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2022-06-29

間宮祥太朗さんが明治に生きる青年を演じる映画『破戒』60年ぶりに島崎藤村の名作を映画化!ムビチケをプレゼント!


 

7月8日より公開となる映画『破戒』は、明治を代表する作家・島崎藤村の不朽の名作「破戒」を原作に映画化した作品です。これまでに、1948年(木下恵介監督)と1962年(市川崑監督)に2度、映画化された「破戒」が60年ぶりにスクリーンに登場します。

主演の間宮祥太郎さんは、明治後期に悩みを抱えながらも明日を生きようとする小学校の教員・丑松を演じます。丑松が思いを寄せるようになる女性・志保を石井杏奈さんが演じ、活躍が目覚ましい若手俳優を代表する2人の共演が叶いました。監督は、椎名桔平主演の映画『発熱天使』(高崎映画祭招待作品)やキネマ旬報「文化映画部門」ベストテン7位の『みみをすます』(教育映画祭最優 秀賞・文部科学大臣賞)の前田和男さんです。脚本は『クライマーズ・ハイ』『孤高のメス』『ふしぎな岬の物語』で日本アカデミー賞優秀脚本賞ほか数々の受賞歴を誇る巨匠・加藤正人さんと『バトル・ロ ワイアルII鎮魂歌』で第58回毎日映画コンクール脚本賞を受賞した木田紀生さんが担当し、100年以上も前の原作を現代に蘇らせるべく描き切りました。かつての名作を現代最高レベルのキャストとスタッフで映画化した今作。東映京都撮影所が製作を担当したこともあり、物語の舞台となる明治後期時代が違和感なく高い次元で映像化されています。

映画『破戒』の公開を記念して、名古屋の映画情報サイトCine@nagoya (シネアナゴヤ)から映画『破戒』がムビチケを1組2名様にプレゼントします。映画の見どころや撮影エピソードなどと合わせてプレゼントの応募方法をご紹介します。

恋心を抱く相手・志保役は石井杏奈さん 奥ゆかしい恋愛にも注目!

映画『破戒』は島崎藤村の名作「破戒」を原作とした作品です。物語の舞台は明治後期。主人公の丑松(うしまつ)は、自分が被差別部落出身ということを隠して地元を離れ、ある小学校の教員として奉職します。生徒に慕われる良い教師でしたが、出自を隠していることに悩み、差別の現状を体験することで心を乱しつつも、下宿先の士族出身の女性・志保との恋に心を焦がしていきます。友人の同僚教師・銀之助の支えはあったものの、学校では丑松の出自についての疑念も抱かれ始め、丑松の立場は危ういものになっていきます。苦しみを抱える中、丑松が傾倒していく被差別部落出身の思想家・猪子蓮太郎が演説会後に政敵の放った暴漢に襲われた事件がきっかけとなり、丑松はある決意を胸に、教え子たちが待つ最後の教壇へ立とうとします。丑松が子どもたちに伝えた事とは・・・?

自らの出自に苦悩しつつも最後にはある告白をする丑松という難役に挑戦するのは、映画『東京リベンジャーズ』やTVドラマ「ファイトソング」「ナンバMG5」に出演するなど、多彩な活躍が目覚ましい俳優・間宮祥太朗さんです。先月、最終回を迎えたばかりのドラマ「ナンバMG5」では“脱ヤンキー”を決意する高校生役が印象的でしたが、今作では一変、明治時代に悩みを抱えながらも明日を生きようとする青年を演じています。幅広い役を演じ分ける間宮さんの器用さに驚かされると同時に、気迫のこもった演技に魅了されます。

そして、相手役・志保を演じるのはE-girlsの元メンバーで、ドラマ「東京ラブストーリー」「シェフは名探偵」「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」などに出演し、若手女優の中でも演技への評価が特に高い石井杏奈さんです。丑松に恋心を寄せつつも、なかなか思いを告げられない控えめな女性を演じます。丑松と志保が目を合わすだけで、お互いの恋心を感じとっていく奥ゆかしさを感じる恋愛も今作の見どころのひとつです。また、悩める丑松を支える親友・銀之助役を、ここ最近出演作のオファーが引きも切らない若手俳優・矢本悠馬さんが演じています。更には、眞島秀和さん、高橋和也さん、竹中直人さん、本田博太郎さん、田中要次さん、石橋蓮司さん、大東駿介さん、小林綾子さんなど名優たちが顔をそろえ、クオリティの高いドラマを作り上げています。

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丑松を支える同僚・銀之助役に矢本悠馬さん 間宮さんとのプライベートの仲の良さが作品にも!

