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2020-07-24

大林宣彦監督 最期のメッセージが詰まった映画『海辺の映画館-キネマの玉手箱』


 

7月31日から公開となる映画『海辺の映画館 -キネマの玉手箱』は、「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道三部作などで知られる大林監督の最新作で、20年振りに故郷の尾道で撮影したことでも話題を呼んでいる作品です。

2019年の東京国際映画祭で上映されましたが、新型コロナウィルスの影響で劇場公開が延期となっていました。そして、今作は当初劇場公開予定日だった2020年4月10日に肺癌のため82歳で他界された大林監督の遺作となります。映像の魔術師と呼ばれ、日本映画界に大きな影響を与え続けた大林監督の最期のメッセージが詰まった作品になっています。今作の見どころと合わせて愛知・岐阜での上映館を紹介します。

映画『海辺の映画館-キネマの玉手箱』が上映される愛知・岐阜の映画館

映画『海辺の映画館-キネマの玉手箱』の愛知・岐阜での上映館は以下の通りです。

TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ(港区)

Address:名古屋市港区品川町2-1-6

名古屋市港区品川町2‐1‐6

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伏見ミリオン座(栄)


Address:愛知県名古屋市中区錦2丁目15-5

愛知県名古屋市中区錦2丁目15-5

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ユナイテッド・シネマ豊橋18 (9月11日から公開)

Address:愛知県豊橋市藤沢町141 ホリデイ・スクエア アミューズメントビル内

愛知県豊橋市藤沢町141

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TOHOシネマズ モレラ岐阜

Address:岐阜県本巣市三橋1100 モレラ岐阜2F

岐阜県本巣市三橋1100

メインキャストのひとりに話題ドラマへの出演が絶えないアノ俳優さんも!

映画『海辺の映画館-キネマの玉手箱』は、戦争の歴史を辿りながら、無声映画、トーキー、アクション、ミュージカルと様々な映画表現で展開していきます。メインキャストとして銀幕の世界へタイムリープする3人の若い男を映画「転校生-さよならあなた-」の厚木拓郎さん、映画「GO」の細山田隆人さん、映画「武蔵-むさし-」の細田善彦さんが演じています。

厚木さんと細山田さんは大林作品に何度も出演していますが細田さんは初めて。「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」や、7月28日からスタートするドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」(フジテレビ系)など話題のドラマへの出演が続く細田さんの大林組初参加作品となる今作は見逃せません。

また、3人の男たちそれぞれの運命のヒロインを本作が映画初出演となる吉田玲さん、大林組初参加の成海璃子さん、前作に続く出演となる山崎紘菜さんが演じています。そして、物語の核となる移動劇団「桜隊」の看板女優を、近年の大林作品を支える常盤貴子さんが演じています。

監督の“情熱”と“想い”を伝えるため集まった豪華キャスト陣!

映画『海辺の映画館-キネマの玉手箱』は大林監督の“映画への愛”“故郷への愛”“尊い人間愛”に満ち溢れた映画になっています。監督の“映画への情熱“と“平和への想い”を受け止め、さまざまな分野から豪華なキャストが参加しています。

小林稔侍さん、高橋幸宏さん、白石加代子さん、尾美としのりさん、武田鉄矢さん、南原清隆さん、片岡鶴太郎さん、柄本時生さん、村田雄浩さん、稲垣吾郎さん、蛭子能収さん、浅野忠信さん、伊藤歩さん、品川徹さん、入江若葉さん、渡辺裕之さん、手塚眞さん、犬童一心さん、根岸季衣さん、中江有里さん、笹野高史さん、本郷壮二郎さん、川上麻衣子さん、満島真之介さん、大森嘉之さん、渡辺えりさん、窪塚俊介さん、長塚圭史さん、寺島咲さん、犬塚弘さんなど大林組常連から初出演となる俳優まで次々に登場します。誰がどんな役を演じているかは映画館でお楽しみください。(キャスト表記は登場順です)

作品概要

映画『海辺の映画館-キネマの玉手箱』

7月31日(金)よりTOHOシネマズ名古屋ベイシティ他で全国公開

〈ストーリー〉

尾道の海辺にある唯一の映画館「瀬戸内キネマ」が、閉館を迎えた。嵐の夜となった最終日のプログラムは、「日本の戦争映画大特集」のオールナイト上映。上映がはじまると、映画を観ていた青年の毬男(厚木)、鳳介(細山田)、茂(細田)は、突然劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリーンの世界にタイムリープする。江戸時代から、乱世の幕末、戊辰戦争、日中戦争、太平洋戦争の沖縄……3人は、次第に自分たちが上映中の「戦争映画」の世界を旅していることに気づく。そして戦争の歴史の変遷に伴って、映画の技術もまた白黒サイレント、トーキーから総天然色へと進化し移り変わる。

3人は、映画の中で出会った、希子(吉田)、一美(成海)、和子(山崎)ら無垢なヒロインたちが、戦争の犠牲となっていく姿を目の当たりにしていく。3人にとって映画は「虚構(嘘)の世界」だが、彼女たちにとっては「現実(真)の世界」。彼らにも「戦争」が、リアルなものとして迫ってくる。そして、舞台は原爆投下前夜の広島へ――。
そこで出会ったのは看板女優の園井惠子(常盤)が率いる移動劇団「桜隊」だった。3人の青年は、「桜隊」を救うため運命を変えようと奔走するのだが……!?

監督・脚本:大林宣彦

脚本:内藤忠司、小中和哉

出演:厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、吉田玲(新人)、成海璃子、山崎紘菜、常盤貴子

製作:『海辺の映画館-キネマの玉手箱』製作委員会(吉本興業、TANAKA、バップ、アミューズメントメディア総合学院)

制作協力:大林恭子

配給:アスミック・エース

©2020「海辺の映画館―キネマの玉手箱」製作委員会/PS


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