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2017-12-07

映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』名古屋試写会-堺雅人さん&山崎監督が新人アナに鋭いツッコミ


 

『ALWAYS 三丁目の夕日』のチームが再集結して制作された最新映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』が12月9日に公開となります。名古屋駅のミッドランドスクエアシネマで行われた中京テレビ特別試写会にサプライズゲストとして主演の堺雅人さんと山崎貴監督が登壇しました。フレッシュな司会者との絶妙な掛け合いによって会場を爆笑の渦み巻き込んだ舞台挨拶の様子をレポートします。(取材日:2017年12月6日)

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司会は中京テレビの上山元気アナウンサー

この日の舞台挨拶の司会をつとめた中京テレビ入社2年目の上山元気アナウンサーの呼び込みで堺さんと山崎監督が登場しました。堺さんは「裏で緊張しましたよー上山さんの前説、今日が初めてなんだよねこういう司会するの。“老若男女”言えたね。」と緊張している上山アナを労いました。


シナリオ制作当初から主役は堺さんにお願いしたいと考えてた山崎監督は「前々から一緒に仕事したかったけれどなかなか機会がなかった。今回の作品では堺さんしか思い浮かばなかった。」と話ました。初体験の山崎組の感想を聞かれた堺さんは「非常に穏やかな現場で監督の人柄そのままで、平和で楽しく撮影することができました。」と撮影を振り返りました。

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長台詞は山崎監督から堺雅人さんへの接待!?

山崎監督は堺さんが出演されているドラマを見て、長台詞を得意にされている方だと思ったそうで「やや接待の気持ちで長台詞を作って、これは見せ場だなと思っていた。」と話しました。堺さんは「ト書きに早口って書いてあって役者にこれほどのプレッシャーはないですよ。」と答えていました。
山崎監督は一度だけ現場で堺さんの台詞を変えたことがあったそうで「18分を19分に変えただけなんですけれど、ものすごい青い顔して何で変えるんですか(と言っていた)」と話すと「僕はリズムで覚えているのでちょっと変わるだけでだめになっちゃう」と堺さんは当時の様子を教えてくれました。山崎監督は「その時初めて、堺さんは長台詞が苦手と言うことがわかりました。」と会場を笑わせました。


堺さんはその撮影を振り返り「貸切の江ノ電を使って1回NGを出してしまったら1時間近く待たなければいけないんですよ。そのプレッシャーのなか、長台詞で早口と書いてあってしかも直前にセリフが変わる、思い出しただけでも悪夢に近いですよ。」と熱弁すると山崎監督は「すみません」と返していました。

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死んだら温泉街に行きたいと話す山崎貴監督

上山アナから映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』で描かれている黄泉の国について聞かれると「僕の持論なんですけれども、死んだらみんな自分の思った世界に行くと思っている。死ぬ前に『DESTINY 鎌倉ものがたり』っていう映画を作ったなぁと思い出して、あそこに行けばいいなぁ(と思えるように)、自分専用の黄泉の国を作ったんです。」「(死んだ後に行く世界が)花畑は嫌だ、2時間位で飽きちゃうと思う」と話すと、堺さんが「モンゴルに旅行に行った時に一面の星空だったんですけれども、3時間で飽きちゃった。」などと理想とする黄泉の国についてのトークを繰り広げました。

堺さんが寒い中で撮影したあるシーンでホッカイロを120個位貼っていたけれど、途中ですごく熱くなって全部外したというエピソードを披露すると、事前に映画を観ていた上村アナウンサーは、「あのシーンでそんなに貼っていたのかーとビックリした」と話すと堺さんはすかさず「だから、そういう風な見方をしてほしくないんだって!!」と突っ込み、上山アナウンサーは「あ、あ、あ、読解力が乏しくてすみません。」とタジタジし、その初々しさが会場の笑いを誘い、楽しい舞台挨拶となりました。

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禁断の質問をぶつける上山アナ

舞台挨拶も終盤になり上山アナが映画のタイトルにちなん「お二人にとって運命と感じた瞬間や出来事は?」と聞くと堺さん、山崎監督は二人揃って「それさっきインタビューでやめようよって言ったじゃない」「なぜもう一回聞く」「さっきインタビューで、ないねぇ。って話したじゃん。」などと舞台挨拶前のインタビューでのやり取りを暴露され、山崎監督が「上山くんの運命と感じた瞬間は?」と聞くと「今、この瞬間です。」と答えた上山アナに「それ、さっきも言ったじゃん」「もう感心しないよ」「完全にさっきの再現じゃん」「ダメだよ同じ脚本使っちゃ」なとど攻められる上山アナの初々しさに堺さんは「名古屋の皆さん、(上山アナを)よろしくお願いします。」とお客さんにお願いする一幕もありました。

