【4/28~】刈谷日劇で「ハル・ハートリー復活祭 中部地区応援上映」が決定!『トラスト・ミー』『ヘンリー・フール』など
ハル・ハートリー監督は1990年代にNYインディーズシーンを牽引し、日本では『シンプルメン』『トラスト・ミー』がミニシアターを中心に公開され、繊細な感性とユーモア、清涼感漂う独自の世界観が人気を集めました。1990年以降、新作長編の日本公開が途絶えていたハル・ハートリー監督ですが、昨年から始まった「ヘンリー・フール・トリロジー」BOXセット(Blu-rayとDVD)の発売プロジェクトをきっかけに、東京や大阪で特別上映が企画されるなど、ハル・ハートリー熱が盛り上がりを見せています。愛知県内では刈谷市にある刈谷日劇で、4月28日からGW特別上映されることが決まりました。上映作品やスケジュールなどの情報をご紹介します。
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ニューヨーク生まれのハル・ハートリー監督は1989年に『アンビリーバブル・トゥルース』で長編デビューしました。1990年代前半には『トラスト・ミー』『シンプルメン』『愛、アマチュア』が公開され、日本でもブームとなりました。
1997年公開の実験的オムニバス『FLIRT/フラート』は東京でのロケも行いました。映画音楽も監督自身が担当していて、嶺川貴子さんや曽我部恵一さんが参加したカバーコンピレーションアルバムがリリースされたこともあります。
第51回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した『ヘンリー・フール』は1999年に日本でも公開されましたが、その後は久しくハル・ハートリー監督の長編作品が日本で上映されることはありませんでした。
『ヘンリー・フール』は17年の歳月をかけて“三部作”として完結しています。日本未発表の2作品を含めた「ヘンリー・フール・トリロジー」BOXセットが2018年2月に発売されました。
「ヘンリー・フール・トリロジー」BOXセットには日、仏、独、スペイン、英語の5カ国語字幕がついていて、ハル・ハートリー自身がクラウドファンディングを募り、目標を上回る約500人の支援者が集まりました。そのうち100人以上が日本人なのだそうです。
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「ヘンリー・フール・トリロジー」BOXセットに収録されている『フェイ・グリム』と『ネッド・ライフル』が日本未公開、『ヘンリー・フール』もVHSのみのリリースという幻の作品であったため、「ヘンリー・フール・トリロジー」の劇場公開が企画されました。
大阪・シアターセブン(4月7日~13日)、東京・アップリンク渋谷(5月28日より2週間)、愛知県では刈谷日劇での上映が決定しました。また、洋画専門チャンネル「ザ・シネマ」がハル・ハートリーの旧作3本を放送する特集を行っています。(4月~6月)
愛知県での上映劇場、作品、上映スケジュールは以下の通りです。
刈谷日劇
Address:愛知県刈谷市御幸町4-208 愛三ビル5F
上映スケジュール
4月28日(土)~5月2日(水)
17:00~『トラスト・ミー』
19:00~『ヘンリー・フール』
5月3日(木)~5月6日(金)
17:00~『フェイ・グリム』
19:10~『ネッド・ライフル』
料金は期間中一律 1500円
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『トラスト・ミー』
1990年製作 字幕 1時間47分
監督・脚本:ハル・ハートリー
出演:エイドリアン・シェリー、マーティン・ドノヴァン、イーディ・ファルコ、カレン・サイラスほか
妊娠して高校を退学になったマリアと対人関係が苦手な電気修理工のマシューが出会い、共に生きようと決めた二人の恋の行方が描かれています。サンダンス映画祭、ウォルド・ソルト脚本賞を受賞した作品。
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『ヘンリー・フール』
1997年製作 字幕 2時間17分
監督・脚本:ハル・ハートリー
出演:トーマス・ジェイ・ライアン、ジェームズ・アーバニアク、パーカー・ポージーほか
冴えないゴミ収集人サイモン・グリムのもとに自称天才作家ヘンリーがあらわれ、
サイモンが詩の才能に気づいたヘンリーが詩を書かせ、その才能を開花させていきます。第51回カンヌ国際映画祭で脚本賞に輝いた名作。
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『フェイ・グリム』
2006年製作 字幕 1時間58分
監督・脚本:ハル・ハートリー
出演:パーカー・ポージー、ジェフ・ゴールドブラム、エリナ・ローヴェンソンほか
『ヘンリー・フール』の続編で、サイモンの姉でヘンリーの妻フェイが主人公です
。シングルマザーとして息子ネッドを育てていたフェイにCIAが接触し、国家機密が隠されているというヘンリーの手記を手に入れるべく、スパイとしてヨーロッパに赴くことなります。
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『ネッド・ライフル』
2014年製作 字幕 1時間25分
監督・脚本・製作:ハル・ハートリー
出演:リーアム・エイケン、オーブリー・プラザ、マーティン・ドノヴァンほか
18歳に成長したヘンリーとフェイの息子ネッド、家族の不幸の元凶であるヘンリーに復讐しようと決意して、叔父サイモンの詩に執着する風変りな女性スーザンと父親捜しの旅に出ます。ハートリーが17年をかけて描き続けたグリム一家の物語に幕を下ろす三部作の完結編。
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