映画『お終活 熟春！人生、百年時代の過ごし方』名古屋先行上映会 水野勝さん、松下由樹さん、香月秀之監督が登壇
5月21日より公開となる映画『お終活 熟春！人生、百年時代の過ごし方』は男性ユニット「BOYS AND MEN」（ボイメン）の水野勝さんが主演する終活エンタテインメント作品です。水野さんが演じる葬祭会社の新人営業マンと終活を通して人生の整理に動き出す家族の姿をコミカルに描くヒューマンドラマです。ミッドランドスクエアシネマで行われた先行上映会の舞台挨拶に水野さん、松下由樹さん、香月秀之監督が登壇しました。
松下さんの地元でもある名古屋での舞台挨拶は撮影時のエピソードや特別協賛している一柳葬具總本店の方から学んだこと、名古屋弁にまつわるトークなど盛りだくさんで、水野さんから共演した剛力彩芽さんに関するリップサービスもありました。楽しい雰囲気で行われた舞台挨拶の様子をレポートします。（取材日：2021年4月26日）
新着情報
笑って泣いて役に立つ「終活エンタテインメント」
映画『お終活 熟春！人生、百年時代の過ごし方』は「生きているうちに人生の整理を行い、新たな気持ちで残された次の人生に臨むこと=終活」を題材にした笑って泣けて、役に立つ終活エンタテインメント作品です。主演は男性ユニット「BOYS AND MEN」（ボイメン）の水野勝さんで、葬儀会社に転職したばかりの新人営業マンを演じています。橋爪功さんと高畑淳子さんが演じる熟年離婚寸前の夫婦、剛力彩芽さん演じる娘の家族が終活を通して人生の整理に動き出す姿をコミカルに描いています。映画公開まで1ヶ月をきったこの日、名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマのスクリーン1で中部地区でのお披露目となる舞台挨拶付きの先行上映会が行われ、水野さん、松下由樹さん、香月秀之監督が盛大な拍手で迎えられました。
名古屋出身の松下さんは「ちょこちょこ聞こえる名古屋弁が心地よくて、映画の撮影中も水野さんから出てくる名古屋弁に和ませてもらいました」と撮影中のエピソードを話しました。水野さんは「テストの時に名古屋弁が出てしまって」と劇中のあるセリフを名古屋弁で披露し「本番では松下さんに直してもらいました」と教えてくれました。おっちょこちょいな主人公を演じた水野さんは「コメディなのでドジっ子の部分は大げさにやってほしいと監督から言われて頑張ったんですが、橋爪さんにはやり過ぎだと言われました」と明かしました。
本作には明治10年創業の名古屋市の老舗葬儀社である一柳葬具總本店が特別協賛しており、葬儀シーンの監修やロケ協力を行いました。主人公の成長を助ける上司であり葬祭ディレクター役の松下さんは、撮影前に一柳葬具總本店で終活に関する講義を受けたと言い「死を遠ざけるよりも自分から進んで入り込んだほうが人生のプランを立てる時に役立ち、家族との会話も増えて豊かになると感じました」と終活に対するイメージが変わったことを話しました。
水野さんも「日本の宗派だけでなく、様々な宗派に対応していたりする体制は凄いなと思い、勉強になりました」と答えました。劇中では松下さんが終活について説明するシーンもあり、非常に勉強になります。松下さんは「難しい、大変と思うものをエンタテインメントから知っていくのは良いなと思いました」と話し、香月監督は「松下さんだから説得力が出たんです。セリフが説教くさく、難しくなり過ぎないようにお願いしました」と松下さんに絶大な信頼を寄せていたことを明かしました。
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梅を差し入れしてくれた剛力彩芽さんに『ある』かも？
