toggle
2023-10-18

二宮和也さんの「天才的なスマホの落とし方」が話題に!映画『アナログ』名古屋舞台挨拶 今井隆文さん、タカハタ秀太監督と共に


 

10月6日(金)より全国公開中の映画『アナログ』はビートたけしによる初の恋愛小説が原作で、二宮和也さんが主演をつとめる作品です。二宮さんが演じる悟と波瑠さん演じる携帯を持たない謎めいた女性・みゆきが喫茶店で出会い「毎週木曜日に、この場所で会いましょう」と約束し、携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、あえて連絡先を交換せずに、週に一度だけ“会うこと”を大切にしてゆっくりと関係を紡いでいく物語。

映画の公開から11日目、大ヒット御礼舞台挨拶が名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで行われ、主演の二宮和也さん、悟の同僚役の今井隆文さん、タカハタ秀太監督が登壇しました。二宮さんと今井さんが共演した会議シーンを振り返り、二宮さんの「天才的なスマホの落とし方」について話したり、それぞれがもう一度観るならぜひ注目してほしいシーンについて話すなど、和気あいあいとした雰囲気の中でトークを繰り広げました。(取材日:2023年10月17日)

名古屋は久しぶりの二宮和也さん「あれ?僕、大河やってないですよね」

映画『アナログ』大ヒット御礼舞台挨拶が名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで行われ、映画の上映が終了すると満席の客席から拍手が起き、スクリーンに映画ロゴが映し出され、2枚の映画ポスターパネルがスクリーン前に設置され、司会の呼び込みで主演の二宮和也さん、悟の同僚役の今井隆文さん、 タカハタ秀太監督が登壇しました。

二宮さんは映画を観終えたばかりの観客を見つめながら「本日は『アナログ』を選んでいただきましてありがとうございます。良い映画だと我ながら思っています」と笑顔で挨拶。タカハタ監督は「平日のお昼から(の回)にも関わらず、たくさんお越しいただき、本当に本当に感謝しています。ありがとうございます。名古屋に来たら、メイチカのコンパルのエビフライサンドを買って帰ります」と言うと、二宮さんが「へーーー」と興味津々の様子。タカハタ監督が「本当に美味しいよ」とおススメしてくれました。

二宮さん、今井さん、タカハタ監督の3人はこの日、ミッドランドスクエアシネマに来る前に栄のオアシス21で名古屋テレビ塔をバックに記念写真を撮ってきていて、「テレビ塔はたいぶ遠かったですね」と今井さんが言うと、二宮さんが「NAGOYAのロゴ(の看板)があって、それを3人で隠して写真撮りました」と会場を笑わせ「これじゃ違んだと、端によって写真撮りました」と説明。

司会から「名古屋は久しぶりですか?」と聞かれた二宮さんは「久しぶりですね!そうですね。あれ?僕、大河やってないですよね。あれ、僕でしたっけ?あれ?違うか」と松本潤さんがNHK大河ドラマ『どうする家康』の撮影で名古屋に滞在していたことに絡めて、とぼけた様子を見せて、会場を沸かせ「映画の挨拶なんて、余計に久しぶりですね」と答えました。今井さんは「人生で3回目ですね」と答えると、二宮さんが「えーーーー?」と大きな声を出し、回数の少なさに驚いて「お芝居とかでも来てないですか?」と聞きました。今井さんが「舞台の上映会で来た時も、脚本が書けていなくてホテルに缶詰めで、今日もいろんなところを連れまわされてここに来ているので」と答え、まだ名古屋の印象はあまりないようでしたが、舞台挨拶の前に栄のオアシス21で記念写真を撮ったことが名古屋の思い出になったようです。

会議シーンを振り返り「天才的なスマホの落とし方」「特技に書いた方がいいんじゃない?」

二宮さんと初対面の時のエピソードとして今井さんが「二宮さんが『お世話になります』と言ってて、大体『よろしくお願いします』なんですが、一緒に作りましょうと言われた感じがして、めちゃくちゃいいワードだなと思って、使わせてもらっています」と話しました。二宮さんにとっては普段からの挨拶のようでしたが、今井さんは「俳優の方で初めて会いました。二宮さんのオリジナルですか?」と興味津々の様子でした。

二宮さんは今井さんとの共演シーンについて「会議のシーンがクランクインだったんですよ」と言い「段取りやって、次にテストの空気感だったのに、監督がいきなり『本番行きます』ってなって、みんな焦ってね」と振り返りました。二宮さんと初共演だった今井さんは「二宮さんはずっと喋ってくれるんですよ。ほかの俳優さんからもずっと喋ってくれるから楽しいよと聞いていました」と明かし、二宮さんは「初めて会った人としかできない会話ってあって、どーーでもいい天気の話ができるんですよ」と撮影の合間の様子を話してくれました。