映画『破戒』の撮影がスタートしたのは昨年8月。主に京都や滋賀などで撮影されたそうです。雨の多い月で撮影クルーは連日の豪雨に泣かされ、撮影がストップしてしまうこともあったそうです。常に雨雲レーダーを確認し、雲の合間を縫うように撮影が進む中、雨のためロケ地の変更を余儀なくされることも・・・。例えば、ポスタービジュアルにも使われている川沿いの土手や橋のシーンは特に天気の影響を受け、スケジュール変更が相次ぎ、なんと7度目の正直でようやく撮影に漕ぎつけることができたそうです。残念ながら、抜けるような青空のもとで撮影、というわけにはいかなかったものの、前田監督曰く「この日の空の方が画(え)が柔らかく、作品のテイスト、テーマに合っていてベストだった」とのこと。劇場でもぜひその空模様をお楽しみください。

また、丑松の同僚教師・土屋銀之助を演じる矢本さんとの終盤の重要なシーンも、雨の影響で当初の川沿い設定から変更され京都市内の神護寺で撮影になったそうです。間宮さんとプライベートでも仲が良いという矢本さんとの普段の関係性が、演技を越えて、丑松と銀之助との空気感をまとっているようで、静かな境内でのロケーションも結果的に功を奏した、という撮影エピソードも。悩みを抱える丑松を前向きに支える銀之助は物語の中でも重要なキャラクター。6月に行われた映画『破戒』の完成披露舞台挨拶で矢本さんは「映画を見終わった後にみんなが銀之助みたいな人であろうと思ってもらえたら、この時代にやる意味があったと思えます」とコメントしています。矢本さんの普段からあたたかみを感じられる人柄が見事にマッチした“銀之助”というキャラクターにもぜひご注目ください。

原作小説が発表されたのは明治39年(1906年)。これまで1948年に木下恵介監督、1962年に市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきました。小説が発表されてから100年以上経った今も様々な差別が残っているのが現実。「破戒」がなぜ60年ぶりに映画化されるのか?映画館で確かめてください。

映画『破戒』ムビチケ プレゼント応募方法

映画の公開を記念し、映画『破戒』ムビチケをCine@nagoya (シネアナゴヤ)の公式Twitterをフォロー&リツイートされた方の中から抽選で1組2名様にプレゼントします。当選された方には公開日の直前にお手元にお届けする予定です。ぜひ映画『破戒』を劇場でご覧くださいね!

応募方法:Cine@nagoya (シネアナゴヤ)のTwitterアカウントをフォローし、以下の投稿をリツイートしてください。映画『破戒』への期待や鑑賞予定の日程、鑑賞後の感想など、作品に向けた熱い想いのコメントは当選者決定の参考にさせていただきます。

プレゼント内容:映画『破戒』ムビチケ ペアチケット(1組2名様)

応募期間:2022年7月5日(火)まで

当選数:1組2名様

*当選者には後日DMにてご案内をいたします。

作品概要

映画『破戒』

7月8日より名演小劇場、イオンシネマ豊田KiTARAほか全国公開

(7月29日よりミッドランドシネマ名古屋空港で公開)

キャスト:間宮祥太朗、石井杏奈、矢本悠馬、高橋和也、小林綾子、七瀬 公、ウーイェイよしたか(スマイル)、大東駿介、竹中直人、本田博太郎、田中要次、石橋蓮司、眞島秀和

原作:島崎藤村『破戒』

脚本:加藤正人/木田紀生

監督:前田和男

音楽:かみむら周平

企画・製作 全国水平社創立100周年記念映画製作委員会

制作 東映株式会社

制作協力・配給/宣伝 東映ビデオ株式会社

制作プロダクション 東映株式会社京都撮影所

上映時間 119分

©全国水平社創立100周年記念映画製作委員会

公式サイト http://hakai-movie.com/

 


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