10月は「家族」の映画が多数公開!あなたはどの家族の物語を観にいきますか?
映画『浅田家!』が10月2日に公開となりました。10月9日には芦田愛菜さんが主人公を演じる映画『星の子』、堤真一さんと石田ゆり子さんが夫婦役で共演する映画『望み』、10月23日には永作博美さんと井浦新さんが特別養子縁組によって息子を迎えた夫婦を演じる映画『朝が来る』が公開されます。
名古屋の映画情報サイトCine@nagoya(シネアナゴヤ)では、10月に公開される「家族」をテーマにした邦画を、ぞれぞれの家族構成や家族に起きた出来事という切り口でご紹介します。あなたはどの家族の物語を観にいきますか?
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Contents
「林家」両親があやしげな宗教に入信、2人の娘は…
10月9日公開の映画『星の子』は今村夏子さんの同名小説を原作とした作品で、芦田愛菜さんが主人公の林ちひろを演じています。
「林家」は父・母・長女・次女の4人家族で、次女のちひろが幼いころに病弱だったことから両親はあやしげな宗教にのめり込みます。両親は宗教の怪しさを理解させようとする親戚の説得にも耳を貸さず、長女は家を飛び出します。健康的な中学3年生になったちひろは憧れの先生や仲良しの友達もでき、家族以外と過ごす時間が増え、次第に林家の常識を疑い始めます。生まれた時から当たり前のように身近にある両親が信じてるものに子どもは逆らうことができるのか。ちひろの選択は…。
作品詳細
10月9日よりミッドランドスクエアシネマ他で公開
出演:芦田愛菜、岡田将生、大友康平、高良健吾、黒木華、蒔田彩珠、新音、永瀬正敏、原田知世
監督・脚本:大森立嗣
原作:今村夏子『星の子』(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
配給:東京テアトル、ヨアケ
©2020「星の子」製作委員会
「石川家」行方不明になった長男の身を案じる父と母、妹
10月9日公開の映画『望み』は雫井脩介さんの同名小説を原作とした作品で、堤真一さんと石田ゆり子さんが夫婦役で共演しています。「石川家」は建築家の父とフリー校正者の母、高校生の長男、中学生の長女の4人家族です。
ある日、無断外泊から帰ってこない長男が同級生の殺人事件に関与していることを疑われ、生活が一変します。事件の捜査が進むにつれて、「石川家」の長男が加害者である可能性と被害者である可能性があることがわかります。被害者であっても息子の無実を信じる父親と加害者であっても生きていてほしいと願う母親、受験を控えている妹の本音など、家族それぞれの想いが交錯していく様子が描かれています。マスコミの報道や嫌がらせ、仕事への影響、刻一刻と変わっていく「石川家」の様子は見ていて胸が苦しくなります。親が子供に望むことは何か。明らかになった事実とは…。
作品詳細
10月9日(金)ミッドランドスクエアシネマほか全国公開
出演:堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶、加藤雅也、市毛良枝、松田翔太、竜雷太
監督:堤幸彦
原作:雫井脩介(角川文庫刊)
脚本:奥寺佐渡子
配給:KADOKAWA
© 2020「望み」製作委員会
「栗原家」特別養子縁組によって息子を迎えた夫婦 生みの母親は…
10月23日公開の映画『朝が来る』は辻村深月さんの同名小説を原作とした作品で、樹木希林さんが主演した映画『あん』などの河瀨直美さんが監督をつとめ、永作博美さんと井浦新さんが夫婦役で出演しています。「栗原家」は長い不妊治療を続けてきた夫婦と6年前に特別養子縁組で迎え入れた息子の3人家族です。
幸せな日々を送っていた「栗原家」にある時、息子の生みの母親を名乗る女性から「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」と連絡があり、夫婦は女性と会うことになります。栗原夫妻が経験した辛い不妊治療や彼らが「特別養子縁組」という選択をするまでの様子はドキュメンタリーのようにも感じられ、産みの母親が中学生で妊娠し、断腸の思いで子供を手放し、その後どのような日々を送ってきたかも丁寧に描かれています。「栗原家」にやってきた女性は誰なのか…
作品詳細
10月23日(金)よりTOHOシネマズ名古屋ベイシティ、伏見ミリオン座ほか全国ロードショー
出演:永作博美 井浦新 蒔田彩珠 浅田美代子
原作:辻村深月『朝が来る』(文春文庫)
監督・脚本:河瀨直美
共同脚本:髙橋泉 音楽:小瀬村晶 An Ton That
主題歌:C&K「アサトヒカリ」(EMI Records)
制作プロダクション:キノフィルムズ 組画
共同制作プロダクション:KAZUMO
配給:キノフィルムズ/木下グループ
©2020「朝が来る」Film Partners