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2022-02-17

シネマスコーレ2階にオープンした「スコーレインディースペース」待合利用やトークイベント会場に


 

2022年1月1日に名古屋駅シネマスコーレの2階に「スコーレインディースペース」がオープンしました。来館者が映画上映までの待合スペースとして利用することができるほか、映画ファンに楽しんでもらえるトークイベントも開催していく予定があります。「スコーレインディースペース」について木全純治支配人に話を聞きました。

シネマスコーレの開館記念日である2月19日からスタートする若松孝二監督特集やシネマスコーレ支配人・木全純治のドキュメンタリー『コロナなんかぶっ飛ばせ』もご紹介します。

「スコーレインディースペース」入口は「アートビル」角の階段から

「スコーレインディースペース」はシネマスコーレの向かい側にあった「Cafeスコーレ」が2021年12月末を持って閉店となったことを受けて、2022年1月1日にオープンしました。来館者が映画上映までの待合スペースとして利用することができます。

シネマスコーレの2階スペースですが、入り口はシネマスコーレの中からではなく、「アートビル」角の扉を開けて階段を上がったところとなります。

「Cafeスコーレ」の入っていたビルが老朽化によって取り壊されることになり、秋ごろより代わりとなるスペースを近くに探していたが、なかなか良い場所が見つからず、シネマスコーレの入る「アートビル」のオーナーに相談したとこと、2階の空き物件を貸してもらえることになったそうです。

「Cafeスコーレ」とは異なりカフェ機能はありませんが、十分な広さがあり、テーブルや椅子も多く設置されています。利用時間は10時~18時30分で、イベント開催時は利用することができません。

トークイベントの開催やスコーレ映画塾の講義も

シネマスコーレでは舞台挨拶や企画上映、観客と映画人が交流できるイベントがたくさん開催されています。1日に複数作品の上映を行っているシネマスコーレでは、スクリーン前で行う映画上映前後の舞台挨拶にあまり多くの時間を割くことができません。そこで、「スコーレインディーズスーペース」では、来館ゲストからの「もっと喋りたい」、観客からの「もっと聞きたい」という声に応えられるトークイベントの開催を企画していきたいとしています。

1階の「シネマスコーレ」では映画上映と舞台挨拶、2階の「スコーレインディーズスーペース」ではトークイベントを行うことで、イベントの充実を図り、映画を鑑賞するだけに留まらない映画の楽しみ方を提供していこと考えているそうです。

マイクやスピーカー、プロジェクターやスクリーンなどもあり、様々なイベント実施できます。また木全支配人が塾長をつとめる「スコーレ映画塾」の講義はこれまで、別の貸会議室で行われていましたが、今後は「スコーレインディーズスペース」で行う予定となっています。

歴代の映写機を展示 映画パンフレットの販売も

「スコーレインディーズスーペース」にはシネマスコーレの歴代の映写機が展示されています。デジタルシネマ映写機をはじめ、16ミリフィルム映写機、8ミリフィルム映写機が並び、間近で見ることができます。

また鍵付きのガラスケースの中には「男はつらいよ」や「野性の証明」の脚本なども並んでいました。

「Cafeスコーレ」で販売されていた映画パンフレットの棚も「スコーレインディーズスーペース」に移動していて、様々な年代ものの映画パンプレットやサントラCDなどがずらりと並んでいて、ゆっくりとお宝探しができます。

またシネマスコーレの歴史を知ることができるシネマスコーレの15年史である「シネマスコーレの15年 銀幕は波乱万丈」、30周年記念史「燃えよ!インディーズ」は閲覧可能になっていて、スペース内で閲覧することもできます。

2月19日はシネマスコーレの開館記念日!

シネマスコーレは1983年2月19日に若松孝二監督が立ち上げたミニシアターです。開館記念日からは若松孝二監督特集やシネマスコーレ支配人・木全純治さんを追いかけたドキュメンタリー『コロナなんかぶっ飛ばせ』の上映が始まります。

2022年2月19日(土)~3月11日(金)シネマスコーレにて

メ~テレ ドキュメンタリー『コロナなんかぶっ飛ばせ』

ドキュメンタリー『コロナなんかぶっ飛ばせ』はメ~テレで2021年3月に放送された「メ~テレドキュメント 復館~シネマとコロナ~」(ギャラクシー賞 奨励賞受賞)に未公開シーンや継続取材した映像を加え、劇場用に再編集した作品です。創業時から支配人をつとめてきた木全純治さんに密着し、シネマスコーレの歴史とともに、2020年からのコロナ禍におけるシネマスコーレの奮闘を映しています。2月19日(土)には菅原竜太監督、村瀬史憲さん(プロデューサー)による舞台挨拶も開催されます。

また『コロナなんかぶっ飛ばせ』公開記念 <没後十年、若松孝二監督特集>と題した特集上映も行われ、初公開となる『67歳の風景 若松孝二は何を見たのか』や寺島しのぶさんがベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した『キャピラー』、2000年に岡山県で起きた17歳の少年による母親殺し事件にインスパイアされた作品で、撮影当時17歳だった柄本佑さんが熱演した『17歳の風景 少年は何を見たのか』などの上映も予定されています。

<没後十年、若松孝二監督特集>上映スケジュールはこちら

施設概要

シネマスコーレ(名駅)

Address:名古屋市中村区椿町8-12 アートビル1階

名古屋市中村区椿町8-12

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