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2021-09-06

映画『僕と彼女とラリーと』名古屋の完成披露上映会に森崎ウィンさん、田中俊介さんが登壇


 

9月24日に愛知・岐阜一部劇場先行で公開(10月1日全国公開)となる映画『僕と彼女とラリーと』は、森崎ウィンさんが主演し、ラリーの魅力や夢に挑戦する人々の姿を描くヒューマンドラマです。「FIA世界ラリー選手権」2021シーズン最終ラウンドの開催地である愛知県豊田市・岐阜県恵那市にてオールロケで撮影されました。

漠然とした不安を感じながら、東京で俳優を目指す主人公が、西村まさ彦さん演じるわだかまりを持つ父親の急死の知らせを受けて豊田市に帰郷するところから物語が動き出します。葬儀後、佐藤隆太さん演じる兄と父親が営んでいたガレージ「北村ワークス」を閉めようと決めたものの、従業員たちの思いに触れ「北村ワークス」の再起をかけてラリー大会に挑戦することを決意します。深川麻衣さん演じる幼馴染や仲間たちとラリーに打ち込むなかで深まる絆や、父親の真の姿と自分自身の生き方がはっきりと見えてくる主人公の成長する姿が描かれています。

映画『僕と彼女とラリーと』の完成披露上映会が名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで行われ、主演した森崎ウィンさんと「北村ワークス」の従業員を演じた田中俊介さんが上映前の舞台挨拶にゲスト登壇しました。上映前のため「危ない、まだ言えないわ~」などと言い合いながら、作品への思いや、撮影中の様子を語ってくれました。(取材日:2021年8月30日)

「ウィン君」「俊くん」同い年の仲良しトーク 深川麻衣さんを絶賛

映画『僕と彼女とラリーと』は愛知県豊田市と岐阜県恵那市を舞台に、葛藤を抱える若者が故郷の美しい自然や人々の温かさに触れ、ラリーへの挑戦を通じて人生を再構築していく姿が描かれた物語です。ミッドランドスクエアシネマで行われた完成披露上映会に主演の森崎ウィンさんと、愛知県出身の田中俊介さんが登壇しました。

森崎さんは劇中で着用した赤色のレーシングスーツ姿で登場し「この作品は、愛知県と岐阜県で作った映画です。先行公開できるという喜びの気持ちと、劇場で公開できることにホッとしています。感謝ですね」と挨拶しました。続いて田中さんは劇中の丸坊主スタイルから髪が伸びたビジュアルで登場し「僕は地元の名古屋に作品を持って帰ることができて、これ以上ないです。しかも大好きな劇場で公開できて深い喜びを感じています」と挨拶しました。

2人は和やかに「ウィン君」「俊くん」と呼び合い、最近“足のサイズや身長が縮んだこと”を互いに報告しあってトークがスタート。深川麻衣さんを含めて3人ともに1990年生まれの同い年だそうで、森崎さんは「現場で年齢の近い共演者とご一緒する時はあるけれど、90年生まれが、3人も集まることはレアで驚きました。気兼ねなくお話できて嬉しかったです」と話すと、田中さんも「そうそう!現場で意見交換ができて楽しいし、頼りになるし、安心できる二人でした」と同調しました。また、深川さんに対して森崎さんは「気さくで真面目で、アドリブにもすかさず返してくれて、信頼できる存在でした」と撮影中をふり返り、田中さんはテレビドラマ『アノニマス』で深川さんと共演した間柄でもあり「世の中にいい人っていますが、深川さんは本当にいい人です」と断言したあと「深川さんが野菜を抱えて、僕たちを遠目で見ているシーンがあるんですけど、びっくりするくらい可愛いくて、現場でスタッフさんたちと見とれてしまいました」と深川さんの佇まいを絶賛しました。森崎さんは「野菜持っているだけでオーラ出ちゃう」とコメントし、「あの時、何の野菜を持っていたんだろうね」と、二人で仲良く話す様子に会場内が思わずニッコリする一幕もありました。

