toggle
2025-11-01

「名古屋といえば、海老フリャー。一度でいいから給食で食べてみたいものだ」映画『おいしい給食 炎の修学旅行』全国キャラバン フルスロットルの市原隼人さんと綾部真弥監督が登場


 

10月24日(金)から公開されている映画『おいしい給食 炎の修学旅行』は給食を愛する教師:甘利田幸男(市原隼人さん)と、給食アレンジの天才生徒:粒来ケンと「いかにおいしく給食を食べるか」のバトルが繰り広げられる満腹戦線の給食スペクタクルコメディです。テレビシリーズ開始から6年。劇場版は本作で第4弾と大人気シリーズとなっています。共演は田澤泰粋さん、栄信さん、愛知出身のいとうまいこさん、六平直政さん、高畑淳子さん、小堺一機さん、片桐仁さんのほかseason1に出演していた武田玲奈さんが再び登場します。

公開1週間が経ち、2週目に入った週末の11月1日(土)に、主演の市原隼人さん・綾部真弥監督・岩淵規プロデューサーが映画『おいしい給食 炎の修学旅行』全国キャラバンのために名古屋に降り立ちました。『おいしい給食』シリーズを愛する観客の皆さんと、市原隼人さん・綾部真弥監督、司会を務めた岩淵規プロデューサーとで作りあげられた温かな空気感たっぷりの舞台挨拶の様子をレポートします。(取材日:2025年11月1日)

「名古屋といえば、海老フリャー!」市原隼人さん 圧巻の3分越えのモノローグに全観客が大感激

公開2週目に入った映画『おいしい給食 炎の修学旅行』の全国キャラバンが名古屋のミッドランドスクエアシネマで行われました。休日の朝9時30分からのスタートでしたが、綾部真弥監督・市原隼人さんの登壇を心待ちにしていた人々で満席です。会場ではスクリーンに映し出された”『おいしい給食 炎の修学旅行』全国キャラバン”の文字と自分のチケットや持参グッズを合わせて写真を撮る姿が数多く見られました。全体を見渡すと、メッセージ付きうちわを持った方、主人公の”甘利田先生コスプレ”をした方、お手製の大きな先割れ給食スプーンを持参した方など会場のみなさんのテンションの高さが伺えます。

高揚感溢れる会場に、司会を務める岩淵規プロデューサー(以下岩淵P)が”給食道”、スタッフの方は”いざ!”と書かれたTシャツを着てスタンバイすると、まるで製作側VS観客の「どちらがより楽しめるか」のゆるいバトルが始まったかのような熱気が立ち込めました。岩淵Pから「綾部真弥監督、市原隼人さんの登場です」と呼び込むと会場後方から進む二人の歩みに合わせて手拍子が始まり、「来てくれてありがとう!」「ようこそ、名古屋へ」と声をかけるなど観客たちは全力で歓迎を表しました。劇場のステージに登壇した二人は感無量の表情を浮かべ、観客に手を振るなどして応えていました。

登壇早々、主演の市原さんが甘利田先生スタイルの口調で「私は給食が大好きだ」と言うと、「待ってました」「キャー!」などの歓声があがりました。続けて市原さんが「名古屋といえば、海老フリャー。一度でいいから給食で食べてみたいものだ」と甘利田先生スタイルのまま話し、3分以上の甘利田先生のモノローグをアクション込みで大熱演!綾部監督はニコニコとその様子を眺め、観客たちは台本無しのガチの演技に圧倒されつつもリアクションを返し、特に「うまそげすぎるだろー」「舌、やけどした…」のところで笑い声が漏れ出ていました。圧巻の”甘利田劇場”状態から、リアル市原さんに戻って「本日は劇場まで足を運んで下さって、ありがとうございます」と落ち着いて挨拶すると、夢から覚めたように市原さんへの拍手が送られました。

10月4日(土)に行われた先行上映会の舞台挨拶から約1か月ぶり、名古屋では2度目の登壇に加え、朝9時半からのスタートにお客さんが来てくれるかと心配していたという綾部真弥監督も「変なテンションになってますね」と笑いつつ「たくさんの方に来ていただいて嬉しいです。今日は楽しんでいってください」と挨拶しました。そして会場内で今回はじめて鑑賞する人が半分、リピーターが半分と聞いて「ありがたいですね」としみじみと述べました。

