「名東区」に住んでいた!?森田剛さん、長久允監督が劇場版『DEATH DAYS』名古屋センチュリーシネマでの舞台挨拶に登壇
6月10日(金)から名古屋・センチュリーシネマで公開中の劇場版『DEATH DAYS』は森田剛さんが主演し、“生まれたときから自分が死ぬ日(デスデイ)を知りながらも、そのデスデイが何歳のときに訪れるかはわからないという世界”を描いた短編作品です。森田さんが立ち上げた新事務所「MOSS」の公式YouTubeチャンネルで2021年12月末から公開されている3話を劇場版『DEATH DAYS』では一挙にスクリーンで観ることができます。また森田さんの芝居にかける想いがのぞく横顔に迫るドキュメンタリー映像『生まれゆく日々』も同時上映されています。短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』(2016年)でサンダンス映画祭ショートフィルム部門でグランプリを受賞した長久允さんが脚本・監督をつとめています。
センチュリーシネマでの公開を記念して行われた舞台挨拶に主演の森田剛さんと長久允監督が登壇しました。4日間で撮影したという本作の撮影中のエピソードや撮影を経て変わったこと、今後挑戦してみたいことなどを話してくれました。また森田さんが子供の頃に名古屋に住んでいたことがあると話し、忘れられない思い出と共に「名東区」に住んでいたことも教えてくれました。(取材日:2022年6月11日)
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森田剛さんが「20才、30才、40才」を演じる「4日間で一気に撮った」「歌を歌ったり」撮影エピソードも
劇場版『DEATH DAYS』のセンチュリーシネマでの公開を記念して行われた舞台挨拶に主演の森田剛さんと長久允監督が登壇しました。大きな拍手で迎えられた2人は「こんにちはー」と言いながらそれぞれに簡単に挨拶をすると、長久監督が「8分フリートーク」と慣れない様子で進行役を担当し、2人のトークが始まりました。2人の間に劇場版『DEATH DAYS』のポスターが置かれていて、客席から森田さんが見えなくなっていることに気がついた長久監督がポスターの位置をずらしてくれると観客から感謝の拍手がおきました。
名古屋での公開について森田さんは「嬉しいですねー!そうですね、嬉しいですねー」と重ね「こうやって、地方とか名古屋に来て、舞台挨拶とか、直接会える機会ってなくて、新鮮で、これから観てもらえるのも嬉しいです」と感想を述べました。長久監督は「『生まれゆく日々』は劇場でしか観られないので」と映画館に足を運んでくれた観客に伝え、さらに「ネタバレぎりぎりのラインですけど、今日、6月11日は劇中のある人のデスデイなんですよね。ちょっと運命を感じています」と名古屋での公開の感想を話してくれました。
森田さんは「長久監督の作品がすごく好きで、会いたいと思って、連絡して、直接お会いして『DEATH DAYS』が出来上がったんです」と企画の始まりについて話しました。長久監督は「去年の秋くらいですよね。電話で森田剛ですって、嘘だろうって思って」と森田さんからの電話を受けた時の気持ちを口にしました。「そこから打ち合わせして、もうこの場にって、すごい早いですよね」と話す長久監督に森田さんは「すごいスピード感だったんですけど。撮影も4日間で一気に撮った感じでした」とやりたいことができた喜びを感じている様子でした。
印象深いシーンについて森田さんが「僕は20才、30才、40才の設定で演じていくんですけど、20代は青春というか仲間たちと歌を歌ったりしていて、小さい画面で観るより大きいスクリーンでみてもらえると迫力があって、音も全然違うので」と言うと、長久監督は「YouTubeと大きな流れは一緒だけど、細かい調整をいっぱいやっていて」と説明しました。森田さんは「撮影中も20代の仲間から影響うけて、年を重ねていって彼女ができて影響うけて、40代になっていくっていう流れが撮影中も一瞬だったけど、確実に積み重ねていけたのが楽しかったです」と撮影を振り返りました。また撮影中の辛かったことを聞かれると「生きている意味を考えている自分と生きるためにご飯を食べないといけないギャップが苦しかったです」と教えてくれました。さらに「今、43なんですけど、50代や60代の先輩が言う『楽しい、楽になった』とかいうのがこういうことかなってわかってきた。シンプルになっていく。一人で生まれて、一人で死んでいくから。友達や家族は大事だけど、本当に大事なもの以外いらないというか。生活も仕事も自分ができること、できないこともわかっていくし」と撮影を経て感じている自身の変化を話してくれました。
「名東区」に住んでいた!?同級生との忘れられないエピソードも語る森田剛さん
舞台挨拶の後半ではTwitterで事前に募集した質問を長久監督が読み上げ、森田さんが次々と答えてくれました。「名古屋の思い出」を聞かれた森田さんは「(小学生の時に)住んでいたので、1年も住んでないけど」と話し「同級生の辻くんがお母さんに『森田くんとは付き合うな』って言われたこと」と一番に思い出す出来事として語りました。いい思い出もあるとフォローしつつも、子供の頃のショッキングな出来事の印象がなかなか消えないようでした。長久監督から「何区だったの?」と聞かれ、森田さんは「名東区」と答えていました。森田さんが「(名古屋は)美味しいものもいっぱいあるし」と話題を振ると「お腹すきましたね。何食べたいですか?」と長久監督。「名古屋って、味噌か。パンに餡子とか、手羽先。濃い~味ですよ」と森田さんも名古屋トークに花を咲かせてくれました。
『DEATH DAYS』に登場する重要なアイテムであるコンビニの蕎麦の「ほぐし水」に関する質問に森田さんは「もっと感謝したほうがいいですよね。ほぐし水に。ないことを考えたら」と語り、長久監督は「ほぐし水メーカーさんに連絡とって、撮影用に作ってもらった」と話しました。また、センチュリーシネマの入り口のディスプレイにも「ほぐし水」が飾ってあることについて「クッションみたいになってて可愛いですよね」と森田さん。長久監督は「さっき、森田さんが抱いて写真を撮っていましたよ」と教えてくれました。ディスプレイの「ほぐし水」は壁面から取り外せるようになっていて、来場者の人気フォトスポットになっていました。センチュリーシネマでの公開中に、ぜひこのディスプレイもチェックしに行ってくださいね!
