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2024-07-03

山﨑賢人さん主演映画『キングダム 大将軍の帰還』シリーズ最終章へ!ワンオク、ミスチル、宇多田の歴代主題歌から振り返る


 

7月12日(金)に公開となる映画『キングダム 大将軍の帰還』は中国春秋戦国時代を舞台にした原泰久さんの大人気コミックを原作に、信(山﨑賢人さん)と嬴政(吉沢亮さん)が中華統一を目指す姿が描かれる壮大な物語の第4作目です。今や日本の夏に欠かせない映画となった『キングダム』。実写化1作目となった『キングダム』(2019年)に続き、『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022年)、『キングダム 運命の炎』(2023年)がこれまでに私たちのもとに届き、血沸き肉躍る世界を堪能させてくれました。2000年以降にシリーズ化された邦画実写作品において、3作連続で興行収入50億超えという史上初の偉業を達成。シリーズ累計動員数1,000万人を超え数々の映画賞にも輝く作品となっています。

公開のたびに前作を超える感動を生み出し、“シリーズ史上最高傑作”を上書きしてきた映画『キングダム』シリーズ。物語の面白さ、キャラクターの魅力、それを演じる俳優陣の熱量、映像の美しさなど多くの魅力に加え、毎回、趣を変えながら作品を盛り立ててきたのが“主題歌”です。これまで、ONE OK ROCK、Mr.Children、宇多田ヒカルと、日本のトップアーティストたちが『キングダム』のために書き下ろした楽曲たちに出会うことができました。公開前から主題歌を担当するアーティストが分かっていても、予告映像で主題歌の一部を聴くことができていても、劇場で繰り広げられる壮大で熱い戦いに没入した直後に聴く主題歌は段違いの味わい深さがあります。作品ごとにそれぞれのアーティストの視点から描かれる『キングダム』の世界を感じられるのも、楽しみのひとつになっているのではないでしょうか。ここからは歴代の主題歌にスポットをあてて、映画『キングダム』シリーズを振り返ります。そして、いよいよ公開となる第4作目のシリーズ最新作『キングダム 大将軍の帰還』の見どころと主題歌についても紹介します。

映画『キングダム』 初代主題歌はワンオクの「Wasted Nights」まるで信と漂が語り合っているような曲

映画『キングダム』は原泰久さんの大ヒットコミックを原作に実写化した作品です。紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、戦争孤児の少年・信が、亡き友・漂と掲げた“天下の大将軍になる”という夢を抱きながら、若き王・嬴政(えいせい)と中華統一を目指す姿が壮大なスケールで描かれています。その壮大さから実写化不可能と言われていた作品でしたが、2019年4月19日に映画『キングダム』が封切られると、邦画史上最大級のスケールで描かれた本格エンターテイメント超大作として多くのファンを獲得。興行収入57.3億円を突破する大ヒットとなりました。

冒頭、王騎将軍が大軍勢を率いて行進する場に居合わせた幼い信が、生まれて初めて見る「天下の大将軍」に魅せられた場面では、上映開始早々ながら圧倒的なスケールの大きさを見せつけられました。そして、その壮大さを更に広げてくれたのが“ONE OK ROCK”が書き下ろした主題歌「Wasted Nights」です。日本だけでなく世界基準で活躍するバンド“ONE OK ROCK”。英語詞と日本語詞が混在する楽曲は『キングダム』の世界観にズレなく合わさり、極上の余韻に浸らせてくれました。まるで、信と漂の会話のようにも聴こえてくる「Wasted Nights」の歌詞。ふたりが別れの前、美しい満月の夜に夢を語り合いながら最後の稽古をする場面にも再生させたくなるような曲です。

山﨑賢人さんのサインが名古屋に!三菱UFJ銀行名古屋駅前支店の映画『キングダム』ATMコーナー

1作目の中で、漂が信について「アイツはきっと誰よりも高く跳ぶ」と嬴政に言い残す場面があります。信と漂の絆の強さを表す言葉でもあり、信と嬴政との信頼関係が生まれるきっかけになる印象深い言葉です。この言葉のあと、夢のため、友のため、仲間のため、高く跳ぶ信を見るたびに胸がアツくなります!信を演じる山﨑さんの全身全霊をかけた“跳び姿”はボロボロなのに美しく、見飽きることがありません!夢を諦めない信と山﨑さん、ふたりの成長と奮闘をまだ見続けたい。「Wasted Nights」は続編への期待を煽るような曲にもなりました。

