勝因は行動力と上田監督の脳みそ!映画『カメラを止めるな!』キャストに名古屋でインタビュー
映画『カメラを止めるな!』の全国感染拡大を記念して愛知県内で3ヶ所で舞台挨拶が行われたこの日、映画『カメラを止めるな!』に出演している濱津隆之さん、真魚さん、秋山ゆずきさんにインタビューをすることができました!豊橋での舞台挨拶を終えて、名古屋駅のミッドランドスクエアシネマにやってきた3人は和気藹々とした雰囲気の中、今の気持ちやヒットの要因、上田監督について、嬉しかった著名人のコメントについてなど、映画の内容に触れることなく様々なお話を聞くことができました。(2018年8月18日)
スポンサーリンク名古屋での映画『カメラを止めるな!』感染拡大舞台挨拶の様子
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豊橋での舞台挨拶には友達に観に来てとメール
名古屋での7月21日に公開した際は名駅のシネマスコーレ1館での上映だけだったのですが、8月18日現在、名古屋市内 館(愛知県内では館)での拡大公開となっています。今の心境を聞いたところ濱津さんは「単純に嬉しいです。」に続いて言葉が出ず「嬉しいです。だけ?」「今日、一段とポンコツ!やばい!」と秋山さんから突っ込まれ、真魚さんからも「初めて取材を受けたみたい」と取材慣れしない濱津さんの様子を弄って爆笑する秋山さんと真魚さんの様子に仲良の良さが見えました。
真魚さんは「規模が大きくなりすぎて、気持ちが追いつかない感じです。」と話しながら、出身地である豊橋の唯一の映画館であるユナイテッド・シネマ豊橋18での舞台挨拶を振り返って「自分が映画を観ていた場所に自分が立って、それを同級生が見ているということを客観的に見て、不思議な感じがありました。」と話しながら、「東京に行ったっきりになってたけど、自分が出ている映画が豊橋でやるので、観に来て欲しいと(地元の友達に)連絡したところ観に来てくれた人がいたので、そこはグッときました。」と客席に同級生の姿があったことを教えてくれました。シネマスコーレの舞台挨拶では劇場の熱量を感じて泣いてしまった真魚さんですが泣いてしまうと思いが伝えられないと思い「今日の舞台挨拶では、自分の見慣れている劇場なので、けっこう喋れました。」と話し、地元の映画館での舞台挨拶はまさかの出来事だったと感慨深げな様子でした。
またこのインタビュー前に楽屋ではシネマスコーレの初日に駆けつけた真魚さんの弟さんのことが話題になっていたそうで、真魚さんは「けっこう真面目な弟なんで、(シネマスコーレは)整理券方式だから早めにと伝えておいたら、早朝から並んで整理券番号が2番か3番だったみたいで、最前列に座ってました。」と教えてくれました。そして舞台挨拶後のサイン会の列にも並んでいたそうで濱津さんによると「サインの順番が来た弟さんが感極まった表情で『これだけは言わせてください!うちの姉がいつもお世話ななっていまーす!』と90度直角のお辞儀をして挨拶してくれました。」と当時の様子を臨場感たっぷりに話してくれました。また写真撮影の際のゾンビポーズもとても決まっていたそうで「鏡の前で何度か練習してきたな!?ってくらいでした。」と笑いながら、映画のヒットを誰よりも喜んでいてくれている弟への感謝の気持ちを口にしていました。
スポンサーリンクヒットの要因は行動力と上田監督の脳ミソと「何かしら」!?
インディーズ映画でありながら歴史的なヒットとなっている映画『カメラを止めるな!』の勝因やヒットの要因を聞くと、真魚さん一番に「行動力です!」と即答しました。本作はワークショップオーディションから始まった企画だったため、オーディションを受けた人の行動力、そしてこの構造の映画を形にした上田監督の行動力、映画を広めるぞという関係者全員によるチラシ配りなどの行動力があってこそだと力強く語っていました。そして真魚さんは「私たちがいる業界の話でもあるし、監督自身の過去の経験も台本の参考にしたところもあるし、(作品のタイトルをあげながら)この作品自体が背中を押していると思います。行動力はポイントだと思います。今までで一番いい受け答えをしたと思います!」と笑顔で言い切りました!
