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2023-05-02

東海地区でオールロケ!ロケ地はどこ?岡田准一さん主演映画『最後まで行く』藤井道人監督と初タッグ


 

5月19日(金)より公開となる映画『最後まで行く』は韓国で2014年に公開され、5週連続でNo1となり観客動員345万人の大ヒットを記録した同名映画の日本版リメイク作品です。中国やフランス、フィリピンでもリメイク版が制作され、フランス版リメイク『レストレス』は今年2月にNetflixで世界一斉配信後、全世界でNetflixグローバル映画ランキング1位を獲得。世界中で話題となっている作品の日本版がいよいよスクリーンに登場します。物語は裏金作りに関わる刑事が、ある事故を起こしたことをきっかけに次々と災難に見舞われ追い詰められていくクライムサスペンスで、監督は映画『新聞記者』『余命10年』の藤井道人さんがつとめます。主人公の刑事・工藤を演じるのは、『ヘルドッグス』などの岡田准一さんで、藤井監督作品には初めての出演となります。また、工藤を追い詰めるエリート監察官の矢崎を『ヤクザと家族 The Family』などで藤井監督と組んだ綾野剛さんが演じます。そのほか、広末涼子さん、磯村勇斗さん、杉本哲太さん、柄本明さんなど豪華なキャストが集結し、物語にさらなる厚みを加えます。

刑事と県警本部のエリート監察官が繰り広げる96時間の逃走劇。予測不可能な展開は手に汗握らずにはいられない作品となっていますが、さらに見逃せないのはその撮影がすべて東海地区で行われていること!撮影期間は2022年1月15日~2月26日、12月22日~25日で、愛知、三重、岐阜の各所で撮影が行われました。劇中の至る所に登場する東海地区の場所や風景は「見たことある!行ったことある!」となる人も多いはず。東海地区のどのスポットがロケ地になっているのか?藤井監督がなぜ東海地区を撮影地に選んだのか?を作品の見どころと合わせてご紹介します。

主演・岡田准一さんと綾野剛さん共演 手に汗握る予測不可能の96時間ノンストップエンターテイメント!

映画『最後まで行く』は裏金作りに関わる刑事がある事故を起こしたことをきっかけに次々と災難に見舞われ追い詰められていくクライムサスペンスです。ある年の瀬の夜、刑事の工藤は危篤の母のもとに向かうため雨の中、車を飛ばしていましたが、妻からの着信で母親の最期に間に合わなかったことを知ります。その時、車の前に現れたひとりの男をはねてしまった工藤は遺体を車のトランクに入れ、その場を立ち去ります。そして、男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みます。しかし、その時、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」というメッセージが入り驚く工藤。送り主は県警本部のエリート監察官・矢崎で、工藤が轢いた男との間には深い関わりが…。手に汗握る逃走劇の結末はー?

追われる刑事・工藤を演じるのは岡田さん、そして工藤を追い詰めるエリート監察官・矢崎を綾野さんが演じ、藤井監督と組む最強の布陣で韓国大ヒット作のリメイクに挑みました。物語の舞台となっているのは、名古屋市と隣接した愛知県埃原(あいはら)市。“埃原市”の名称自体は劇中設定の架空のものながら、規模感や位置関係は三重県四日市市を参考として設定されているそうです。ロケも四日市市とあわせて、三重県桑名市、愛知県知多市、常滑市、清須市、豊橋市、豊田市、知多郡、そして名古屋市のほか、静岡県浜松市や岐阜県瑞浪市、羽島郡など、中部地方を中心に行われました。

カーアクション含めての立ち回りや、大規模な撮影も多い本作は、当初から他県を舞台とすることは決まっていた中、藤井監督をはじめ制作陣が求めたのは、“ある種の地方っぽさも都会っぽさもある場所”だったそうです。車で行ける距離に、山や海、工場地帯もあって、大きなものから細やかなものまで凝縮された場所が名古屋近辺と合わさり、かつ独特の空気感があったのも東海地区がロケ地に選ばれた理由のひとつだったようです。

東海エリアでオールロケ 中部電力 MIRAI TOWER(旧・名古屋テレビ塔)では累計400人がエキストラ参加!

映画『最後まで行く』の主なロケ地と撮影場面を合わせて紹介すると、まずは物語冒頭の岡田さん扮する工藤が男をはね飛ばしてしまう衝撃的なシーンは四日市市の小牧地区コミュニティ・プラントで撮影されています。入念な準備のもと道路を封鎖し、雨ふらしやクレーン撮影、牽引やアクションもある大掛かりな撮影が行われました。

また、工藤の母が運ばれる葬儀ホールの表部分として豊橋市公会堂が使われていたり、綾野さん演じる矢崎が山田真歩さん演じる婚約者・由紀子と結婚式を挙げる式場として、あおなみ線ささしまライブ駅近くのアートグレイスウェディングスクエア(名古屋市)でも撮影が行われています。予告編には結婚式でバージンロードを歩く由紀子の姿が少しだけありますが、チャペルだけでなく披露宴会場、ガーデンやロビーなどが登場。物語の展開を加速させる印象的な場面でもありましたが、煌びやかな式場に映える綾野さんのタキシード姿からも目が離せない場面です。

