「なんすか、この板挟み感」倫也役の松岡禎丞さんが矢作紗友里さんと赤﨑千夏さんから・・ 劇場版『冴えない彼女の育てかた Fine』名古屋舞台挨拶
10月26日に公開となった劇場版『冴えない彼女の育てかた Fine』は丸戸史明さんのライトノベルが原作で、2015年と2017年に放送されたテレビアニメが人気を集めたシリーズの完結編となる作品です。公開2日目に名古屋市内で公開記念の舞台挨拶が行われ、主人公の高校生・安芸倫也の声を務める松岡禎丞さん、氷堂美智留役の矢作紗友里さん、波島出海役の赤﨑千夏さんが登場しました。
同作のメインヒロインである加藤恵の魅力や誰の目線で映画を観るかについてのトークで盛り上がりました。(取材日:2019年10月27日)
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「(倫也は)男をあげたな」と5年間での変化を語る松岡禎丞さん
劇場版『冴えない彼女の育てかた Fine』は愛知県出身の丸戸史明さんにとるライトノベルを原作としたテレビアニメの完結編となる作品で、主人公の高校生がある女の子をメインヒロインとした同人ゲームを作るためにサークルを立ち上げ、仲間と一緒にゲームを作っていく物語です。主人公の高校生・安芸倫也の声を務める松岡禎丞さん、氷堂美智留役の矢作紗友里さん、波島出海役の赤﨑千夏さんが109シネマズ名古屋で行われた公開記念舞台挨拶に登壇しました。この回の司会をつとめた赤﨑さんが「メインヒロイン不在感がすごいですよね」と切り出すと、矢作さんが「ちょっと!しょうがないじゃない」とツッコミを入れ、松岡さんのマイペースっぷりを振り返るなどしながら和気藹々と進んでいきました。
テレビアニメの放送開始から5年間に渡って主人公・倫也を演じてきた松岡さんは「初回からずっと、大変でした」とセリフの量や尺の短さに苦労したと話し「これ以上いくと早口に聞こえるっていうギリギリのところで調整していました」とプロならではのこだわりを口にしていました。また倫也の成長について「自分なりに物事を考えて行動するようになったな、人間性は上がって、男になったなと感じました」と明かしていました。矢作さんは「最初はオタクなんて!ってところがあったけど、みんなの仲間になってからは天才肌だから曲が降りてきて、作品作りに積極的になっていって、オタクを受け入れる感じにはなっていきました」と美智留というキャラクターの変化について語りました。赤﨑さんは「出海ちゃんは後輩系ヒロインキターって感じで、出来るだけ可愛くあざとくって頑張ったんですけど」と話しながら、あまり出番が多くなかったそうで「何週バラシの連絡がきたことか」と吐露していました。客席から赤﨑さんへ「可愛いよーー」と声があがっていました。
スポンサーリンク倫也目線と恵目線 2つの目線での鑑賞
松岡さんは劇場版『冴えない彼女の育てかた Fine』について「人間関係が生々しく描かれていると思うんですよ」と話し「男性目線と女性目線だと全く違う印象になるのかなと思いました」と語りました。MCの赤﨑さんが客席に倫也目線・恵目線のどちらで観たかを聞くなどし、松岡さんは「僕は恵目線で観ちゃうので」と言うと「えー!?そうなんですか?」と矢作さんは驚いた様子でした。松岡さんは「僕は倫也に言いたいことはたくさんありましたよ!」と話すと、矢作さんも「言ってることはわかるけど、、、」と危うくネタバレしそうになりセーブしていました。赤﨑さんと矢作さんがテレビアニメ2期の内容を振り返り「なんでもっと相談してくれないの!ホウレンソウしよ!」「倫也っ!恵がいるじゃん!ってすごい思った!」などと倫也を責める発言をすると松岡さんが「なんすか、この板挟み感」と困った様子をみせていました。松岡さんは「もし自分が恵だったら、倫也だったら、と思ってみるとウウウウってなりますよね」と語り、矢作さんも2つの目線で鑑賞することを薦めていました。
矢作さんは「みんなが納得するようなラストになりましたので、しかと目をかっぴろげてご覧ください!」と挨拶し、松岡さんも「『冴えカノ』は今回で本当のエンディングになるんですけど、『冴えカノ』のラストが皆さまの心にいつまでも残る作品になったらいいなと思うわけなんですよ。何が言いたいかというと、『冴えカノ』は不滅です!」と独特の間で集まったお客さんに想いを伝えていました。
作品概要
2019年10月26日(土)公開
◆キャスト
安芸倫也:松岡禎丞
加藤恵:安野希世乃
澤村・スペンサー・英梨々:大西沙織
霞ヶ丘詩羽:茅野愛衣
氷堂美智留:矢作紗友里
波島出海:赤﨑千夏
波島伊織:柿原徹也
◆スタッフ
原作:丸戸史明(ファンタジア文庫/株式会社KADOKAWA)
キャラクター原案:深崎暮人
総監督:亀井幹太
監督:柴田彰久
脚本:丸戸史明
キャラクターデザイン:高瀬智章
制作:CloverWorks
配給:アニプレックス
©2019 丸戸史明・深崎暮人・KADOKAWA ファンタジア文庫刊/映画も冴えない製作委員会
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