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2018-07-11

差し入れはスイカ5個 映画『君が君で君だ』名古屋での舞台挨拶に池松壮亮さん、松居大悟監督、阿部プロデューサーが登壇


 

7月7日に公開となった映画『君が君で君だ』は1人の女の子を10年間に渡って見守ってきた3人の男たちを描いた異色のラブストーリーで、「アイスと雨音」「アズミ・ハルコは行方不明」の松居大悟監督による完全オリジナル作品です。主演をつとめた池松壮亮さんと松居監督、阿部広太郎プロデューサーが名古屋での上映後舞台挨拶に登壇しました。企画の成り立ちや名古屋での思い出などを話しながら、お客様からの質問に答えるなど、観終わった後だからそこの深い話が広がる時間となりました。(取材日:2018年7月8日)

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Contents

純粋すぎるが故の異常な行動

映画『君が君で君だ』は好きな女の子の好きな人になりきって、10年間に渡って彼女を見守ってきた3人の男たちを描いていています。主演の池松壮亮さんが尾崎豊に、満島真之介さんがブラッド・ピットに、大倉孝二さんが坂本龍馬になりきり、彼らが愛してやまない姫ことソンを演じるのは韓国映画『息もできない』に出演し世界的にも注目の集まったキム・コッピさんです。脚本・監督をつとめた松居大悟監督は2012年に映画『アフロ田中』で商業映画監督としてデビューしていて、劇団を主宰し、俳優としても活動し、ミュージックビデオも多数手がけています。

外からの光を遮断した古いアパートに暮らす3人の男、彼らの使命は向かいのマンションに住む女の子を見守ること。彼女の日常を観察し、尾行し、記録し、部屋での生活音を盗聴し、彼女の使ったものを収穫する、しかも10年。彼らの行動は常軌を逸しているように映りますが、彼らのルールの中で彼女を守る、その気持ちは純粋そのもの。好きな人に自分の想いを伝えることだけでなく、相手のことを知りたいと思う気持ち、相手の幸せを祈ってそのためにできることをするのもひとつの愛の形なのだと感じました。

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「戦友である池松壮亮と一緒に」と松居監督

公開2日目となった名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマでの上映後に主演の池松壮亮さんと松居大悟監督、阿部広太郎プロデューサーが登壇し、舞台挨拶が行われました。7年前に今作の基となる物語と出会ったという阿部プロデューサー「共感を超えた驚愕というか、心にポッカリ穴が開いて、人を好きになるというのは、人を想うということは、という問いを持ち続けていて、3年前に松居監督に映画化しようと持ちかけました。」と映画『君が君で君だ』の始まりについて話してくれました。

池松さんが20歳の頃から仕事でもプライベートでも松居監督とは付き合いのあったそうで、池松さんが「3年前に2人で名古屋に来たんですよ。」と名古屋での思い出を話し、松居監督は「池下のGURU×GURUといあライブバーに竹原ピストルとMOROHAのライブを観に行く予定があって、そこに誘って急遽、名古屋に1泊することになりました。」と教えてくれました。

今作の主演を池松さんに依頼した理由について、「愛のあり方っていうものを作るときに、いろんなものをさらけ出していかなきゃいけなくて、俳優であり、戦友である池松壮亮さんと一緒にやりたいと思った。」と松居監督が演出し池松さんが主演した2012年の舞台「リリオム」でのエピソードを交えて話していました。松居監督の言葉を受けた池松さんは「(この作品は)松居大悟という人の真骨頂を見ることになるし、そういう作品にしなければという感覚でもありました。」と強い想いで作品に臨んだことを話していました。

