群馬のディープスポットも!?映画『榎田貿易堂』渋川清彦さん、飯塚健監督 名古屋公開初日舞台挨拶
8月4日より名古屋で公開となった映画『榎田貿易堂』は『パンク侍、斬られて候』『ルームロンダリング』など話題作への出演が続く渋川清彦さんが主演をつとめています。『虹色デイズ』が公開中の飯塚健監督によるオリジナルストーリーの作品で、渋川さんと飯塚監督の故郷である群馬県渋川市を舞台に迷えるオトナたちの喜怒哀楽を軽やかに描いた群像劇です!
名古屋シネマテークで行われた初日舞台挨拶に渋川さんと飯塚監督が登壇しました。上映直後の登場に長い拍手が起こり、2人は本作の始まりや撮影中のエピソード、ミニシアターへの想いなどを話しました。舞台挨拶終了後には劇場ロビーでサイン会が行われ、たくさんのお客さんが列を作り、渋川さんと飯塚監督との交流を楽しんでいました。
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渋川清彦さんのムチャぶりで生まれたシーンも必見!
映画『榎田貿易堂』は渋川清彦さん演じる主人公の榎田が経営するリサイクルショップ「榎田貿易堂」に集まる悩みや問題を抱えたオトナたちの喜怒哀楽が軽やかに描かれている群像劇です。
名古屋シネマテークでの初日舞台挨拶に登壇した渋川さんは「群馬県渋川市出身の渋川清彦です。本名は田中と申します。」とお客さんを笑わせ「今池の一個前の千種駅で降りて、目の前にある店であんかけスパゲティを食べてきたんですけど、すごくボリュームがあってお腹いっぱいです。」と名古屋飯ランチを楽しんだことを教えてくれました。
本作の脚本・監督をつとめた飯塚健監督も渋川さんと同じ群馬県渋川市出身で、本作の始まりについて「渋川市の隣の前川市出身の狩野プロデューサーが僕とKEE(渋川)さんを引き合わせてくれて、一緒に地元で映画を作らないかと言われました。」と明かし、内容については渋川さんと飯塚監督が地元の育った場所を車でウロウロしながら考え始めたそうです。映画には群馬の超B級スポット‟珍宝館”が登場するのですが、渋川さんが飯塚監督を‟珍宝館”へ連れていったそうで「(渋川さんが)『これ映画の中に入れてよ』ってムチャぶりみたいなのされて、あの場所でどう物語を展開できるかなーと思ったらああなった。」と飯塚監督が話していました。大人ならではの笑える下ネタもたっぷりで、‟珍宝館”のシーンにはあの名物館長も出演していますよ!
スポンサーリンク座長である渋川さんの豪華な差し入れと地元の皆さんの協力
撮影中の様子について「KEE(渋川)さんは座長なのですごい差し入れしてくれるんですよ。絶対赤字でしょ?」と聞くと渋川さんは「トントンです。」と答えていました。
登利平の『鳥めし』のお弁当(筆者推測)を何度も差し入れしたり、タピオカもあるカフェカーが撮影現場に呼ぶなどしたそうで、かなり充実していたそうです。渋川さんは「俺はよく渋川に帰っているんで知り合いが協力してくれて、伊香保の旅館も破格の値段で泊まらさせてくれました。」と地元の協力があったことに感謝の気持ちを述べていました。
スポンサーリンク初めて来場した名古屋シネマテークに感想を!?
これまで名古屋シネマテークでは渋川さんの出演作を多数上映してきていますが、実際に渋川さんをお迎えしたのはこの日が初めてだったということで、進行役であるシネマテークの永吉さんから劇場の感想を求められると「今きたばかりで、感想?」と言う渋川さんの少し戸惑った様子にお客さんは爆笑していました。
渋川さんは「35年、一番老舗ですよね。いわゆるミニシアター系の作品に出ていることが多くて全国的に(ミニシアターが)どんどんなくなっていくのが現実なんで、こうやって残っているところに来られると嬉しいですね。」と話しました。また、全国のミニシアターによく足を運んでいることを語りながら「とにかく、やっていきましょう!」と力強い言葉を贈っていました。
飯塚監督は現在公開中の映画『虹色デイズ』のトークショーなどでミニシアターについても話しているそうで「(『虹色デイズ』に出演している)高杉真宙くんは小さな映画にも出ていて、若い人気のある俳優が架け橋になってくれれば、小さい映画もつくりやすくなるのかなと思います。」と高杉さんが出演している『君が君で君だ』の名前を挙げながら、オリジナル作品が作りやすい環境になるよう普及活動を頑張っていると話していました。
スポンサーリンクロビーではサインを求める長い行列
舞台挨拶終了後、シネマテークのロビーにはサインを求める長い行列ができていました。
渋川さんと飯塚監督はひとりひとりのお客さんと言葉を交わしながら、パンフレットへのサインや握手、写真撮影に応じていました。
『榎田貿易堂』は名古屋シネマテークで8月10日(金)まで上映
2018年8月4日(土)〜10日(金)13:05~
名古屋市千種区今池1-6-13今池スタービル2F
作品概要
出演:渋川清彦 森岡龍 伊藤沙莉/滝藤賢一 余貴美子 宮本なつ 渡邊蒼三 浦俊輔 駒木根隆介 キンタカオ 金子昌弘 諏訪太朗 片岡礼子 根岸季衣
監督・脚本・編集:飯塚健
エグゼクティブプロデューサー:狩野善則
ゼネラルプロデューサー:田中和磨
プロデューサー:柴原祐一
アソシエイトプロデューサー:古川一博
音楽:海田庄吾
撮影:山﨑裕典
照明:岩切弘治
録音:藤林繁
美術:吉田敬
美術進行:佐々木伸夫
編集:木村悦子
衣装:白石敦子
ヘアメイク:内城千栄子
スクリプター:石川愛子
音響効果:松浦大樹
助監督:杉岡知哉
ラインプロデューサー:川島正規
主題歌:「ハロー」奥野涼
後援:上毛新聞社群馬テレビエフエム群馬特別協力:渋川市渋川伊香保温泉観光協会群馬県立渋川高等学校同窓会JA北群渋川協力:渋川伊香保温泉フィルムコミッション高崎フィルムコミッション
製作:「榎田貿易堂」製作委員会
企画:Breath
制作プロダクション:ダブ
配給・宣伝:アルゴ・ピクチャーズ
2017/HD/5.1ch/日本/110分
(c)2017映画「榎田貿易堂」製作委員会
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