〈関連記事〉

【レポート】市原隼人さんの全力ファンサに名古屋の全観客が大興奮!映画『おいしい給食 炎の修学旅行』3分超のモノローグ生披露も

【インタビュー】本編にはないミニ修学旅行で宮沢賢治記念館へ!?映画『おいしい給食 炎の修学旅行』市原隼人さんと綾部真弥監督に名古屋でインタビュー

【インタビュー】「学芸会の部分はドキュメンタリー的な感覚」映画『おいしい給食 Road to イカメシ』主演の市原隼人さん、綾部真弥監督に名古屋でインタビュー

「初めてのトップテン入り…死ぬほど嬉しい」と市原隼人さん 質問大会では観客が全力で「はーーーーい!」と挙手

岩渕Pが「初週9位になりました」と水を向けると市原さんは「6年前から始まって、上映館50館の小さなスタートで泥臭くやってきました」と振り返り「初めてのトップテン入り、9位が死ぬほど嬉しいです。皆様のおかげです。本当にありがとうございます」と感情を爆発させました。綾部監督は「ベスト10に入るというのは、非常に嬉しいです。毎週のように市原さんと岩淵さんと(キャラバンで)回っていて、観客の皆さんが喜んでくれる姿が直接見られるのが一番嬉しいです」と満面の笑みを浮かべました。

2人の挨拶の後は岩渕Pの仕切りによって、質問コーナーの時間へ進みました。サイン入りDVDやファイル、市原さんと綾部監督との写真撮影権が当たる、ということで客席の皆さんのボルテージもグングン上がっています。指までピンと伸ばした挙手、大きな声で「ハイ!」「はーーーーい!!」と可愛いちびっこから野太い男性の声まで老若男女がアピールしています。

一番声が大きかった男性が最初に「ジムでのお勧めのトレーニングは?」と市原さんに尋ねました。意外な質問に綾部監督はツボにはまって大爆笑。市原さんは「1日2時間、週6でトレーニングしていて、いろんな部位、3つのパターンに分けてやっていますが…お勧めですか…」と少し考えて「回数や数字はまやかし。行けるところまで行く」とトレーニングを全力で行っていると明かしました。質問者は「僕も明日からやります!」と言うと市原さんがステージから客席まで走ってサイン入りDVDを届けに行き、固い握手をしました。周りからは「いいな〜」「キャー」と声や拍手が上がり、生の市原さんと触れ合える権利を得たいと質問への意欲が高まっていきました。

お子さんや大きなウチワを持った方などの質問に答え、その都度DVDやサイン入りファイルのプレゼントを持って客席に走って届ける市原さんを見て綾部監督は「常に全力!」と称えました。「一番好きな給食メニューは?」という問いに対して、市原さんは10月4日の舞台挨拶と同様、ブレずに「揚げパンです!」と食い気味に即答。「きな粉がまぶしてあるやつで、口の周りに着いたきな粉をペロンとなめるのが最高です」と付け加えました。綾部監督は「僕は断然、白玉フルーツポンチ!」とこちらも即答すると、市原さんが「自分が好きな白玉フルーツポンチの回を作った監督ですもんね」と合いの手を入れました。恥ずかしがらずに自分の好きなものを自信を持って好きだと言おうという作品のテーマを体現した二人の姿が印象的でした。質問コーナーでは6つの質問のうち2つが「トレーニング・表情筋」といった”鍛え方系統”というのも興味深かったです。

「映画の神様が降りてきた」ラストカットに注目?!最後までファンサービスに徹する綾部監督と市原さん

質問大会の後は、市原さんと綾部監督との記念写真が撮れる抽選会が行われました。席番号が抽選番号となり、客席の皆さんは祈るように岩淵Pが抽選ボックスから選んだ番号の発表に耳を傾けました。当選番号に該当した人は「やったー!」、該当しなかった人は「あーあ」など各々反応し、大盛り上がりで記念撮影抽選会が行われました。

