東海地区初上映！深作欣二監督の『県警対組織暴力』やNHK『なつぞら』でのオマージュで注目のアニメまでミッドランドシネマ名古屋空港で特別上映

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名古屋から少し北へ西春日井郡豊山町にあるミッドランドシネマ名古屋空港では6月12日より東映傑作選・特別上映がスタートしています。任侠!実録!まんがまつり!と題して、任侠映画から名作邦画、必見のアニメまでが8月6日まで週替わりで上映され、1作品1100円（2本立てのみ1500円）で鑑賞できます。深作欣二監督の『県警対組織暴力』が東海地区初上映となる他、高畑勲監督の『太陽の王子　ホルスの大冒険』も上映されるなど、今だからこそデジタル化された名作の数々をスクリーンで観られるチャンスです。

©東映

7月3日(金)～7月9日(木) に上映される映画『県警対組織暴力』は暴力団を取り締まる側の警官にスポットを当て、ヤクザと癒着した警察と政界の腐敗ぶりを鮮烈に描き出した衝撃作で、1975年に公開されました。主演の菅原文太さんが暴力団担当の悪徳刑事を演じ、警察とヤクザの癒着を描いた作品は、2018年に公開されて大ヒットした白石和彌監督の『孤狼の血』の原点ともいえるアナーキーな傑作です。深作欣二監督、笠原和夫さんの脚本で1973年に公開された『仁義なき戦い』も6月26日(金)～7月2日(木)に上映されます。

©東映

7月24日(金)～7月30日(木) に上映される映画『太陽の王子　ホルスの大冒険』は1968年に公開された東映動画（現・東映アニメーション）の作品で、高畑さんが演出、宮崎駿さんが場面設計・美術設計を担当しました。東映動画は広瀬すずさんが主演したNHK連続テレビ小説『なつぞら』でなつがアニメーターとして働いていた東洋動画のモデルであり、劇中で中川大志さんが演じた演出家・坂場一久は高畑さんをモデルにした人物です。劇中で彼が手掛け、興行的に失敗してしまった長編アニメーション『神をつかんだ少年クリフ』は同作をオマージュした作品と言われています。

©東映

7月17日(金)～7月23日(木) に上映される映画『鉄道員（ぽっぽや）』は高倉健さん主演で1999年に公開され、第23回日本アカデミー賞の最優秀作品賞、最優秀主演男優賞など主要部門を多数受賞しました。北海道の雪深い町の駅舎を舞台に、鉄道員として生きたひとりの男の姿を綴ったドラマで、同作には新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった志村けんさんが炭坑夫役で出演しています。出演シーンは長くないものの作品内で重要な役どころを担っていて、今年12月に公開予定だった山田洋次監督『キネマの神様』において初の主演を務めることになっていた志村さんをスクリーンで観られる貴重な作品となります。

©1999「鉄道員（ぽっぽや）」製作委員会

7月10日(金)～7月16日(木) に上映される『天国の駅』は1984年公開で、日本で戦後初めて死刑を執行された女性死刑囚をモデルに吉永小百合さんが後にも先にも初めてとなる汚れ役を演じ、濡れ場もあるなど、たくさんの話題を生み出した作品です。最終週となる7月31日(金)～8月6日(木) には『長靴をはいた猫』と『マジンガーZ対デビルマン』の2本立てのまんがまつり上映もあります。この機会に改めて観てみたい作品の数々、いずれの作品もスクリーンで観られる貴重な機会ですので、 ぜひスクリーンで鑑賞してみてください。

東映傑作選・特別上映中のミッドランドシネマ名古屋空港

ミッドランドシネマ名古屋空港

Address:愛知県西春日井郡豊山町豊場林先1番8

◇上映作品・スケジュール

6月12日(金)～6月18日(木) 『日本侠客伝』 監督:マキノ雅弘 出演:中村錦之助、高倉健

6月19日(金)～6月25日(木) 『昭和残侠伝 唐獅子牡丹』 監督:佐伯清 出演:高倉健、池部良

6月26日(金)～7月2日(木) 『仁義なき戦い』 監督:深作欣二 出演:菅原文太、金子信雄

7月3日(金)～7月9日(木) 『県警対組織暴力』 監督:深作欣二 出演:菅原文太、梅宮辰夫

7月10日(金)～7月16日(木) 『天国の駅』 監督:出目昌伸 出演:吉永小百合、西田敏行

7月17日(金)～7月23日(木) 『鉄道員ぽっぽや』 監督:降旗康男 出演:高倉健、広末涼子、志村けん

7月24日(金)～7月30日(木) 『太陽の王子 ホルスの大冒険』 監督:高畑勲

7月31日(金)～8月6日(木) 『長靴をはいた猫』『マジンガーZ対デビルマン』 ※2 本立てまんがまつり

◇当日入場料金

一般・大学生・シニア(60 才以上):1,100 円 高校生~小人・ハンディ:1,000 円

※2 本立てのみ、一般・大学生・シニア(60 才以上):1,500 円

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