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2020-05-25

名古屋駅前のシネコン・ミッドランドスクエアシネマ 徹底した感染予防対策で営業再開


 

名古屋駅前のシネマコンプレックス ミッドランドスクエアシネマが5月22日に営業を再開しました。再開するのはミッドランドスクエア商業棟5Fのミッドランドスクエア シネマ (スクリーン1~7)のみで、シンフォニー豊田ビル2Fのミッドランドスクエアシネマ2(スクリーン8~14)は引き続き休業しています。※6月12日よりミッドランドスクエアシネマ2(スクリーン8~14)も営業を再開しました。

営業再開初日の映画館を取材し、ミッドランドスクエアシネマを運営する中日本興業株式会社 取締役の小塚康さんにお話を聞くことができました。ミッドランドスクエアシネマの様子や休館前と変わった点、来場客にお願いしたいことなどをご紹介します。(取材日:2020年5月22日)

<2020年6月12日更新>

6月12日からはミッドランドスクエアシネマ2(スクリーン8~14)も営業を再開しました。また、インターネットでのチケット販売の開始時間が鑑賞当日0時からに変更となりました。

 

ミッドランドスクエアシネマ:新型コロナウイルス感染予防に対するご案内

営業を再開した名古屋の映画館 それぞれの感染予防対策 まとめ

パーテーションを取り払い密接を避けるロビー導線

エレベーターで5階に到着すると、スクリーンの入り口にまっすぐ続く「出口」と書かれた通路ができていました。このスペースはこれまでポスターや看板、バナーなどの販促物で塞がれていたのですが、映画鑑賞後の出口導線として活用していくために通れるようになっています。入場、退場の導線を別にすることで、入場・退場客で混雑しがちなチケットもぎり前の密接を防ぎ、チケットを呈示するだけで入場できます。

コンセッションやチケットカウンターにあったパーテーションもすべて取り払われていて、来場客に間隔を空けて並んでもらうために、カーペットに目印となるブルーのシールが貼ってありました。入場待ちの行列ができた際にはコンセッション前への整列を促すなど、状況に応じて臨機応変にロビースペースを活用できる工夫がされていました。

コンセッションでの購入時の混雑緩和のために、メニューはドリンクとポップコーンなどに限定されていましたが、スクリーン内に持ち込むことは可能です。マスクを着用したままの映画鑑賞が基本となっているため、飲食時以外はマスク着用でお願いしますとのことでした。

コンセッションやチケットカウンターには飛沫防止シートが張られていて、ロビーの窓側のハイチェアとテーブルの休憩スペースは密着して座ることができないようにテープが貼られていました。

前後左右1席ずつ間隔を空けてチケットを販売 事前購入のお願い

営業再開にあたり、それぞれのスクリーンの座席は前後左右に1席ずつ間隔が空くようにチケットが販売されています。

チケットカウンターのモニターに表示される座席画面では購入可能座席が市松模様になっていますが、実際のスクリーン内の座席には着席不可の表示はありませんでした。スクリーン内は十分に換気がされていることや映画鑑賞中もマスクを着用することをお願いするパネルが館内に掲出されていました。

また映画館からのお願いとして、できるだけチケットを事前にインターネットで購入してから来場してほしいそうです。事前購入し、無人のチケット発券カウンターを活用することで、チケットカウンターの混雑を避けると共に、お客様とスタッフの接触や金銭の受け渡しの機会を減らす目的があります。インターネットでの販売は当日の朝6時からとなっています。※6月12日からはインターネットでの販売が当日0時からに変更となりました。

チケットもぎり前には体温測定用のサーモグラフィと弱酸性次亜塩素酸水噴出装置が設置されている上、スクリーンの入り口には手指の消毒液が準備されています。

ミッドランドスクエアシネマでは来場客の不安をできる限り取り除くべく、様々な対策が施されていました。

上映作品は徐々に充実の予定 ドルビーシネマではあの作品が!

営業再開当初の上映作品は、『一度死んでみた』『弥生、三月 君を愛した30年』
『貴族降臨-PRINCE OF LEGEND-』『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』などの休館前に公開した作品や『パラサイト 半地下の家族』や『ミッドサマー』『ミッドサマー ディレクターズカット版』『犬鳴村』などの話題作、『天気の子』や『屍人荘の殺人』『劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』『劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ』を観ることができます。

ドルビーシネマでは『Fukushima50』や『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』『1917 命をかけた伝令』が上映されていて、映画館でないと味わえない没入感を堪能できるラインナップとなっています。

ミッドランドスクエアシネマのドルビーシネマの魅力は圧倒的な没入感!

映画『Fukushima 50』佐藤浩市さんと火野正平さんに名古屋でインタビュー

新作の公開も続々と発表になっています!

6月5日公開

『デッド・ドント・ダイ』

6月12日公開

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

『グッド・ボーイズ』

『15年後のラブソング』

『ライブリポート』

『コリーニ事件』

『死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-』

6月19日公開

『ドクター・ドリトル』

『エジソンズ・ゲーム』

『パリ・オペラ座 バレエ・シネマ 夏の夜の夢』

6月~7月には、公開延期となっている作品の公開も発表されていくと思われます。現状はミッドランドスクエア商業棟5Fのミッドランドスクエア シネマ (スクリーン1~7)のみの営業ですが、今後、上映作品や来場客が増えていく段階でシンフォニー豊田ビル2Fのミッドランドスクエアシネマ2(スクリーン8~14)の再開もしていく方針だそうです。※6月12日からミッドランドスクエアシネマ2(スクリーン8~14)も営業を再開しました。

ミッドランドスクエアシネマは政府と全国興行生活衛生同業組合連合会が取り決めたガイドラインに沿って、可能な限りの感染症対策を施して営業を再開しました。施設面だけでなく映画館で働くスタッフを2つのチームに分けて交代で出勤するなどの対策もしています。小塚取締役は「映画館としてできる限りの万全な準備をしていくので、お客様に映画文化を一緒に守っていただきたい」と話していました。

 

施設概要

ミッドランドスクエアシネマ

ミッドランドスクエアシネマ1

Address:名古屋市中村区名駅四丁目7番1号 ミッドランドスクエア5階

名古屋市中村区名駅四丁目7番1号

ミッドランドスクエアシネマ2

Address:名古屋市中村区名駅四丁目11番27号 シンフォニー豊田ビル2階

名古屋市中村区名駅四丁目11番27号

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