最後に綾部監督は「上映前なので、ネタバレにならない話をしますね」と断り、天気などの人間がどうにもできないことに対して、望み通りの撮影ができたときに”映画の神が降りてきた”と現場の人間は言うと話し、「そんなシーンが、炎の修学旅行にあるんです」とニヤリとしました。「ラストカットは甘利田先生と生徒の粒来を長回しで撮影しているんですが、前作の『イカメシ』のとき、まるで甘利田とケンのように2羽の鳥が飛んできて、画面の中で着水したんです。それが偶然ですが素晴らしくて、本作の”炎”でもやりたかったんです」と明かしました。

そこで助監督に鳥の餌付けなどを試してもらったもののダメだったと話し、「諦めて、撮影を始めたら2羽の鳥がファーっとやってきて、甘利田とケンみたいにランデブーするんです。映像にハッキリ映っています!キャストのクレジットになったところです。ぜひ皆さん、お見逃しなく」とアピールしました。そして「スタッフ一同、甘利田の美学のように全力でこの映画に臨むという姿勢でやってきたので神様が微笑んでくれたと思っています。皆さん、どうぞよろしくお願いします」と声に力を込めました。

市原さんは「こんなに長い間シリーズを続けてこれたのは皆様が好いてくださるからだと思います。ありがとうございます」と感謝を伝え、「甘利田先生が投げかける言葉に私自身もずっと励まされてきましたし、この作品からエンターテイメントの根源と役者としての醍醐味を学びました」と実感を込めて話しました。そして「『おいしい給食』を元気と勇気の源にしていただけたら…と本気で思っています。season1は1984年、昭和の時代から始まりました。これからご覧いただく『おいしい給食 炎の修学旅行』は1990年、平成に入りましたが、まだ日本人の古き良き心が残っている時代です。そんな気持ちを忘れないでいてくれたら嬉しいですし、これからも『おいしい給食』という作品を心の端において可愛がっていただければ幸いです」とまとめました。

市原さんは結びに「これだけは言いたいんです!この作品は僕にとって夢なんです。まっすぐにお客様のことだけを考えて、映画を中心にみんなが一つになれることを目指して作ってきました。人と人との絆の懸け橋になれたら嬉しいと、初めてキング・オブ・ポップを目指してやってきました。6年間、甘利田幸男という男を『おいしい給食』という世界観の中で奮闘させていただけたことを心から嬉しく思います。是非、上映を楽しんでください」と強調しました。

ステージで大きく手を振ったのち、綾部監督と市原さんは客席の通路へと進み、客席にいる人たちとハイタッチしながら進みました。多くの人と触れ合えるように順路を変えながら歩き、最後に大きく手を振ってからお辞儀して退場しました。会場からは「ありがとう」「また来てね!」などの声が上がり、最高のムードで舞台挨拶が閉幕しました。老若男女が楽しめる映画『おいしい給食 炎の修学旅行』をぜひ劇場でご覧ください。

作品概要

映画『おいしい給食 炎の修学旅行』

2025年10月24日(金)新宿ピカデリーほか全国公開

出演:市原隼人 武田玲奈 田澤泰粋 栄信 田中佐季 片桐仁 いとうまい子 赤座美代子 六平直政 高畑淳子 小堺一機

監督:綾部真弥

製作総指揮:吉田尚剛

企画・脚本:永森裕二

プロデューサー:岩淵 規

協力:アミューズメントメディア総合学院

主題歌:「君の花~4th session~」(AMG MUSIC)

制作プロダクション:メディアンド

企画・配給:AMGエンタテインメント

©2025「おいしい給食」製作委員会

公式HP:https://oishi-kyushoku4-movie.com

2025/日本語/5.1ch/ドルビーデジタル/114分/

公式X(@oishikyushoku) ▶ https://x.com/oishikyushoku

公式Facebook(@oishi.kyushoku) ▶ https://www.facebook.com/oishi.kyushoku/

公式instagram(oishi.kyushoku) ▶ https://www.instagram.com/oishi.kyushoku/

 

 

 

 

 


関連記事