「マジで面白い!この景色」三山凌輝さんが地元名古屋の栄・オアシス21で映画『誰よりもつよく抱きしめて』イベント 久保史緒里さん、ファン・チャンソンさん、内田英治監督と登場
2月7日(金)より公開中の映画『誰よりもつよく抱きしめて』はNHK連続テレビ小説「虎に翼」に出演し、「BE:FIRST」のRYOKIとしても活躍する三山凌輝さんと「乃木坂46」のメンバーで俳優としての注目も高まっている久保史緒里さんがW主演しています。強迫性障害による潔癖症を患う青年と同棲する恋人の2人を中心に、愛する人に触れることができないもどかしさやせつなさを丁寧で繊細なタッチで描き出した作品です。新堂冬樹の同名恋愛小説が原作で、映画『ミッドナイトスワン』(2020年公開)の内田英治監督の最新作となります。
名古屋・栄のオアシス21豊田合成リンク特設ステージに三山凌輝さん、久保史緒里さん、ファン・チャンソンさん、内田英治監督が登場し、映画公開記念イベントが行われました。三山さんが「庭」というほど馴染の場所でのイベントとあって楽しそうにトークを繰り広げ、ステージ前のベンチに着席した観客だけでなく、イベント目的ではなさそうな方にもマイクで呼びかけるなどしながら、映画をアピールしていました。内田監督が三山さんとの初対面での印象を話すなど貴重な話も飛び出したイベントの様子をたくさんの写真とともにご紹介します。(取材日:2025年2月9日)
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三山凌輝さんが栄のオアシス21にいる全ての人に向けてマイクで映画をアピール
映画『誰よりもつよく抱きしめて』は新堂冬樹さんの同名恋愛小説が原作で、俳優であり「BE:FIRST」のRYOKIとしても活躍する三山凌輝さん、「乃木坂46」の久保史緒里さんがW主演し、「2PM」のファン・チャンソンさんも出演しています。監督を務めたのは「ミッドナイトスワン」の内田英治さん、強迫性障害による潔癖症を患って同棲する恋人に触れることもできない良城と恋人の治療のために自分の気持ちを抑えて彼を支え、複雑な心情を抱える月菜の2人の気持ちを繊細に描き出しています。月菜に近づく恋人と触れあっても心が動かない青年をファン・チャンソンさんが演じ、良城と距離を縮めていく同じ症状を抱える女性を穂志もえかさんが演じています。
映画『誰よりもつよく抱きしめて』の公開記念イベントが行われたオアシス21は名古屋の繁華街である栄の中心にあり、この時期は氷じゃないスケートリンク“豊田合成リンク”が設置されていて、人気のアクティビティスポットになっています。スケートリンクの隣にある特設ステージの前の優先観覧エリアは4人掛けのベンチが設置されていて、当選した150人程がエリア内に案内され、ステージとの距離が近く見やすい場所から順に埋まっていきました。オアシス21には優先観覧エリア以外にもステージが眺められる場所があり、イベント時間が近づくにつれて、ステージを囲むように大勢の人が集まっていました。イベント開始前から映画の主題歌がリピートで流されていて、オアシス21は異様な高揚感に包まれていました。
司会者とメ~テレのキャラクター・ウルフィがステージに登場し、三山凌輝さん、久保史緒里さん、ファン・チャンソンさん、内田英治監督を呼び込むと、オアシス21全体から大きな拍手と歓声が巻き起こりました。名古屋駅のミッドランドスクエアシネマでの舞台挨拶を終えてすぐに駆けつけてくれた4人は笑顔で会場全体を見渡し、チャンソンさんはメ~テレのキャラクター・ウルフィと握手を交わすなどして和やかな空気に包まれました。
三山さんは開口一番に「何事もなくスケートをしているそこのキッズ!面白いぞ」と特設スケートリンクで無邪気にスケートをしている子供たちに声を掛けて観客を笑わせ、「よろしく!」と元気に挨拶しました。久保さんは「寒い中ありがとうございます!」と可愛らしく挨拶。チャンソンさんは「ずっと待っていてくれたんですか?寒くないですか?」と気にかけてくれました。
今の率直な気持ちを聞かれた三山さんは「地元の名古屋で、まさかオアシス21のイベントで挨拶に立たせて貰えると思っていなかったので、すごく不思議な気持ちです」としみじみしつつステージから見える景色を「マジで面白い!この景色」と率直な言葉で表しました。さらに三山さんは大きな声で「そこのエスカレーターに乗っている人も、歩いている人も、映画『誰よりもつよく抱きしめて』が劇場公開されています。ぜひご覧ください」とイベントを知らない方々にもマイク越しに呼びかけ、手を振ってアピールしていました。一瞬で相手を自分の虜にするパフォーマンスはさすがです。三山さんの声が届いた人達は手を振って応えていました。
栄のオアシス21について三山さんは「ここは僕の庭園というか家の敷地内。僕は名古屋での生活の9割5分をオアシスで過ごしていたと言っても、、少し過言かな?」と盛り気味で話すと観客は笑ったり、拍手したりと大らかで温かい反応を見せました。三山さんは地元でのイベントを楽しんでいる様子で「名古屋にいらっしゃいませ」と、久保さん、チャンソンさん、内田監督に声をかけました。
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内田英治監督が初対面時の三山凌輝さんの印象を「骨太で野性的」と語る