続く濱津さんは「監督はこの企画に何かしらをかけていて、役者も何かしらを持って応募した。みんなが持っている何かしらが最終的にスクリーンに乗っかってくれたんだと思うんですけど・・・みんなの何かしらの想いが・・」と何度も「何かしら」を繰り返していると、同席していた市橋プロデューサーがしびれを切らしたように「その何かしらが聞きたいんや!」と真魚さんも「何回、何かしらを言うんだ!」と総ツッコミされていました。
秋山さんは勝因について「上田さんの脳みそだと思ってます。(撮影中は)目の前のことにいっぱいいっぱいだったんすけど(映画が)出来上がってみて、こんな風に繋がってたんだと上田さんの脳みそ凄いな!と思いました。」と上田監督の存在の大きさを語りました。秋山さんはこれまでに上田監督の短編映画2作と舞台への出演経験があり、当時と現在の上田監督の違いを聞くと「上田さんは、ずっと一緒です。作りたいものややりたいことはずっと一緒で、自分のやりたいことにストイックに求めていたり、(どうやったら)もっとみんなが愛されるか、活かされるかを考えてくれてるからどの作品もどのキャストも愛おしくなるので、常に一緒な気がします。」と上田監督の変わらない姿勢を教えてくれました。
秋山さんは7年前に出た上田監督の短編作品『恋する小説家』について「私は(当時)現役の高校生だったんですよ!小説から高校生が飛び出してきて、小説を書いてくれた人にもっとこうしてよ!とか言いに行く作品で、私が17歳の等身大だったので、上田さんも見つけたと思って、オーディションに受かったんですよ。」と話してくれました。
スポンサーリンク名古屋大須のシアターカフェで『恋する小説家』『ナポリタン』を上映!!
映画『カメラを止めるな!』の公開を記念して、名古屋大須のシアターカフェで以下の特集上映が予定されています!!
『カメラを止めるな!』公開記念
上田慎一郎監督×秋山ゆずきちゃんスペシャル上映会
8月24日(金)~3日間
映画『カメラを止めるな!』にも出演している秋山ゆずきさん(旧芸名:橋本柚稀さん)が出演し、上田慎一郎さんが監督・脚本・編集をつとめた作品を上映する特集
詳細はこちらをご確認ください!
Address:名古屋市中区大須2-32-24 マエノビル2F
Tel:052-
※営業時間は13:00-21:00(火-木曜定休)
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著名人からのコメントは驚きと喜びの連続
映画『カメラを止めるな!』はたくさんの著名人からの感想やコメントが届いていますが特に嬉しかった人を聞くと濱津さんは食い気味に「役所広司さんです!!」と答え「憧れです!凄い方なので、役所広司さんが観るということが現実におこるとは自分の中でなかったので、プロデューサーからコメントしてもらいましたという連絡がきた時に、ずっと見ていました。」と当時の喜びを思い返していました。秋山さんは「木南晴夏さんががコメントを出してくれ時に、好きな女優さんが私を観てくれたんだ!と嬉しかったですね。」といつか会えるように頑張ると話している姿が印象的でした。真魚さんは「きのこ帝国です。ツイッターに感想をあげてくれて、お芝居とか関係なくても、自分が良く聴いている音楽のボーカルの方が観てくれたのが純粋に嬉しかったです。」と熱く語りました。
拡大公開によって大きいスクリーンで観る醍醐味について聞くと、しゅはまはるみさんの発言であることを言及しながら「画面が大きくなって端まで見えるので、後ろの方でエキストラとして参加している方も含めて、しっかり観られます。(ミニシアターも大きなシネコンも)どっちも良さがありますね!劇場込みで楽しんで欲しいです!」とPRしていました。
【作品情報】
監督・脚本・編集:上田慎一郎
出演:濱津隆之 真魚 しゅはまはるみ 長屋和彰 細井学 市原洋 山﨑俊太郎 大沢真一郎 竹原芳子 浅森咲希奈 吉田美紀 合田純奈 秋山ゆずき
撮影:曽根剛|録音:古茂田耕吉|助監督:中泉裕矢|特殊造形・メイク:下畑和秀|ヘアメイク:平林純子|制作:吉田幸之助|主題歌・メインテーマ:鈴木伸宏&伊藤翔磨|音楽:永井カイル|アソシエイトプロデューサー:児玉健太郎 牟田浩二|プロデューサー:市橋浩治
96分/16:9/2017年
(C)ENBUゼミナール
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