そして、知多市の新舞子マリーンパーク付近の路上や新舞子ファインブリッジでも橋を封鎖して日中に撮影が行われました。橋の上で繰り広げられる逃走劇はスリル満点。ぜひ大きなスクリーンで楽しんでほしい場面です。

映画『最後まで行く』の撮影は2022年1月から2月まで続けて行われていましたが、コロナ禍とそれにまつわる措置の中、スケジュールやロケの都合もあり一時中断され、残りは12月22日から25日までの4日間をかけて撮影されました。その中でも、名古屋のシンボル“テレビ塔”(中部電力 MIRAI  TOWER)やオアシス21の水の宇宙船などでは、累計400人のエキストラが参加し大規模な撮影が行われました。予告編にも登場していますが、中部電力 MIRAI  TOWERは“埃原テレビ塔”として劇中に登場します!

藤井監督が特にこだわった年越しの場面を逃走劇の結末とともに映画館で見届けてくださいね!

藤井道人監督 岡田准一さんに「小学生の時から憧れ」、綾野剛さんには「思いっきり狂った役をプレゼント」

映画『最後まで行く』の物語の舞台になった“埃原(あいはら)市”は名称自体、架空の設定ですが、どこか懐かしさを感じる建物や風景が多く登場するので、物語が進むにつれて、その街に引き込まれていく感覚になります。映画製作にあたり毎回、自分の中でモチーフとするものを作る藤井監督が映画『最後まで行く』で考えたのは“ほこり”だそうです。「塵の“埃”ですが、それがひとりのちっぽけな人間の“誇り”と溶け合っていくというイメージが頭にありました」と話す藤井監督が作り出した世界観が見事に映像化されているところも今作の見どころのひとつです。

また、その“誇り”を見事に表現した岡田さんについて藤井監督は「小学生の時から憧れだった岡田准一さんとの仕事は、自分にとって忘れられない最高にエキサイティングな時間でした」と語り、今作の出演オファーについては「強くてかっこいい正攻法の岡田さんを大きく裏切るじゃないけれど、追い込まれる新境地の岡田さんを僕自身がお客さんとして見たかった」と理由を話しています。ダメ男で弱い工藤を演じた岡田さん。工藤が必死になればなるほど面白い!というコミカルな場面も今作の魅力のひとつです。

そして、工藤と相対する矢崎を演じた綾野さんについて藤井監督は「思いっきり狂った役をプレゼントしたいと思い、矢崎をオファーさせていただきました。正直、あんなに狂った綾野剛は初めてで、大満足でした。ああいう剛さんをみたかったのでめちゃくちゃ楽しかったです」と話しています。エリート監察官・矢崎の表情が少しずつ歪んでいく様子は驚愕です。こちらもお見逃しなく。

韓国版のラストを最後とはせずに、さまざまな意味でさらにその先まで行く日本版。文化的な違いを考慮しながら新しい要素も加え、韓国版をリスペクトしつつ、日本ならでは、藤井監督ならではのオリジナルとも呼べる作品になっています。

「岡田准一&綾野剛が〇〇まで行くキャンペーン」応募受付中 5月8日(月) 12:00〆切

映画『最後まで行く』の公開を記念して、岡田准一さんと綾野剛さんに来て欲しい場所を緊急募集中。岡田さんと綾乃さんに来てほしい場所とその理由を書いて応募してください。ぜひロケ地である東海エリアに来てほしいですね!東海エリアの皆さんの声をたくさん届けてください。

「岡田准一&綾野剛が〇〇まで行くキャンペーン」

作品概要

映画『最後まで行く』

5月19日(金)全国東宝系にて公開

〈ストーリー〉
12月29日。刑事・工藤(岡田准一)は、危篤の母のもとへ急ごうと雨の中で車を飛ばしていた。そのとき、スマートフォンに署長から着信が入り、署内での裏金作りへの関与を問われた直後、妻からの電話で母の死を知らされた彼は動揺し、車の前に現れた男をひいてしまう。工藤は男の死体を車のトランクに入れて葬儀場に向かい、母とともに焼こうとする。そこへ「お前は人を殺した。知っているぞ」とのメッセージが届く。送信主は県警本部の監察官・矢崎(綾野剛)で、工藤がひいた男と深い関わりがあった。

出演: 岡田准一 綾野剛  広末涼子 磯村勇斗 駿河太郎 山中崇 黒羽麻璃央 駒木根隆介 山田真歩 清水くるみ 杉本哲太/柄本明

監督: 藤井道人

脚本: 平田研也 藤井道人

音楽: 大間々昂

配給:東宝

© 2023映画「最後まで行く」製作委員会


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