撮影した時のことを振り返り、三山さんは「冬に撮影して、ちょうど1年ぐらい経ちました。今週の寒さで当時の記憶が蘇ってきます」と話し、役柄が抱えた症状について話しながら「それぞれの生き方があるからこそ、それぞれの悩みがあるということが映画のメッセージとして詰まっているので、僕は(演じた)良城という人間にフォーカスして演じきりました」と述べました。
俳優としての三山さんについて尋ねられた内山英治監督は「最初に韓国で会った時は、丸坊主で髪も赤くて、今と全然、雰囲気が違いました。日本の役者の中でも骨太で野性的だなと」と第一印象を語り、本作のナイーブな役とは真逆だと微笑みました。加えて「撮影中は繊細な感じになって、ライブをやっている時とか初対面の感じとは違っていて、いろんな面を持っているなと感じました」と話しました。三山さんが「この役によくオファーしてくれたなと…ありがたいです」と照れくさそうな表情を浮かべました。
久保さんは役どころについて「(恋人に)触れたくても触れられないということは大きいことだと現場に入って更に強く感じました。人それぞれに色々な壁があるというのは共通していて、人と人とが関わっていくことの大切さについて考えさせられました」と話しました。久保さんと内田監督は本作で3回目のタッグということだそうで息ピッタリ。内田監督は「久保さんは今まで悪女とか犯罪者の役で」と含み笑いし「今回はじめて普通の役ですね」と久保さんを見ました。久保さんは「一番難しかったです」と繊細で細かな表現などに苦戦したことを明かしました。
チャンソンさんは初めて脚本を読んだときの自身の役の印象を「ミステリアスだと思いました。何でこんな行動をするのかを理解することを頑張りました」と話しました。
「なんか格好つけている」三山凌輝さんとファン・チャンソンさんがじゃれ合うように掛け合う
内田監督はチャンソンさんと三山さんのことを「今日、なんか格好つけている、この2人。中2くらいの感じですよ」と言うと久保田さんも「うん!格好つけてます」と同意しました。愛知出身の三山さんは「多くの人に足を止めていただいて、ファンの方もいらっしゃるんで」と弁解。内田監督は「チャンソンもファンの方が来ているから、格好つけてる。普段はもっと、はっちゃけてます」と教えてくれました。
チャンソンさんは「カッコいい~」とファンから声がかかると、すかさず「ありがとう」と低めの声色で雰囲気を作り、三山さんが「声作ってんなぁ」と突っ込むと「元々、こういう声だよ」とチャンソンさん。さらに三山さんが「麒麟の川島さんやん!」とじゃれ合うように掛け合い、会場内の笑いを引き出しました。
イベント中の様子から仲の良さが伝わってきた2人、チャンソンさんが「これからもよろしくね」と声をかけ、三山さんも「よろしく」と微笑むなど、2人の絆がこれからも続いていくことを感じさせてくれました。
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名古屋のおススメはオアシス21の“水の宇宙船”「上も見てみろよ!キレイだそ!」
地元である名古屋のおススメを聞かれた三山さんは「ミッドランドスクエアシネマで、映画『誰よりもつよく抱きしめて』を鑑賞すれば、名古屋を堪能できるんじゃないかなと思います」とかなりの早口で一度も噛まずにアピールし、チャンソンさんは「練習したの?」と見事な早口に驚いた様子。
映画以外でとリクエストされた三山さんは「うむ。よかろう」と返し、名古屋の人がどのくらいいるか観客に問いかけると多くの手があがったのを見て「じゃあもう言わなくてよくない?」と言い、監督も久保さんもチャンソンさんも味噌カツや手羽先などの名古屋グルメを熟知されているんで、俺から教えることはなにもないんじゃないかな」と悩まし気な様子を見せました。
少し考えて閃いた三山さんは「ひとつあげるとすれば、オアシス21は夜になると夜景がすごく綺麗なんですよ!」と紹介し、上を指さして「見てもらうと分かりますが、水が流れているんですよ」と言いました。“水の宇宙船”と呼ばれる空中に浮かぶガラスの大屋根について、地上から見ると屋根に見えますが、天井には大きな水盤があると説明を加えると、久保さんとチャンソンさんが目を輝かせて「ほんとだ‼初めて!キレイキレイ!」と好リアクション。
「すげえ食いついくれてる」と嬉しそうに笑いながら三山さんは「夕焼けも夜景も綺麗なんで、1日通してすごく楽しめる所です」とイベント会場のオアシス21を紹介し、スケートを楽しんでいる人たちにも「足元ばっかじゃなくて、上も見てみろよ!キレイだそ!」と声もかけていました。
イベントも終了の時間が近づき、三山さんは「エスカレーターを登っているそこのあなた!振り返ってくれてありがとう!2月7日に『誰よりもつよく抱きしめて』が公開されました!上でたまたま見てくれて、奇跡的に出会えたあなた!ありがとうございました。ミッドランドスクエアシネマほかで公開されています」と全方向に向けて、映画の公開をアピールしました。
チャンソンさんに「めっちゃ選挙活動してるみたい」と突っ込まれながら、この場所で出会えたことに感謝の気持ちを伝え、映画について「人と人の交差する気持ちが切なくも純粋で、誰もが経験する葛藤やモヤモヤする気持ちが繊細に描かれています」劇場に足を運んでほしいと熱い気持ちを伝えました。
作品概要
2月7日(金)よりミッドランドスクエアシネマほか全国公開
原作:新堂冬樹「誰よりもつよく抱きしめて」(光文社文庫)
監督:内田英治
脚本:イ・ナウォン
出演:三山凌輝、久保史緒里(乃木坂46)、ファン・チャンソン(2PM)
配給:アークエンタテインメント
©2025「誰よりもつよく抱きしめて」HIAN /アークエンタテインメント