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2022-05-24

名古屋からエンタメを盛り上げる!「映画 護り屋『願い』」総勢10名の舞台挨拶「この景色を役者に見せたかった!」と熱いメッセージに言葉を詰まらせる


 

5月20日から5月26日に愛知、大阪、熊本、福岡で上映される「映画 護り屋『願い』」は愛知・名古屋を拠点とする芸能プロダクションが制作した作品で、依頼人の命を護ることを生業とする“護り屋”たちの活躍を描いた「護り屋」シリーズ初の劇場用長編映画です。愛知ではミッドランドスクエアシネマとセンチュリーシネマで上映されています。

ミッドランドスクエアシネマで上映を記念して行われた舞台挨拶に佐野俊輔さん、渡辺一正さん、宮田せいじさん、沢井里奈さん、藤田誠樹さん、堀井みゆさん、西部涼介さん、山口希葵さん、櫛谷野々花さん、笛木良彦さんの10名が登壇しました。映画制作のいきさつや撮影時のエピソードを交え、大勢の観客を前に熱いメッセージを伝えた舞台挨拶の様子をご紹介します。(取材日:2022年5月22日)

「映画制作の“え”の字も知らない」所から「でも、できたんです!」

「映画 護り屋『願い』」は佐野俊輔さん、渡辺一正さん、宮田せいじさんの3人が演じる、依頼人の命を護ることを生業とする“護り屋”たちの活躍を描いた「護り屋」シリーズ初の劇場版で、名古屋を中心に熊本でも撮影を行っています。5月20日から5月26日に名古屋、大阪、熊本、福岡で上映され、名古屋ではセンチュリーシネマ、ミッドランドスクエアシネマで上映されています。上映3日目にミッドランドスクエアシネマでの上映前に舞台挨拶が行われ、佐野俊輔さん、渡辺一正さん、宮田せいじさん、沢井里奈さん、藤田誠樹さん、堀井みゆさん、西部涼介さん、山口希葵さん、櫛谷野々花さん、笛木良彦さん、10名が登壇しました。

あまりにも大人数での舞台挨拶になったことについて佐野さんは「来れる人は来ちゃいなよ!って言ったらすごい集まりました!」と笑顔。佐野さん、渡辺さん、宮田さんは大阪での舞台挨拶から戻ってきたばかりで「大阪には正味1時間もいなかったです」と「映画 護り屋『願い』」を観に来てくれた観客に会う機会を大切にしている様子が伝わってきました。

「映画 護り屋『願い』」の総指揮をつとめた佐野さんは「名古屋でエンタテインメント活動をしていて、舞台人としてお客様の前で生で芝居をすることがコロナ禍でゼロになってしまったときに、映像化を思いつきました」と話し、渡辺さんに映像を作りたいと話したそうです。「護り屋」シリーズの脚本・監督をつとめた渡辺さんは「僕は舞台の脚本・演出をやっていて、映画制作の“え”の字も知らない人に頼んではいけません!」と難題を課した佐野さんに向かって言い切ると、そのやり取りに会場から大きな笑いが起きました。佐野さんは「でも、できたんです!東京、大阪、名古屋、熊本、博多で上映できたというのは、僕の我が儘についてきてくれた皆さん、編集の皆さんが頑張ってくれたおかげなんです。映画はここからスタート!エンタテインメントをもっと盛り上げるぞという気持ちです」と熱く語りました。

佐野さんから電話で映画化の話を聞いたという宮田さんは「何を言っているのかな?頭おかしくなったのかと思いました。映画をやろうと言ってできるものではないので」と言葉を失ったことを明かし「こんな無駄話に付き合ってられない、電話を早く切りたくて『いいんじゃないのー』と言っていたら、これができた」と飄々と振り返り、“護り屋”を演じた3人の絆を感じさせてくれました。

“護り屋”の見習いとして、今作で一緒に依頼人を護る側を演じた藤田さんは「1作目に“護り屋”と敵対する不良チームの長で、今作で“護り屋”の仲間に入って、1作目を彷彿とさせる部分がどこかしらに出ていると思います」と【護り屋 公式YouTubeチャンネル】で期間限定配信されているシリーズ作品についても紹介しました。今作で“護り屋”は4人組なのかと思うシーンも多かったのですが、渡辺さんからは「見習い中だから!!」と厳しめのツッコミが入っていましたが、今後の藤田さんの活躍も楽しみです。藤田さんのお芝居について渡辺さんは「(藤田さんの)アクションシーンがカッコ良すぎじゃないかという案も出て、僕ら嫉妬しかなくて」と佐野さんに同意を求めつつ「チェックもしないし、私は全カットの指示をしたのですが『ダメです!』とスタッフに止められました」と笑いを交えて、見どころを紹介しました。

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間近で見た山川豊さんのお芝居に「鳥肌が立ちました」と沢井里奈さん