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差し入れはスイカ、パスタを喰うように〇〇を食べた

映画『君が君で君だ』にはヒマワリの花が印象的に使われています。松居監督もこの日、ヒマワリのイラストの入ったTシャツを着ていて「台本を書いているときにヒマワリしか考えられないと感覚的に書いていたんですが、池松くんから『ヒマワリがいいね、花言葉しらないの?』といわれ、その言葉もすごくいいんですよね。」と話していました。「誰かをいいなと思って、目で追いかける感情を美しいと思いたい、完全なるエゴかもしれないけれど。全員が両想いになるわけじゃないし、伝えられるわけでもないと思った。」という松居監督の言葉に、本作でソンに干渉することなく、ただ見つめることしかしない3人の男の原点を垣間見ることができたような気がしました。

特別な役作りはしなかったという池松さんは「主演俳優として、スイカを5個買って、現場に差し入れしました。」と言い、映画の感想で「身体を張っている」と言われていることついて「主人公が傷だらけであることはマストだった気がするんですよね。」と話し、東京での初日舞台挨拶で話していた髪の毛を食べるシーンについて「コーヒーを飲むみたいにやったらどうかと言ったら松居監督が『いや、パスタ食うみたいにやって』といわれてどっちでもいいんじゃね、と思いながら了解って言いました。」と撮影時の様子を教えてくれました。

観終わった後に語り合える映画

松居監督は完成した映画について「思っていたよりも、遥かに強いものができました。独りよがりで伝わり辛かったものだったのが、わけのわからないものが何か届くようになった気がする。」とスタッフや役者が一丸となって取り組んだ映画制作を振り返っていました。

お客さんからは映画で描かれているその後についてや仮説の上での3人の行動など、深く映画を観たからこその気になる点について質問があがりました。松居監督は「僕がこうなんですよ。というのは野暮だなと思うので。」と明確な答えを提示することはしませんでしたが、答えるのに窮する質問があったことや様々な考えや意見を聞けたことを喜んでいるようでした。

阿部プロデューサーは「感想を言いあいたい、いろんな解釈を聞きたいし、人を愛することはどういうことかを映画を通してみんなで考えらえたらと嬉しいです。」と喜びの表情をみせ、松居監督は「コアな質問をされて、深く映画を観ていただいたようで、幸せな時間でした。」と笑顔をみせました。池松さんは「僕たちがやりたかった、滑稽な、破れかぶれなつたないI LOVE YOU、サランヘヨを滑稽な愛情を詰め込んだつもりです。皆さんにとっての誰かが幸せであることを願っています。」と締めくくりました。

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映画『君が君で君だ』が観られる名古屋の映画館

映画『君が君で君だ』では以下の映画館で上映しています。詳細の上映スケジュールは映画館のサイトをご確認ください。

ミッドランドスクエアシネマ(名駅)

Address:名古屋市中村区名駅四丁目7番1号 ミッドランドスクエア5階

名古屋市中村区名駅四丁目7番1号

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作品概要

『君が君で君だ』

2018年7月7日(土)七夕全国ロードショー

出演:池松壮亮 キム・コッピ 満島真之介 大倉孝二 高杉真宙/中村映里子 山田真歩/光石 研(特別出演) 向井 理/Y O U

監督・原作・脚本:松居大悟

製作:間宮登良松 吉崎圭一 前嶋 宏

エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫
企画・プロデュース:阿部広太郎
プロデューサー:川﨑 岳 日野原彩子
アソシエイトプロデューサー:原田耕治
ラインプロデューサー:和田大輔
キャスティングプロデューサー:田端利江

音楽:半野喜弘
特別協力:須藤 晃
撮影:塩谷大樹
美術・装飾:遠藤善人
照明:西尾慶太
録音・整音:竹内久史
衣裳:立花文乃
ヘアメイク:酒井夢月
編集:エリザベス宮地
ポストプロダクションプロデューサー:鈴木仁行

VFXディレクター:呉 岳
助監督:Hijiri Jon
制作担当:土田守洋

宣伝プロデューサー:渡辺尊俊
アートディレクター:中尾祐輝
スチール:ティム・ギャロ

制作プロダクション:レスパスフィルム
配給:ティ・ジョイ

「君が君で君だ」製作委員会:東映ビデオ 電通 東京メトロポリタンテレビジョン

©2018「君が君で君だ」製作委員会

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