と松下さんを絶賛し、その後水野さんが答えづらい空気に。水野さんは「両親やおじいちゃんおばあちゃんとの時間を大事にすること、普段は聞くことがない両親の馴れ初めを知ることっていいことなんだなぁと思いました」と答えると若い世代ならではの答えにまたまた拍手が起き、取材会場は笑いに包まれました。
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作品概要
５月２１日（金）ミッドランドスクエアシネマほか全国ロードショー
《ストーリー》
結婚五十年になる大原夫妻。夫の真一（橋爪功さん）が定年退職後、家にずっと居ることで妻の千賀子（高畑淳子さん）は夫在宅ストレス症に陥っていた。相手への気遣いも全く無くなり、真一は健康麻雀、千賀子は健康コーラスに通って趣味仲間にお互いの愚痴を言い合う、熟年離婚寸前の夫婦であった。そんな折、娘の亜矢（剛力彩芽さん）は自分が営むキッチンカーの客で、葬儀社に転職したばかりの菅野（水野勝）と出会う。菅野から終活フェアに誘われた亜矢は母親の千賀子に行くことを勧める。フェアで最新の終活情報を得た千賀子は前向きに今後のことを考えようとするが、真一は縁起でもないと嫌がり、新たな危機が生まれる。
出演：水野勝 剛力彩芽 松下由樹 高畑淳子 橋爪功さん
脚本・監督：香月秀之
製作幹事：ベンチャーバンクエンターテインメント
企画・製作プロダクション：フレッシュハーツ
配給：イオンエンターテイメント
(C)2021「お終活」製作委員会
上映時間：１時間５３分
HPアドレス：https://oshu-katsu.com/