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清野菜名さん演じる“羌かい”登場!映画『キングダム2 遥かなる大地へ』 主題歌「生きろ」は希望に溢れた“ミスチル”サウンド

第1作目の公開後、続編の公開が待たれましたが、コロナの影響により映画『キングダム2 遥かなる大地へ』が公開されたのは3年後の2022年7月15日でした。待ちに待った2作目の主題歌を書き下ろしたのは“Mr.Children”です。デビューから30年以上活躍を続け多くの名曲を生み出してきた日本のビッグバンドです。主題歌となった「生きろ」の歌詞は、天下の大将軍を夢見て、戦場で激闘を繰り広げる信や、新たに出逢うこととなる伍のメンバーらが蛇甘(だかん)平原で絶望に陥るなか、それでも命をたぎらせる彼らの背中を押すような言葉が紡がれています。ミスチルらしい希望に溢れた旋律が「キングダム」の世界に新たな風を吹き込みました。

ミスチルの桜井さんは映画スタッフへ向けた手紙の中で、「タイトルは「生きろ」です。シナリオに突き動かされて出てきた言葉です。自分でもびっくりするフレーズでした」と書いています。確かに、ミスチルのこれまでの楽曲には珍しい「生きろ」という直接的なタイトルですが、劇中で羌かいが仲間の尾平に放つ「お前はまだ生きてるじゃないか」という言葉と見事にリンクし、作品との一体感を感じさせてくれました。壮大な景色が音で表現され、ひたむきな願いや友への想い、命の尊さと愛する強さが歌になり、映像の中の肉体的な躍動感とともに生きるミスチルの楽曲。エンドロールで聴こえてくる「生きろ」は、次のフェーズへ挑む信の新たな出発のファンファーレのようにも聴こえてきました。

映画『キングダム2 遥かなる大地へ』を配信で観るならHulu

山﨑賢人さんや清野菜名さんのエピソードも!映画『キングダム2 遥かなる大地へ』佐藤信介監督が名古屋でトークイベントに登場

「紫夏編」「馬陽の戦い」が描かれたシリーズ3作目『キングダム 運命の炎』宇多田ヒカルが歌う主題歌「Gold ~また逢う日まで~」に感涙!

2023年7月28日に公開されたシリーズ3作目・映画『キングダム 運命の炎』は、若き王・嬴政の過去を描いた「紫夏(しか)編」と、信が初めて王騎将軍と戦場で戦うことになった「馬陽(ばよう)の戦い」が描かれ、キングダム史上“最も泣ける!”最高傑作として再び大ヒットを記録。3作連続で興行収入50億円超えという史上初の偉業を達成しました。『運命の炎』では、これまでのシリーズ同様に原作者の原泰久さんが脚本に参加し、〈キングダムの魂〉ともいえる「何故、中華統一を目指すのか」というテーマに挑戦。嬴政の過去を描いた「紫夏編」では杏さん演じる紫夏が登場し、正義感と母性に溢れる優しい女性を熱演。若き未来の国王の運命を大きく変えるキーマンをつとめました。

「この後、ひつまぶし」にガッツポーズ!山﨑賢人さん、吉沢亮さん、大沢たかおさんが映画『キングダム 運命の炎』全国舞台挨拶ツアーで名古屋に!

このシリーズ3作目の主題歌を担当したのは国内外から高い評価を受けるアーティスト・宇多田ヒカルさんです。映画のために書き下ろした「Gold ~また逢う日まで~」は歴代の主題歌とは趣をガラリと変えたR&Bバラードで、『キングダム』の世界に新しい息吹をもたらしました。宇多田さんが「今の私が思う幸福とはなにかの歌ができました」と話すこの曲は、同じ夢を掲げながらも死に別れた親友・漂との約束を叶えるために、全身全霊で戦いに挑む信の想いを綴った楽曲。“運命の炎”の中にある儚さと儚さのあとに残る美しさは、情緒的な宇多田さんの歌声だからこそ表現されるもの。信と漂だけでなく、嬴政と紫夏の歴史にも思いを馳せることのできる曲になっています。

3作目のラスト、馬陽の戦いで敵将を討ち取り喜び合う信と仲間たちでしたが、自らを〈武神〉と名乗る龐煖(吉川晃司さん)が突如として現れ、ケタ違いの強さを見せつけられます。また、遠くから戦いを静観する軍師・季牧(小栗旬さん)の登場など、“このあとどうなる?”と最後の最後までスクリーン前をザワつかせる激動の展開となりました。その気持ちを落ち着かせてくれるような宇多田さんの歌声と作品との親和性が見事で、またしても“次”を待ち遠しくさせる曲となりました。王騎と龐煖の因縁とは?李牧の正体とは?最新作・映画『キングダム 大将軍の帰還』で明かされます。

映画『キングダム 運命の炎』を配信で観るならHulu(レンタル配信中)

“ONE OK ROCK”が『キングダム』に帰ってきた!最新作『キングダム 大将軍の帰還』の主題歌は「Delusion:All」に決定!

