toggle
2024-09-12

舘ひろしさん、矢本悠馬さんが登壇「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」愛知試写会


 

10月6日(日)午後10時よりWOWOWにて独占放送・配信(全9話)がスタートする「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」は映画の続編です。明治末期の北海道を舞台に描く、アイヌの埋蔵金を巡るミステリーであり、魅力的なキャラクターたちが相まみえる冒険活劇。映画版に引き続き山﨑賢人さんをはじめ、多くの主要キャストが続投し、埋蔵金のありかを示す“刺青人皮(いれずみにんぴ)”争奪戦がいよいよ本格化します。

名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで、「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」愛知試写会が行われ、第1話の上映前に土方歳三役の舘ひろしさんと、白石由竹役の矢本悠馬さんが舞台挨拶に登壇しました。共演時のエピソードや食事シーンの裏話、杉元役の山﨑賢人についてもトークを繰り広げました。(取材日:2024年9月10日)

矢本悠馬さん「結構なプレッシャーを感じて挑みました」 舘ひろしさん「(土方は)ずっとやりたかった。幸運だと思っています」

「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」の愛知試写会が名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで行われ、上映前の舞台挨拶に土方歳三役の舘ひろしさんと、白石由竹役の矢本悠馬さんが登壇しました。矢本さんは集まった観客に向けて「足を運んでいただき、ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝え、舘さんは「ずっとやりたかった役です。この作品の中でやることができて幸運だと思っています」と出演の感想を述べました。

熱狂的ファンも多くいる「ゴールデンカムイ」への出演が決まった時の気持ちを聞かれた矢本さんは「映画版はコミカルなシーンは自分が演じる白石に預けられていたので、結構なプレッシャーを感じて挑みました」と答え「白石が持っている行き当たりばったりな感じや適当なノリの部分は大事にしたくて、適当にテキトーを演じようと思っていました。現場で感じたインスピレーションや相手役の出方をみて本番中に思いついたことを入れて行って、撮影に挑みました。完全に馬鹿を演じるには馬鹿にならないと」と役への向き合い方について語ってくれました。

ずっと土方を演じたかったという舘さんは「土方という男は、ナンバー2のロマンを心の中に持っている男。近藤勇が処刑されて、生きていく何かを失って、その後にどうなったかをずっと考えながら演じていました」と答えました。

舘ひろしさんの「素晴らしい俳優さん」「憧れ」発言に矢本悠馬さんが恐縮しつつハニカミの表情

映画『ゴールデンカムイ』と「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」の撮影は並行して行われていて、舘さんとの共演の感想を聞かれた矢本さんは「白石を演じるだけでも緊張して寝付けなかったのに、初日の撮影が土方を演じる舘さんとのシーンで、あの憧れの舘さんと一緒か!?と、ダブルの緊張で身体がカチカチだった記憶があります」と答えました。撮影初日の段階では、舘さんとプライベートで話する機会もなかったそうで「目の前に舘ひろしさんいる!!と思って、グッと脅されるシーンだったので、怖がっている自然な白石を引き出してもらいました」と撮影時の気持ちを教えてくれました。

一方の舘さんが「(矢本さんは)全く緊張しているようには見えなかったです。適当に芝居をするのは本当に難しくて、僕は素晴らしい俳優さんだなと思って憧れた記憶があります」と話すと「恐れ多いですよ。墓に持っていきますよ。嬉しすぎて、リアクションの仕方がわからない、ムズイっずね」と矢本さんはハニカミながら嬉しそうな表情を覗かせました。

撮影が進んでいく中で、キャスト陣で世間話をする機会も増えていったそうで「いつも舘さんからコーヒーをいただいていました」と矢本さん。舘さんは「僕、コーヒー好きなので、いっぱいコーヒーを持っているんですね。一杯いかが?って、なんとか距離を縮めて」と若い俳優たちとの交流を図っていたことを明かしました。舘さんの計らいに対して矢本さんは「こっちからは話しかけにくいですよ。大先輩ですから。舘さんから話しかけてもらえて感謝しています」と