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愛知県の豊田市、岐阜県の恵那市で撮影された映画『僕と彼女とラリーと』では、香嵐渓やトヨタスタジアムなど地元の人にとって、親しみ深い場所がたくさん映し出されています。森崎さんは今回初めて豊田市に来たそうですが「(撮影に)インして2日目から、不思議と町と自分がフィットする感覚になりました。本当に美しい景色の中にいて、深呼吸するだけで心が洗われるような清々しい現場でした」と教えてくれました。田中さんは「このご時勢で旅行などに行けませんが、映画で素敵な景色をお届けすることができて嬉しいです。僕が出るシーンも素晴らしい景色が広がっていますので是非楽しんでもらいたいですね」とアピールしました。

共演者の話題になると、竹内力さんの名前を二人で挙げ「力さん、最高でしたよ。大好きです!スタッフさんが重い荷物を運んでいると“俺が持つよ”と率先して現場で動いていらっしゃいました。」と森崎さんが話すと、田中さんも「僕も力さんが大好きです。強面で近づきにくいかと思っていましたがウエルカムな感じだったので、僕も懐にはいってモノマネして楽しんでいました」と“力さん大好き”合戦のようなやり取りを見せました。そして田中さんが力さんのモノマネを披露する空気になり、劇中の力さんのあるシーンを田中さんがモノマネで熱演!その完成度に森崎さんは「力さんがそこに居るんじゃないかと。一瞬よみがえりました」と驚いていました。

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ラリー仕様の“トヨタのヤリス”「でらカッコいい」「様々な車が勢ぞろいするシーン」にも注目

9月24日に先行上映される映画『僕と彼女とラリーと』は、2021年11月に愛知県豊田市と岐阜県恵那市で開催される「FIA世界ラリー選手権」を題材にして、ラリーの魅力や夢にチャレンジする人々の姿が描かれています。ラリーとは公道をコースにしたモータースポーツで、運転するドライバーと、コースの道順を指示するコ・ドライバー(ナビゲーター)が二人一組で乗車し、複数の競技区間を1台ずつタイムアタックして合計タイムで勝敗を競う競技です。本作の予告編で「僕たちが目指すのはレースじゃなくてラリーだ」という印象的な言葉が登場します。レース場のように定められたコースを周回するのではなく、様々な道にチーム一丸で挑み、走行するラリーは人生を表しているようです。本作ではドライバーを深川麻衣さん、コ・ドライバーを森崎さんが好演しています。

森崎さんはラリーについて一切の知識が無かったそうで、この作品からラリーというものを知り、ラリー仕様にした“トヨタのヤリス”に乗車した感想を「シートがとても狭いけれど、体にピタッとはまるんですよ。シートベルトも格好良くて、装着した瞬間からスイッチが入りますね。始めたら止まらないですよね」と興奮した様子で話しました。整備士を演じた田中さんは「初めて生でラリーカーを見て、でらカッコいいと思いました!」と話し「ラリーカーをはじめ様々な車が勢ぞろいするシーンがあるんですが、愛知県が誇る産業でもあるので、大きなスクリーンで味わっていただきたいです」と見所も紹介しました。

ラリーによって人生の転機を迎えたストーリーから、転機について森崎さんは「10歳でミャンマーから日本に来たこと、まさに大きな転機ですね」と語り、田中さんは「一つ一つの出会いが転機になるなと感じています。映画に携わって同世代の役者さんに出会って鼓舞しあう仲間ができていくなど、そういうものが転機になりますね。名古屋なので、いいことを言うようがんばっています」とお茶目に話しました。

舞台挨拶も終盤になり、最後のメッセージを求められた森崎さんは「皆さまに、一足先にお届けできること安堵しています。鑑賞後に“あんな景色があったな”とエンターテイメントを噛み締めていただけると嬉しいです」と想いを伝えました。

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作品情報

映画『僕と彼女とラリーと』

9月24日(金)より愛知・岐阜一部劇場先行公開

10月1日 (金)より全国公開

出演:森崎ウィン、深川麻衣 佐藤隆太 田中俊介 小林きな子 有福正志 小林涼子 よしこ(ガンバレルーヤ) 竹内力  西村まさ彦

監督・脚本:塚本連平

主題歌:加藤ミリヤ「JOYRIDE 」

製作:『僕と彼女とラリーと』製作委員会

制作: RIKI プロジェクト

配給:イオンエンターテイメント スターキャット

© 2021 『僕と彼女とラリーと』製作委員会


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