会議のシーンのアドリブについて聞かれると、タカハタ監督は「基本、この映画の中にはアドリブはないんですよ」と答え、二宮さんも「監督がないっていってるんで」とキッパリ。今井さんが様々な記事やX(旧:Twitter)について触れても、二宮さんが「ないない、ないです」と断言しました。

今井さんが「会議のシーンはすぐに終わりましたよ。天才的なスマホの落とし方をしたので。すごかったですよ!」と興奮気味に振り返り、タカハタ監督も「そういうことがあるので、すぐに回すんですよ」と重ねました。二宮さんは「何回かやるとわざとらしくなっちゃうんで、落とすとか転ぶとかって。監督は常に一発でしたね」とスムーズな撮影だったことを話し、今井さんは二宮さんの自然なスマホの落とし方を褒め「特技に書いた方がいいんじゃないか?」とまで言っていました。

「えーーー?俺でしたっけ?」「俺も知らないことが喋っていると出てくるね」

舞台挨拶も終盤になり、もう一度観るなら注目してほしいシーンが話題になると、タカハタ監督は「撮影の中盤くらいで、和也さんが『悟よりみゆきの方が惚れてるな』って言ったんですよ。もう一回観る時は、別の目線で観てほしいですね」と話しました。今井さんは「この一連の流れはパンフレットに書いてあります」とパンフレットを宣伝していました。

今井さんは「最後の海のシーンでの悟の座り方。ここに悟の人間性が全部出ているんですよ」と言いながら、実際に座り方を真似して見せると客席から共感の拍手が起きました。今井さんが「健気に見えて、愛おしく感じるんですよ」と話すと二宮さんは「全然、気づいてない」と応じ、今井さんが「もう一回観て」と釘をさしていました。

二宮さんは「悟とみゆきが海に行って、飛行機が飛んでいくシーンがあるんです」と注目してほしいシーンをあげ「あれ、朝に撮ってるんですよ」と言うと、客席から驚いた声があがりました。実際に夜に撮影していたら何も見えなくなっていただろうと話し「つぶすっていう手法があって、夜なんだけど全部が見えているのが不思議なんです。仕上がりを観て、新鮮だし、不思議なんだけど自然に、夜にみえたんで」と二宮さん自身も印象に残ったシーンだったことを語りました。

今井さんが「タコを飛ばして糸電話を作るじゃないですか、サスティナブルだなって思いました」と話し出すと、タカハタ監督が「『みゆきさんと電話をするのが夢だったんです』という台詞も彼(二宮さん)の発案だったんですよ」と言うと、二宮さんが「えーーー?俺でしたっけ?」と全く覚えていない様子。今井さんが「役が憑依していたんですね!憑依型だ!」と感心の声をあげていました。タカハタ監督からは他にも二宮さんの発案があったことも明かされ、二宮さんは「俺も知らないことが喋っていると出てくるね。解明されていくわ」と公開後の舞台挨拶だからこそ飛び出す様々なエピソードや裏話を二宮さんも楽しんでいる様子でした。

最後のメッセージとして二宮さんは「話していると撮影のことが徐々に思い出されて、それを皆さんと共有できるのが嬉しいです!こんなにたくさんの人が一ヶ所に集まって映画を観る機会はなかなかないので、大勢で感情を共有できる機会をまた作れたらと思っています」と伝えました。

〈関連記事〉

ロケ地をPRする西島秀俊さんに波瑠さんが疑惑の眼差し?映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』名古屋舞台挨拶

窪田正孝さんや本田翼さんとのエピソードも披露!八嶋智人さん、浜野謙太さんが名古屋で『劇場版ラジエーションハウス』舞台挨拶

「AKB指原さんの気持ちわかった」映画『万引き家族』帰国後初の名古屋試写会に是枝監督とリリーさんが登壇

作品概要

映画『アナログ』

10月6日(金)より大ヒット公開中

出演:二宮和也 波瑠 桐谷健太 浜野謙太 藤原丈一郎(なにわ男子) 坂井真紀 筒井真理子 宮川大輔 佐津川愛美 鈴木浩介 板谷由夏 高橋惠子 リリー・フランキー

監督:タカハタ秀太

原作:ビートたけし『アナログ』(集英社文庫)

脚本:港岳彦

音楽:内澤崇仁

インスパイアソング:幾田りら「 With 」(ソニー・ミュージックエンタテインメント)

製作:「アナログ」製作委員会

制作プロダクション:アスミック・エース AOI Pro.

配給:東宝 アスミック・エース

©︎2023 「アナログ」 製作委員会 ©︎T.N GON Co., Ltd.

■公式サイト https://analog movie.com

■公式 twitter : https://twitter.com/analog_movie

■公式 Instagram : https://www.instagram. com/analog_movie/


関連記事