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2020-07-27

夏の読書感想文の参考に!子供と一緒に楽しめる『ジブリの“大じゃない”博覧会』は愛知限定のイベント!


 

7月22日(水)から愛知県美術館ギャラリーで『ジブリの“大じゃない”博覧会』が開催されています。新型コロナウイルスで息詰まる社会に明るい話題を提供するために9月3日(木)まで 38 日間に渡って開催されるジブリの「過去から未来」を体感する“愛知限定”のイベントです。開催前日にマスコミ向けに行われた内覧会を取材しました。新型コロナウイルス感染拡大防止のための「日時指定入場制」や大人も子どもも楽しめる博覧会の見所、おすすめの楽しみ方などをご紹介します。(取材日:2020年7月21日)

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9月3日まで愛知限定開催!「日時指定入場制」で会場内の三密回避

愛知県美術館ギャラリー(8階)で9月3日(木)まで 38 日間に渡って開催される『ジブリの“大じゃない”博覧会』はジブリの「過去から未来」を体感する“愛知限定”のイベントです。6月25日から愛知県美術館で開催する予定だった『ジブリの大博覧会 ~ジブリパーク、開園まであと2年。~』は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から延期されることが4月8日に発表となっていました。大村秀章愛知県知事が5月に「ちょっと小ぶりでいいから」と中日新聞社とスタジオジブリに依頼し、延期となった「ジブリの大博覧会」とは別のイベントとして開催されることとなりました。

©Studio Ghibli

『ジブリの“大じゃない”博覧会』では会場内の三密回避のため、30分刻みで入場時間枠を区切る「日時指定入場制」でチケットが販売されていて、各時間枠の販売枚数に上限が設けられています。来場前に、日時指定入場券をローソンチケットで購入する必要があります。入場者の入替制ではありませんが、来場者に入場から1時間程度を目安に鑑賞してもらうことをお願いしています。

ジブリの“大じゃない”博覧会チケット購入はこちらから

夏の読書感想文の参考に!ジブリの「過去から未来」を体感しよう!

『ジブリの“大じゃない”博覧会』の入場口から入って最初の展示は「宮崎駿直筆推薦文展」です。宮崎駿監督が選んだ児童文学作品のパネルがズラリと並び、それぞれの作品に宮崎監督の直筆推薦文も見ることができます。

©Studio Ghibli

「星の王子さま」から宮沢賢治の「注文の多い料理店」「西遊記」など有名な児童文学から、スタジオジブリの初期のテレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』の原作である「ハイジ」や2010年公開の『借りぐらしのアリエッティ』の原作である「床下の小人たち」などのパネルが宮崎監督の推薦コメント付きで展示されています。宮崎監督の味のある手書き文字で綴られた作品へのコメントを呼んでるとそれぞれの作品を改めて読んでみたくなります。

©Studio Ghibli

愛知芸術文化センター地下2階にあるART SHOP MY BOOKでは、三鷹の森ジブリ美術館オリジナルグッズが特別販売されているほか「宮崎駿直筆推薦文展」で紹介されている児童文学作品の書籍も販売されています。夏休みの宿題の夏の読書感想文の参考にもなるのではないでしょうか?

©Studio Ghibli

「ネコバス」「トトロ」「ナウシカ」「シータ」フォトスポットもたくさん!

ジブリ作品のキャラクターと一緒に写真が撮れる展示もあり、『となりのトトロ』からネコバスとトトロは人気フォトスポットになること間違いありません。大きなネコバスの中のふわふわの椅子に座って観たくなりますが、今回の博覧会では中に入ることができないようになっています。また展示に触ることはできないので、注意してください。

©Studio Ghibli

『風の谷のナウシカ』からメーヴェに乗ったナウシカ、『天空の城ラピュタ』のシータ、『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』などの展示を見ていると、まるでジブリ作品の名シーンの中に入り込んだような気分になります。

©Studio Ghibli

触れることができない展示物がほとんどな中、『千と千尋の神隠し』の冒頭に出てくる千尋の両親が豚になってしまう屋台の椅子には座ることができました。

©Studio Ghibli

恋愛?開運?巨大な「湯婆婆」「銭婆」からのお言葉は・・

2001年公開の『千と千尋の神隠し』からは巨大な「湯婆婆」と「銭婆」が来場者の悩みにアドバイスをしてくれる「湯婆婆と銭婆の“開運・恋愛”おみくじ」も展示されています。

©Studio Ghibli

「湯婆婆」が恋愛みくじ、「銭婆」が開運みくじとなっていて、それぞれの口の中の平仮名が書かれた札を選び、スタッフの方が引っ張るとアドバイスの言葉が響き渡ります。開運みくじに挑戦したスタッフは「末吉」だったものの銭婆の声で「大丈夫、あんたならできるよ。」というありがたい言葉が聞こえてきました。

©Studio Ghibli

最新作「アーヤと魔女」から「ジブリパーク」の建築模型まで

スタジオジブリの最新作『アーヤと魔女』紹介ゾーンにはポスタービジュアルのほか、主人公のアーヤをはじめ作品に登場するキャラクターの人形と人形劇舞台が展示されています。『アーヤと魔女』はスタジオジブリとしては、初となる全編3DCG制作の長編作品で、2020年の冬にNHK総合で長編アニメ放送される予定です。

©Studio Ghibli

また2022年秋に愛知県長久手市の愛・地球博記念公園に開業予定の公園施設「ジブリパーク」の建設模型が初公開されています。温水プールの建物を改装して作られる予定の「ジブリの大倉庫エリア」の建設模型はかなり細かく、総合プロデューサーである宮崎吾朗氏によるスケッチとあわせて見ると「完成が待ち遠しい!行きたい」という気持ちに拍車がかかります。

©Studio Ghibli

開催概要

会期:2020 年 7 月 22 日(水)~9 月 3 日(木) 38 日間

開催時間 :午前 10 時~午後 6 時、金曜は午後 8 時まで(入場は閉場 30 分前まで)

休館日 :月曜日(祝日の場合は翌日)

会場 :愛知県美術館ギャラリー A・B・H・I

(〒461-8525 名古屋市東区東桜 1-13-2、愛知芸術文化センター8 階)

主催: 愛知県、中日新聞社

協賛: NTP グループ、鹿島、JTB、中央工芸、中部電力、名古屋鉄道、日東工業、ヘーベルハウス、三井住友カード、ローソンエンタテインメント

企画制作協力: スタジオジブリ

協力: 岩波書店

入場券 :日時指定入場制で事前の購入が必要。平日一般 1400 円、高大生 1000 円、小中生 700 円で、土日祝は各 100 円増し(価格はいずれも税込み)。

販売場所はローソンチケットで、会場で販売いたしません。

お問い合わせ :一般向けハローダイヤル 050(5542)8600(午前 8 時~午後 10 時)

特設サイト : https://www.ghibli-daijanaiexpo.jp/

公式 Twitter :@DaijanaiExpo


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