グルメシーンで登場するアイヌ料理 注目ポイントを語る

ドラマ版の注目ポイントを聞かれた矢本さんは「僕だけじゃなく、他のキャラクターもけっこうふざけているシーンがあります」と映画では絵が聞かれなかった新たなキャラクターの登場も紹介しました。また「グルメシーンも多く入っていると思います」と話し、撮影で食べているアイヌ料理の味を聞かれると「僕は美味しいなと思っていました」と答えました。

矢本さんの返答を受けて舘さんは「(アイヌ料理を)昔の通りに作ってるんです。今の味と全く違っていて」と感想を述べ、撮影中に食べた料理を振り返っていました。矢本さんは「僕はジビエ系とか好きで、塩ゆでとか、水で煮たような」と2人でアイヌ料理について楽しそうに話していました。

また舘さんは「落ちたら大ケガをするような高い崖の上に立って撮影したんですが、映像を観たらそんなに高いところに見えなくて、なんだよ~って思いました」と裏話を披露。杉元役の山﨑賢人さんについては「久しぶりにスターさんを見た感じがしました。ずっとバイクの話をしていました」と振り返り、話も合ったそうで「山﨑くんもいい感じでしたね」と楽しく過ごした様子が伝わってきました。舘さんは「若い方々はお芝居も素晴らしくて、僕はこの年になっても自分の芝居に自信がなくて、特に矢本くんのお芝居を見たら、本当に憧れて、こういう芝居したいよなって、そういう方ばかりで、小さくなっていました」と話すと、矢本さんは「めちゃデカかったですよ!」と笑いながら返していました。

舞台挨拶の最後に矢本さんは「映画版からクオリティを落とさず、9話まですごいスケールで描いていますので、気に入っていただけたら『ゴールデンカムイ』を広げていってもらえればと思います」とまとめると、舘さんは「映画に勝るとも劣らない、すごいスケールです。雪のシーンで矢本くん、頑張っています!」と伝え、締めくくりました。

作品概要

「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」

WOWOWにて10月6日(日)午後10時より独占放送・配信スタート(全9話/第1話無料放送)

<ストーリー>

明治末期の北海道。日露戦争を生き抜いた元軍人・杉元(山﨑賢人)は、アイヌの少女・アシ(リ)パ(山田杏奈)、網走監獄の脱獄囚・白石(矢本悠馬)とともに、金塊のありかを示す暗号を彫られた24人の“刺青囚人”を探していた。だが、「第七師団」を率いる鶴見(玉木宏)や尾形(眞栄田郷敦)、元新撰組「鬼の副長」こと土方(舘ひろし)も囚人たちを狙う。杉元たちは旅路で、アシ(リ)パの父の古き友のキロランケ(池内博之)、アイヌの女 ・インカ(ラ)マッ(高橋メアリージュン)、「札幌世界ホテル」の女将(おかみ)の家永(桜井ユキ)、元ヤクザの若衆の夏太郎(塩野瑛久)など、腹の中が読めない者たちと出会う。

さらには、鶴見の忠臣・鯉登(中川大志)、網走監獄典獄の犬童(北村一輝)、伝説的な熊撃ち、“煌めき”を追い求める男、ヤクザの親分、天才剝製職人、詐欺師などクセ者たちが次々に現われる! 波乱の金塊争奪戦が幕を開ける!

※アシ(リ)パの(リ)、インカ(ラ)マッの(ラ)は小文字が正式表記

原作:野田サトル「ゴールデンカムイ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
監督:久保茂昭 片桐健滋 落合賢 佐藤洋輔
脚本:黒岩勉

楽:やまだ豊 出羽良彰
アイヌ語・文化監修:中川裕 秋辺デボ
製作著作:WOWOW
制作プロダクション:CREDEUS
出演:山﨑賢人 山田杏奈 眞栄田郷敦 工藤阿須加 栁俊太郎 塩野瑛久 / 矢本悠馬 大谷亮平 高橋メアリージュン / 桜井ユキ 勝矢 中川大志 ・ 北村一輝 池内博之 木場勝己 大方斐紗子 / 井浦新 玉木宏 ・ 舘ひろし

kamuy-movie.com

©野田サトル/集英社 ©2024 WOWOW


関連記事