結婚50年の夫婦の姿を描いた香月監督は「熟年夫婦の色々な話を聞いてあんな形になる人が多いんじゃないのかな。表面的に仲が悪いように見えても、実はお互いを想いあっていて。友情が芽生えて、愛情が芽生えて、同情になる」と夫婦の感情の変化について考えを述べました。
司会者から結婚について聞かれた水野さんは「結婚はまだイメージしづらいですけど、この作品をやったことでおじいちゃんおばあちゃんと過ごす時間は限られていると思いました。人間として、親に孫の顔を見せてあげたいと感じました。何歳までに結婚するといってした人を見たことがないですけど」と答えました。
また唯一の同世代の共演者である剛力さんについて「梅干しが好きだと言ったらご実家の梅を差し入れしてくれて、『ある』かなぁと思ったんですけど、なかったですね。好きなのかなと思ったんですけど、そういう感じじゃなくて」と笑顔で答えました。香月監督からの「まだ友情なのかも、愛情になるかもよ」とフォローを受けた水野さんは「そんなことになったら色んな意味でニュースになると思いますけど、何にもないんですよ」とリップサービスで会場を沸かせました。
司会者から縁を感じたことを聞かれた松下さんはメ～テレの『名古屋行き最終列車』出演時の役に付いて「ボイメンの小林豊さんのファンという役で、そしたら今度はリーダーの水野くんとご一緒できることになって、縁を感じました」と話し、ドラマ内で応援してくれていたことに水野さんが深々と頭を下げていました。水野さんは「『ナースのお仕事』をずっと観ていて理想の上司っていう憧れがあって、松下さんが自分の上司役をやってくれるのは嬉しくて、もっと共演できるように頑張りたいです」と力強く想いを伝えました。
香月監督は「実は凄いことがありまして、（劇中に）橋爪さんの役の高校時代の写真が出てくるんです。僕の家の近くの高校で撮ったんですけど、偶然にもその高校が橋爪さんが出た高校だったんですよ！！」と興奮気味に伝えると会場のお客さんも驚いた様子をみせました。
松下さんは「お終活にとどまらず、あらゆることが詰まった映画です。エンディングに向かうというより、家族と共にどう生きていくか前向きさが見所になっていると思います」とこれから映画を観る方に向けてメッセージを伝えました。水野さんは「松下さんと2人でお墓参りをしているシーンは神奈川県の三浦でのロケで、週間スケジュールで雨だったのに、その日だけ晴れてくれました。映画の神様が味方をしてくれたんだと思います」と撮影時の奇跡を明かし、劇中の注目ポイントを聞かれると「橋爪さんと対峙するシーンは山場で、見所だと思います。ベテランの方々と対峙する水野を見てもらえれば」とアピールしました。
作品概要
５月２１日（金）ミッドランドスクエアシネマほか全国ロードショー
《ストーリー》
結婚五十年になる大原夫妻。夫の真一（橋爪功さん）が定年退職後、家にずっと居ることで妻の千賀子（高畑淳子さん）は夫在宅ストレス症に陥っていた。相手への気遣いも全く無くなり、真一は健康麻雀、千賀子は健康コーラスに通って趣味仲間にお互いの愚痴を言い合う、熟年離婚寸前の夫婦であった。そんな折、娘の亜矢（剛力彩芽さん）は自分が営むキッチンカーの客で、葬儀社に転職したばかりの菅野（水野勝）と出会う。菅野から終活フェアに誘われた亜矢は母親の千賀子に行くことを勧める。フェアで最新の終活情報を得た千賀子は前向きに今後のことを考えようとするが、真一は縁起でもないと嫌がり、新たな危機が生まれる。
出演：水野勝 剛力彩芽 松下由樹 高畑淳子 橋爪功さん
脚本・監督：香月秀之
製作幹事：ベンチャーバンクエンターテインメント
企画・製作プロダクション：フレッシュハーツ
配給：イオンエンターテイメント
(C)2021「お終活」製作委員会
上映時間：１時間５３分
HPアドレス：https://oshu-katsu.com/
