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2023-12-05

映画『NO 選挙,NO LIFE』畠山理仁さんが愛知県東海市立緑陽小学校で児童150名に講演「選挙は大切。そして面白い!」


 

12月9日(土)より名古屋のシネマスコーレで上映される映画『NO 選挙,NO LIFE』は選挙取材歴25年のフリーランスライターである畠山理仁さんの情熱と苦悩に迫るドキュメンタリー作品です。2020年公開の『なぜ君は総理大臣になれないのか』、2022年公開の『香川1区』など選挙にまつわる映画を発表し続けているネツゲンに所属する前田亜紀さんが監督をつとめ、大島新さんがプロデューサーを担っています。

名古屋での先行上映イベントの前に、畠山さんが母校である愛知県東海市立緑陽小学校を訪れ、5年生と6年生の児童150人を対象に「選挙は大切。そして面白い!」と題した講演を行いました。講演の様子や児童たちの反応などをご紹介します。(取材日:2023年12月1日)

150人の児童に伝える「選挙は大切!そして面白い!」

愛知県東海市立緑陽小学校の5、6年生の児童150人の前に登壇した畠山さんは「緑陽小学校の卒業生で50歳です」と自己紹介をし、フリーランスライターという仕事や選挙の取材について児童たちにわかりやすく説明し、これまでに執筆した本の紹介をしました。

25年以上、選挙を取材している理由として「選挙に出ている人が一生懸命、自分の伝えたいことを聞いてもらおうとしている姿が美しくて、かっこいいなと思っています」と話し、児童たちに「お父さんお母さんと一緒に選挙の投票所に行ったことがありますか?」と質問。手が挙がると嬉しそうに反応し「投票所に行ったことのある子は、大人になって選挙に行く可能性が高いんです」と話し、児童たちに「お父さん、お母さんに“今度の選挙に連れて行って!”と頼んでみてください」と呼びかけました。

外国の選挙と日本の選挙の違いを説明したり、どんな人が選挙に出ているのかを畠山さんが動画を見せて紹介。児童たちはあまりにも多様な立候補者がいることに驚いた様子でした。

講演の最後には児童からの質問が次々と!

畠山さんは選挙の仕組みや投票の大切さなどを例え話を交えながら話し、選挙で投票をすることにはどんな意味があるのか、投票をしないというのはどういうことなのかを伝えていました。畠山さんの熱い講演に、最後には多くの児童が選挙に行ってみようという気持ちになった様子。講演の最後に質問を募ると児童たちは次々に手を挙げ、畠山さんが児童の元にマイクを持って向かい、児童たちは率直な質問を畠山さんにぶつけていました。質問が止まず、予定時間をオーバーする盛り上がりで、児童たちは選挙や政治、そして畠山さんの活動に大いに興味を持ってくれたようです。

畠山さんを追いかけたドキュメンタリー映画『NO 選挙,NO LIFE』の予告動画を見せると「この映画はどこで観られますか?」と質問をする児童の姿もありました。畠山さんは「12月9日から名古屋駅のシネマスコーレで観られるので、お父さん、お母さんと観に行ってください!」と映画の宣伝もしていました。

講演会の後には著書にサインを入れて小学校に寄贈し、校長先生と記念撮影を行いました。自身の卒業文集を見せてもらうなどして、母校での時間を楽しんでいました。

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作品概要

映画『NO 選挙,NO LIFE』

12月9日(土)より、シネマスコーレにて公開(11月18日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開)

シネマスコーレ上映スケジュール

12/9(土)~15(金) 14:20~16:10

12/16(土)~21(木) 10:00~11:50

12/22(金) 9:40~11:30

12/23(土) 11:50~13:40

シネマスコーレ(名駅)

Address:名古屋市中村区椿町8-12 アートビル1階

名古屋市中村区椿町8-12

[あらすじ]

2022年7月の参院選・東京選挙区で 34 人の候補者全員への取材を試みる畠山に文字通りの“密着取材”を敢行。 都内各所で行われる候補者の街宣を分刻みで巡っていくと、そこには超個性的な候補者の姿が。候補者が珍種な ら、取材者である畠山もまた珍種。1 人で選挙現場を走り回り、睡眠時間は平均2時間…。本業である原稿書き もままならず、
経済的に回らないという本末転倒な生き方を続けてきた。畠山ももう 50 歳。お金にならない選 挙取材人生によって、これまで家族にも散々迷惑をかけてきた。「この生き方もそろそろ潮時」と、参院選の最 終日、引退を口にした。9 月に行われた沖縄県知事選の取材を最後にすると語る畠山を追って、沖縄へ。そこで 出会ったのは、他の地域では見られない、有権者の選挙への高い参加意識と、民主主義を諦めない県民の思い だった…。

[畠山 理仁 はたけやま・みちよし プロフィール]
フリーランスライター。1973 年愛知県生まれ。早稲田 大学第一文学部在学中の 1993 年より、雑誌を中心に 取材、執筆活動を開始。大学には 4 年間在籍したが卒業せず除籍。 第15 回開高健ノンフィクション賞受賞作「黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い」(17 年・集英 社)著者。同書は「咢堂ブックオブ・ザ・イヤー選挙部 門大賞」「日隅一雄情報流通促進賞奨励賞」「及川眠 子賞」「角岡伸彦ノンフィクション賞」など 5 賞を受賞 した。2021 年 10 月に出版した「コロナ時代の選挙漫 遊記」も「咢堂ブックオブ・ザ・イヤー選挙部門大賞」 を受賞。他の著作に「記者会見ゲリラ戦記」(扶桑社 新書)、「領土問題、私はこう考える!」などがある

監督:前田亜紀(『なぜ君は総理大臣になれないのか』(20)、『香川 1 区』(22)、『劇場版 センキョナンデス』(23)、『国葬の日』(23)プロデューサー)

プロデューサー:大島 新

製作:ネツゲン

編集:宮島亜紀

音楽:The Bassons(ベーソンズ)

2023/日本/カラー/DCP/5.1ch/109 分

配給:ナカチカピクチャーズ

©ネツゲン


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