「舞台の演出をやってみたい」と森田剛さん、長久允監督が「ぜひ、一緒に!」
「デスデイがある世界とない世界、どちらがよいですか?」という質問に、森田さんは「俺は、、、分かりたくないかなぁ。んー怖いですもんね。俺は嫌だな、嫌ですね」と答え、長久監督は「僕はわかりたいかも。1日苦しめば、他の日、やりたいことできるから」と答えました。“生まれたときから自分が死ぬ日(デスデイ)を知りながらも、そのデスデイが何歳のときに訪れるかはわからないという世界”を描いている『DEATH DAYS』は「死ぬことと生きること」を考えながら、前向きな気持ちになれるメッセージがたくさん含まれています。「DVDの販売予定は?」と聞かれると「しましょうね!したいですね!手元に置いておきたいって僕も思うので」と森田さん。長久監督も「『生まれゆく日々』はめちゃくちゃ回してるので、入っていないものもたくさんあるので」と未公開映像がまだまだあることを話し、DVD化も期待できそうな様子でした。
「演じる他に挑戦したいことは?」という質問に森田さんは「舞台の演出をやってみたいですね」と話し、自分は出演せずに、芝居をつけてみたいという思いがあるようで「40-50人くらいのおじさんがぐっちゃぐちゃになる。喧嘩してるおじさんとか寝ているおじさんとか、ぐっちゃぐちゃに」と具体的な構想を語ってくれました。舞台挨拶中、パーテーション越しに長久監督と向き合って話している時間が多くあった森田さんは「長久さん、舞台とかどうですか?」「初舞台をみて、めちゃくちゃ面白くて」と長久監督に興味津々の様子。森田さんからの言葉に「やりましょうよ!」「ぜひ、一緒に!」と満面の笑みで答える長久監督が「おじさん側の一人でも、三つ編みおじさんとして」と話すと森田さんも楽しそうに「いいですね!」と笑っていました。森田さんと長久監督が今後、どんな展開を見せてくれるのか楽しみですね。
作品概要
6月10日(金)からセンチュリーシネマで公開
<キャスト>
森田剛 前原滉・佐藤緋美・まもる。(もも)・せめる。(もも) 小沢まゆ・カトウシンスケ・渡辺陽万・吉村心・のえ・小坂井徹・野上信子 街裏ぴんく・根本隆彦・うらじぬの 石橋静河
<スタッフ>
企画・製作:MOSS
監督・脚本:長久允
プロデューサー:MOSS・鈴木康生・兼平真樹
撮影:武田浩明
照明:前島祐樹
サウンドデザイン:沖田純之介
美術:Enzo・後藤レイコ
装飾:安藤千穂
キャスティング:元川益暢
スタイリスト:小山田孝司
ヘアメイク:古久保英人
助監督:古田智大
録音:小林武史
音楽:山田勝也・小嶋翔太
編集:曽根俊一
カラリスト:根本恒
アートワーク:間野麗
スチール:夢無子
制作プロダクション:株式会社ギークピクチュアズ・株式会社ゴーストイッチ
センチュリーシネマ
2022年6月3日(金)より「伏見ミリオン座」と「センチュリーシネマ」で新料金と割引サービスがスタート
舞台挨拶再開へ!名古屋PARCO東館のセンチュリーシネマは新作が続々公開(取材日:2020年6月5日)
Address:名古屋市中区栄三丁目29-1パルコ東館8F
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