2024年7月12日より公開となる映画『キングダム 大将軍の帰還』はシリーズ最終章のはじまり。主題歌は第1作目ぶりに“ONE OK ROCK”が『キングダム』に帰ってきました!タイトルは「Delusion:All」に決定したことが発表となり、主題歌の一部を楽しめる予告編も公開されています。書き下ろしの新曲で、壮大な楽曲とメロディが『キングダム』の世界観と共鳴し、血沸き肉躍る仕上がりとなっています。ワンオクのボーカル・Takaは再タッグにあたって「シリーズ1作目用に書き下ろした『Wasted Nights』から時間は経っていますが、今回このような形でカムバックさせていただき、僕らとしても非常に光栄に思っております。『世の中の色々な争いや今の時代背景』をしっかり僕らとしても汲み取りながら、キングダムにふさわしい楽曲を作ったつもりです」とコメントしています。“妄想”という意味を持つ“Delusion”という単語。物語とどう絡み合うのか劇場で確認しましょう!

映画『キングダム 大将軍の帰還』は引き続き、佐藤信介さんが監督を務め、天下の大将軍を目指す主人公・信(しん)役の山﨑賢人さん、中華統一に挑む若き秦国王・嬴政(えいせい)役の吉沢亮さん、軍師見習いとして励む河了貂(かりょうてん)役の橋本環奈さん、飛信隊の副長として信とともに戦う羌かい(きょうかい)役の清野菜名さん、山界一の武力を持つ美しき王・楊端和(ようたんわ)役の長澤まさみさん、秦国軍総大将として戦地に舞い戻り「馬陽の戦い」に挑む大将軍・王騎(おうき)役の大沢たかおさんら、「キングダム」シリーズに欠かせない豪華キャスト陣が続投。さらに今作では、過去に王騎と馬陽の地で因縁の戦いを繰り広げた<武神>と呼ばれる最強の敵・龐煖(ほうけん/吉川晃司さん)、決して戦の場に姿を現さないが他の追随を許さない存在感で戦局を見守る謎多き軍師・李牧(りぼく/小栗旬さん)、そして前作で飛信隊を苦しめた万極(まんごく/山田裕貴さん)や、趙荘(ちょうそう/山本耕史さん)などの、強者たちが本作でも登場して【秦vs趙】による国の存亡をかけた一世一代の戦いが繰り広げられます。

1年ぶりに名古屋に帰還!映画『キングダム 大将軍の帰還』名古屋舞台挨拶に山﨑賢人さん、大沢たかおさん、岡山天音さんが登壇

『キングダム』シリーズといえば、美しい映像も見どころのひとつ。朝日が昇り、夕日が沈む。美しい満月の夜があったり、闇夜の中での戦いがあったり…。それらが大きなスクリーンに美しく映し出されると、まるで信や仲間たちと同じ時間を過ごしているような感覚になります。ぜひ大きなスクリーンと大音量でお楽しみください。

また、6月28日から、日本テレビ「金曜ロードショー」では3週連続で映画『キングダム』シリーズ3作品を放送中。佐藤監督自らが監修し、編集を手掛けた今井剛さんが未公開シーンや『キングダム 大将軍の帰還』の本編を追加して再編集した“スペシャルエディション”として放送されます。今後の放送予定は、「金曜ロードショー」の公式サイトでチェック!

作品詳細

映画『キングダム 大将軍の帰還』

2024年7月12日(金)全国公開

原作:原泰久「キングダム」

監督:佐藤信介

脚本:黒岩勉、原泰久

音楽:やまだ豊

出演:山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、新木優子、玉木宏、佐藤浩市、小栗旬、吉川晃司、大沢たかお、山本耕史、山田裕貴

©原泰久/集英社 ©2024映画「キングダム」製作委員会


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