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2025-02-08

中島健人さんとmiletさんが名古屋で舞台挨拶に登壇 映画『知らないカノジョ』特別試写会


 

2月28日(金)より公開となる映画『知らないカノジョ』は中島健人さんが主演し、シンガーソングライターのmiletさんがヒロインを務めるラブストーリーで、2021年に日本で公開されたフランス映画「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(原題:Mon Inconnue)」をベースとした日本が舞台のリメイク作品です。公開を前に、名古屋駅前のミッドランドスクエア シネマで東海テレビ特別試写会が行われ、上映前の舞台挨拶に中島健人さんとmiletさんが登壇しました。名古屋に関するトークを繰り広げ、中島さんの念願だった三木孝浩監督作品への出演、完成した映画を初めて観た時の感想などを話したり、初デートのプラン、もし今とは別の世界に行ったとしたらやりたい事についても話しました。和やかな雰囲気で行われた舞台挨拶の様子をご紹介します。(取材日:2025年2月7日)

中島健人さんとmiletさんが登場!名古屋は「人が最高」「シャレオツな街」

映画『知らないカノジョ』は2021年に日本で公開されたフランス映画「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(原題:Mon Inconnue)」がベースとなっている作品で、中島健人さんが主演し、シンガーソングライターのmiletさんがヒロインを務めています。監督は「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「今夜、世界からこの恋が消えても」などで知られる三木孝浩さん。中島さん演じる主人公のリクは、miletさん演じるミナミと大学時代に出会い、互いに一目惚れして恋に落ちて結婚。8年後、リクはミナミのサポートのおかげで小説家になる夢を叶えてベストセラー作家になったけれど、歌手の夢を諦めた彼女とは気持ちがすれ違ってしまい、大喧嘩。リクが目が覚めるとミナミと出会っていない世界線に放り出されてしまうというストーリーです。もう一つの世界でミナミはシンガーソングライターとして大活躍していて、劇中ではmiletさんが演じるミナミの歌声を楽しむこともできます。

映画の公開を前に、中島健人さんとmiletさんが名古屋を訪れ、東海テレビ「スイッチ!」や中京テレビ「キャッチ!」などの番組に生出演し、名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで行われた東海テレビ特別試写会の舞台挨拶に登壇しました。大きな拍手で迎えられた中島さんとmiletさんはたくさんの観客に笑顔をみせて、深々と一礼しました。中島健人さんは「映画をみなさんに観てもらえることが嬉しいです。映画の良さを伝えられたらと思います」と挨拶し、miletさんは「私の初めての演技の挑戦となりました。みなさんにこの映画を心から愛してもらえるようにと願いを込めて挑んだ作品です」と想いを伝えました。

名古屋に来るのは3か月ぶりだという中島さんは「ラジオツアーで来て、アスナル金山でイベントをして、めちゃくちゃ盛り上げてきた思い出があります」と話し、ミッドランドスクエアシネマにも映画の舞台挨拶で何度か来ていることも振り返っていました。一方のmiletさんはライブでは来ているものの「歌以外で来るのは初めてですね。スクリーンの前に立っているって不思議です。ここが私の居場所なの?って思っちゃいます」と、まだ舞台挨拶には慣れない様子で話しました。隣に立つ中島さんは「あなたは今、俳優です」と力強く伝え、miletさんが「歌手じゃないんだ」と自分に言い聞かせるように口にすると、中島さんが「そうです」と重ねました。

名古屋の印象を聞かれた中島さんは「人が最高ですよね!ライブ会場での盛り上がりもそうですし、ひつまぶしのお店で店員の方の対応も美しくて言葉使いも綺麗で」と良い印象があると伝えました。miletさんも「ライブの盛り上がりは本当にすごいです。ステージから見ているとお客さんがオシャレだなって思います。女の子で和装で来てくださって、でもめっちゃはしゃいでいて、シャレオツな街だなって思っていました」と話しました。

また中島さんは「駅ナカの胡麻担々麺屋さん知ってる?YOASOBIのZepp Nagoyaでファイナルを観に行った帰りに一人で行って、いろんな人に紛れて、並んで食べました」と美味しいお店があることを伝え「AYASEから『どうして誘わないんだ!』って言われました」と名古屋飯を楽しんでいることを教えてくれました。

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松本潤さんの主演作を挙げ「憧れの三木ファミリー」「ありのまま過ぎて、恥ずかしかった」

映画『知らないカノジョ』の撮影は昨年の4月頃から始まったそうで「僕としても新しいスタートを切る段階でした」と言い、三木監督からも「新鮮な気持ちで映画に臨んでほしい」とメッセージを貰っていたことを明かしました。中島さんは松本潤さんと上野樹里さんが共演した、三木監督による映画『陽だまりの彼女』(2013年公開)を挙げ「僕の大好きな映画なんです!スーパースターの潤くんをあそこまで素朴な姿にできる三木監督の手腕を聞いた時に、当時の僕は俳優にしてもらいたい!という気持ちで、僕のナチュラルを引き出してほしいと思っていました」と10年近く、三木監督作品への出演を熱望していたそうで「嬉しかったですね。憧れの三木ファミリー」と出演が決まった時の気持ちを口にしました。

