toggle
2019-10-03

松重豊さんが北川景子さん怒られる快感を語る 映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』名古屋でインタビュー


 

10月4日から公開となる映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』は一回り以上年が離れた妻から「ヒキタさんの子どもに会いたい」と言われた一言により、すべてが変わったアラフィフ男性からみた妊活をテーマにした作品で、作家のヒキタクニオさんがユーモア溢れる語り口で自らの体験を基に書き上げた同名エッセイが原作です。刑事やヤクザなど硬派な役を多く演じてきた松重豊さんが主人公のヒキタさんに扮し、一回り以上年の離れた妻サチ役を北川景子さんが演じています。ヒキタ夫妻の妊活を通じて喜んだり、喧嘩したりと妊活だけではなく夫婦のあり方や家族で共感できる映画です。

映画初主演となった松重さんが名古屋でインタビューに応じてくれました。北川さんとの夫婦役について、妊活について感じたことなどを丁寧に語ってくれました。(取材日:2019年9月24日)

スポンサーリンク




北川景子さんから思いっきり怒られる快感が財産に!?

映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』は松重豊さん演じるアラフィフの作家が一回り以上年の離れた妻と妊活に取り組む様子をユーモアを交えて描いた作品です。刑事やヤクザを始め、様々な役を演じてきた松重さんはオファーを受けた時の気持ちを「何が来ても驚かないと思っていましたが、できるかな?と心配もありました」と北川景子さんとの夫婦役であることについて「お客さんから“こんな夫婦ありえない”と思われないようにしなければと恐怖もありました」と語りました。

松重さんは妻役の北川さんとはフジテレビ系ドラマ『HERO』(2014年)やテレビ朝日のスペシャルドラマ『指定弁護士』(2018年)などで共演経験があり「まさか奥さん役とは」と夫婦役での出演に戸惑った部分もあったようです。共演を振り返り「北川さんと3週間一緒にいて自分の中の財産になったんですけど、年下のキレイな女性に怒られる自分のだらしなさに笑うっていうのが快感でした」と話していました。松重さんは「(北川さんに)思いっきり怒られたい!『ごめんなさい』と言いたい!と観ている男性は思うんじゃないかな?」と夫婦のあるシーンを紹介してくれました。

松重さんと北川さんが演じるヒキタ夫婦は年の差を感じさせないとても素敵な雰囲気を醸し出しています。傍目には父と娘のように見えるものの夫婦としての2人が妊活を通じて経験する悲喜交々、互いを想いあう気持ちは多くの共感を得られるはずです。

スポンサーリンク

妊活・男性不妊のリアルをコメディタッチで描く

映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』は作家のヒキタクニオさん自らの験を元にしたエッセイが原作であるため、男性不妊のリアルが描かれています。松重さんは「妊活や男性不妊を真正面から取り上げた映画は今までなかったと思います」と話し、撮影について「ドキュメンタリーのようにリアルに傷つこうと思っていました」と予備知識を持ち過ぎず、妊活に直面した男性と同じように感じながら演じていたと明かしました。

様々な妊活あるあるがコメディタッチで描かれている部分もあり「この映画が妊活に取り組んでいる人が声や手を上げやすくなるきっかけになれば」と語っていました。



作品情報

映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』

10月4日 ミッドランドスクエアシネマほか全国公開

出演:松重豊、北川景子、山中崇、濱田岳、伊東四朗

脚本・監督: 細川徹

原作:ヒキタクニオ『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』(光文社刊)

配給:東急レクリエーション

(c)2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会

公式サイト:http://hikitasan-gokainin.com

スポンサーリンク
関連記事