「護り屋」シリーズに初めて参加し、今作で“護り屋”に依頼をする姉妹の姉を演じた沢井里奈さんは「初めてという感じがしないくらい、前からこの輪に入っていたかなと思うくらい温かく迎えてくださって、緊張しながらも演じ切ることができました」と映像作品で初めて大きな役を演じた感想を述べました。27年ぶりに映画出演となった山川豊さんとの共演を振り返り「ご一緒するシーンも多くて、鳥肌が立ちました。本当にかっこよくて、気さくに話しかけてくださって、撮影中は笑いも起こるくらいでした」と撮影現場の様子も教えてくれました。姉妹の妹を演じた櫛谷野々花さんは熊本での撮影にも参加していて「親と離れるのが初めてで、朝が早くて起きられるか心配でした」と可愛らしくコメント。佐野さんは沢井さん、櫛谷さんなど女性キャストがマジメに撮影に取り組む姿があったことを教えてくれました。

佐野さんは過去に山川さんの付き人をしていた経験があり「山川豊さんにも『若い奴らががんばっているなら』と出演してもらいました」「(山川さんは)僕らと一緒の控え室で暖を取ったり、遊んだり、一緒の時を過ごせたので嬉しかったです」と山川さんへの感謝の気持ちを表していました。また熊本地震の復興支援の一つのきっかけにとの思いから熊本城内での撮影も行ったそうで、佐野さんが2012年から4年間、名古屋おもてなし武将隊で織田信長役を務めていて親交があることから「熊本のおもてなし武将隊の方にも出演してもらっていました」と話しました。情報屋を演じた笛木良彦さんは「西川千雅さん(日本舞踊家・西川流四世家元)とか、僕も和太鼓奏者ですし、三味線奏者のたなかつとむさんなど、名前がついてない(役だ)けど、まあまあな人が出ています」と見どころの多さを伝えました。

“護り屋”の行きつけである「食事処のれん」について実在するお店であることも明らかにし、渡辺さんは「常滑市の競艇場の目の前のお店、私の地元、同級生のお店です!営業がお休みの日にお借りして撮影しました」と教えてくれました。「食事処のれん」のシーンには堀井みゆさん、西部涼介さん、山口希葵さんの3人が出演していて、堀井さんは「3人の魂はいつもそこにあるようになっています」と明るく話していました。

「護り屋」シリーズはまだまだ進化!舞台化も!全国行脚展開も?

今回は名古屋から熊本へという物語だった「映画 護り屋『願い』」ですが、司会をつとめた松岡ひとみさんから「全国の困った人たちを助けに行ってほしい」とリクエストされると渡辺さんが「ありがとうございます」とまんざらでもない様子でしたので、今後の展開も期待できるかもしれません。そして、舞台挨拶の終盤には佐野さんから重大発表がありました。渡辺さんがドラムロールで盛り上げる中、佐野さんから「9月に『映画 護り屋』が『舞台 護り屋』として決定しました!アートピアホールで公演をします!」と発表すると会場全体から大きな拍手が沸き上がりました。また舞台の出演者として「山川豊さん。“護り屋”(3人)はでます。そして、BOYS AND MENの平松賢人くん、ボイメンエリア研究生の内海太一くん、中下雄貴くんが決まっています!」と今後もワクワクするような展開が待っていることが明かされました。

大人数でのフォトセッション、観客の皆さんの撮影タイムもたっぷりあり、予定時間をオーバーするほどの盛り上がりの中、最後の挨拶として渡辺さんが「“護り屋”がここから羽ばたいていけるように頑張っていきたいと思います!」と元気に挨拶。佐野さんは「0から1をモットーに作品を作っています。僕らもちゃんとしないと、ついてきてもらえる人間にならないと、、多くの皆さんのおかげで成り立ちました」と話し出すと感極まった様子で言葉を詰まらせ、涙を浮かべながら「この景色を役者に見せたかったというのが一番強かったので、もっとエンタメを盛り上げていけるように頑張ります!これからもよろしくお願いします」と熱い想いを観客に伝え、舞台挨拶を締めくくりました。

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作品概要

「映画 護り屋『願い』」

上映期間:2022年5月20日(金)〜26日(木)

上映館:名古屋 センチュリーシネマ / ミッドランドスクエアシネマ、
東京・池袋HUMAXシネマズ、大阪・なんばパークスシネマ、熊本・Denkikan、福岡・KBCシネマ1・2​(福岡は5月24日(火)のみの上映)

上映スケジュールや舞台挨拶の情報はこちらで

出演:山川豊 / 熊本城おもてなし武将隊 / 沢井里奈 / 名古屋山三郎一座 / 佐野俊輔 / 渡辺一正 / 宮田せいじ

総指揮:佐野俊輔

脚本・監督:渡辺一正(劇団スマイルバケーション)

監督補佐:森宮奈央

振付:新田千尋

映像・編集:荻原健(Art Edit)・井田洋平(Art Edit)

主題歌:『Jesus』『Patoronize』/Akumatsukai

企画・制作:kids heartプロモーション

 


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