映画『陽だまりの彼女』の公開当時、松本さんは30歳になったばかり。当時の松本さんと同じ年頃で三木監督作品に出演したことに思い入れがあるのか、中島さんは「30歳になって一発目、このタイミングで尊敬する監督の作品に出られて嬉しいです」と喜びの気持ちを言葉にしました。三木監督からも「今が正解だったね」という言葉を貰ったことを明かし「僕は自分のことをさらけ出すつもりでこの映画に挑めたので、僕の劇場映画史上、素の姿を表せたのではないかと思います」と言いました。しかし完成した映画を初めて観た時の気持ちとして「あまりにも自分の表情がナチュラルすぎて、観られたくない。ありのまま過ぎて、恥ずかしかったです」と率直な感想を述べ「でも、観てほしい気持ちのほうが勝つので、、、観てください!!」と観客に訴えました。

miletさんはヒロイン役のオファーを聞いた時は相当驚いたそうで「カメラの前で演技をしている自分を想像つかなかったんです。でも三木監督がmiletのままでいいよって言ってくださって、その言葉にすごくほっとしました」と当時の気持ちを振り返りました。中島さんが「12作目くらいの感じでしたよ。現場でも全然緊張もしてなかったですし」と現場でのmiletさんの様子を話すとmiletさんは「監督も中島さんも空気作りをしてくれて」と言って、初日から中島さんがスタッフの名前を覚えていたことに驚いたエピソードを話しました。miletさんの話を受けて中島さんは「僕の特殊能力です」とニヤリ。miletさんもスタッフの名前を覚えようと頑張ったそうで、中島さんは「miletさん最後には、スタッフさん一人ひとりの名前を覚えてコミュニケーションをとっていて、印象に残っています」と振り返り、よい雰囲気の現場だったことを教えてくれました。miletさんも完成した映画を観た時の感想を聞かれると「私のようで私じゃない私が居る、みたいな感じでした。素の私でもあるんですが、ミナミがそこに居たことが嬉しかったですね」と答えました。

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中島健人さんとmiletさんによる初デートプランは名古屋&ホラー映画

劇中でリクとミナミがデートを重ねるシーンがあることから、「好きな人と初デートをするなら、どんなところに連れて行きますか?」と質問されると、中島さんは「アスナル金山、アスカナですかね?みなさん、アスカナって略していますよね」と観客に問いかけました。客席では大きく×マークをつくっている観客もいる中「いいじゃないですか」と中島さんは笑って続け「アスカナの広場で手をつないで歩いて、その後、駅ナカの担々麵、〆に手羽先」と名古屋デートプランを提案。名古屋での中島さんとのデートを想像したのか、客席から拍手が聞こえると「優しい拍手、包み込むような拍手、それで私の生命線が保たれています」と観客の温かさにしみじみとしていました。

同じ質問にmiletさんは「作中にもちょっとあったんですけど、お家でホラー映画が観たい!あれが理想的です」と意外な回答。「初デートでその人のホラー耐性とかを(確認したい)、私と一緒に付き合ってもらうなら、ホラー耐性ないときついから」と話すと、中島さんは「ホラー大好きだもんね。怖がるボーイフレンドはダメ?」と質問。miletさんは「怖がってもいいけど、退席は許さない!観るのが無理ってなると、私も無理ってなっちゃう。1日1本は映画が観たいので!」と重ねました。中島さんが「ホラー映画は邦画、洋画どっち?」と聞いたり、具体的な作品名を出しながら映画トークに花を咲かせていました。

さらに、映画の中で別の世界が出てくることから「「別の世界に行ったとしたら何をしますか?」と質問されると、中島さんもmiletさんも答えに悩んでしまう一幕もありました。中島さんは「一番最初はパイロットになりたかったから、飛行機に乗って世界中を旅する世界線にいたかも」と話し「旅、外国が好きなので、いろんな場所に行って“グッドラック!”って言ってたかもしれない」と“もしも”の話をしてくれました。miletさんからは「動物が好きで、その中でもシャチが好きなので、シャチの飼育員」と意外な答えが返ってきました。miletさんは水族館のテーマソングを作った際にシャチと出会ったそうで「ものすごくかわいくて、大きいんだけど、頭のいい生き物なんです」と話し「数か月前に挨拶したシャチが私のことを覚えててくれて、寄ってきてくれて、ガラス越しに久しぶり、覚えてる?」って言ったら、うんうんって!なんだこの最高の生き物!って忘れられないです」とシャチ愛を熱弁していました。

miletさんは最後に「この作品は私の初めての演技の挑戦で、大きな1歩を踏み出すことができました」と話し、観客に感謝の気持ちを伝えながら「大切な人を想いながら、挑みました。大切な人に今、何ができるのかを考えられるような愛でいっぱいの作品になっています」とメッセージを伝えました。中島さんは「この映画でリクを演じてみて、何気ない日常や幸せの大切さに気付かされています周りにいるいつもお世話になっている人がより愛おしくなるラブストーリーだと信じています。チームで心を込めて作った作品です」とこれから映画を観る観客に向けて熱い想いを伝えて、舞台挨拶を締めくくりました。

作品概要

映画『知らないカノジョ』

2月28日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

出演:中島健人 milet 桐谷健太 中村ゆりか 八嶋智人 円井わん / 眞島秀和 風吹ジュン

監督:三木孝浩(『今夜、世界からこの恋が消えても』『きみの瞳が問いかけている』)

原作:『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(原題:Mon Inconnue)(ユーゴ・ジェラン監督/2021年)

配給:ギャガ

©2025『知らないカノジョ』製作委員会

 

 

 

 


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