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上山アナの台本をのぞき込む堺さんと山崎監督

次の質問に困った上山アナが「あと、そうですねぇ、、」と言い淀むと堺さんと山崎監督が2人で台本を覗き込み、台本の項目を全て質問し終わっていることがわかると「今、上山くんが心から聞きたいことはないの?例えばなぜ、DESTINYというタイトルなのかとか」と山崎監督が言うと「そう!それが聞きたいです」と上山アナは山崎監督の案に乗っかりました。


山崎監督は「プロデューサーが英語のタイトルをつけないと死んじゃう病気にかかってるんです。」と冗談を言いながら「(英語のタイトルをつけているのは)僕じゃないんです。プロデューサーなんです。」と続けました。堺さんが最初に台本を受け取り、撮影が始まったときには『鎌倉ものがたり』というタイトルだけだったそうなのですが「途中からDESTINYというタイトルだという話になってびっくりした。」と話していました。堺さんからタイトルの候補は他になかったのかと問われると山崎監督は『SOMETIME 鎌倉ものがたり』とか『一色正和の大冒険』などもあったと笑いも交えながらエピソードを話しました。

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会場のお客様へのメッセージ

山崎監督は「たくさんの方達に見てもらえてうれしいです。早くお家に帰って奥さんに会いたいとか結婚したくなっちゃう人とかいますので、皆さん気をつけてください。思わずDESTINY 婚にならないように!」と笑を交えて注意を促しました。


堺さんは「クリスマス年末年始どなたとご覧になっても楽しめる映画です。大切な方と大切な時間を過ごせる映画なので宣伝もしていただけたらと思います。」と締めくくりました。

陰の主役!?中京テレビの上山元気アナウンサー

この日の舞台挨拶の陰の主役は、初めてのインタビューや司会に緊張を隠しきれず、フレッシュさ全開で挑んでいた中京テレビの上山元気アナウンサーだと思いました。インタビューの様子が放送されるのは以下の番組だそうです。

12月15日(金)深夜0:55~「はやりば」(中京テレビ)

上山アナは中京テレビの平日お昼に放送中の「キャッチ!ブランチ」に出演しています。舞台挨拶で見せてくれた一生懸命な姿が微笑ましく、ファンになりました。これからも応援したいと思います!また、映画の舞台挨拶で上山アナが司会をされる日を楽しみにしたいと思います。

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作品概要
『DESTINY 鎌倉ものがたり』

2017年12月9日(土)よミッドランドスクエアシネマほかで公開

原作 西岸良平『鎌倉ものがたり』(双葉社「月刊まんがタウン」連載)

監督・脚本・VFX:山崎 貴

出演:堺 雅人、高畑充希、堤 真一、安藤サクラ、田中 泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、中村玉緒 ほか

『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』『STAND BY ME ドラえもん』で知られる山崎貴監督の最新作『DESTINY 鎌倉ものがたり』が12月9日に公開される。累計発行部数950万部を超える西岸良平氏のベストセラー「鎌倉ものがたり」を原作に、古都・鎌倉とあの世(黄泉)を舞台に描く時空を超えた冒険ファンタジー。
<ストーリー>鎌倉に暮らすミステリー作家・一色正和(堺雅人)のもとに嫁いだ年若い妻・亜紀子(高畑充希)。道を歩けば、魔物や幽霊、妖怪や仏様、死神(安藤サクラ)までも現れるその街での暮らしに亜紀子は驚くばかり。亜紀子の理想とは少し違ったが、楽しい新婚生活を送っていた。しかし、正和には亜紀子に隠していた秘密があった。そんなある日、病に倒れた正和が目を覚ますと、亜紀子は夫へ向けた手紙を残して姿を消していた。なんと亜紀子は不慮の事故で亡くなっており、黄泉の国(あの世)に旅立っていたのだった。正和は亜紀子の命を取り戻すため、一人黄泉の国へ向かう決意をするが…

©2017「DESTINY 鎌倉ものがたり」製作委員

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