大須のシアターカフェでヨーロッパ企画の中川晴樹さん本人来場＆主演映画上映イベントを開催！
名古屋市中区大須にあるカフェ兼小さな映画上映スペースのTheater Cafe（シアターカフェ）で11月24日から26日までの3日間の日程で開催された「中川晴樹ばっかり出る映画上映会」を遅ればせながらレポートします。（取材日：2017年11月25日）
「中川晴樹ばっかり出る映画上映会」
中川晴樹さんは愛知県名古屋市出身で、京都を拠点に活動する劇団ヨーロッパ企画のメンバーとして舞台を中心に活躍している俳優です。ご本人も「舞台が中心」と言っていましたが、2015年公開の映画『バクマン。』（大根仁監督）での副編集長役や映画『亜人』（本広克行監督）の亜人研究所の研究員役で出演されるなど映画やテレビでもお見かけする機会もあります。今回の「中川晴樹ばっかり出る映画上映会」はまさに、中川さんが主演の短編作品ばかりを集めた上映会でした。
上映作品
『恋する極道』（2015年/5分30秒）
監督・脚本・出演：中川晴樹
出演：新井郁、西うらしんじ、安田ユーシ、森谷ふみ、永野宗典（声のみ）
『オトノコクニ』（2016年/13分）
監督・脚本・編集・出演：中川晴樹
出演：西うらしんじ、安田ユーシ、篠崎友、林雄大、本折最強さとし、浜島正法、鈴木理学、加藤啓
『晴樹のサンダルが脱げそう』（2016年/31分）
監督・脚本：加藤啓
出演：中川晴樹、長井短、市川しんぺー、中村まこと、伊藤修子、玉置孝匡ほか
『結婚お祝いムービー』（2015年/30秒）
監督・脚本・撮影・編集・出演：中川晴樹
「中川晴樹ばっかり出る映画上映会」を企画したシアターカフェの代表・江尻真奈美さんは2016年のしたまちコメディ映画祭で特別招待作品だった『オトコノクニ』を観てその面白さに魅了され、なんとかシアターカフェで上映したいと考えていたそうです。今年1月にシアターカフェでヨーロッパ企画の永野宗典さんが監督をつとめた『タクシードライバー祗園太郎 THE MOVIE すべての葛野郎に捧ぐ』の上映イベントをきっかけに永野さんから中川さんに繋いでもらい、今回の映画上映会が実施されることになりました。
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ヨーロッパ企画の「出てこようとしてるトロンプルイユ」名古屋公演にあわせての開催となり、3日間で計5回すべての上映後に中川さん本人が客前に登場し、トークやお客さんからの質問に答えてくれるという和やかな上映会となりました。
上映作品のうち2作は中川さん自身が監督・脚本もつとめていて『恋する極道』はヨーロッパ企画のメンバーでそれぞれにショートムービーを撮ってみようという企画から生まれた中川さんの初めての映像作品です。ヤクザとミュージカルが好きだという中川さんによる独特の世界観で、強面のヤクザが恋心を歌い上げる様子は笑いがこみ上げ、台詞や歌詞の隅々まで楽しめる極道ラブコメミュージカルです。
『恋する極道』の評判が良く、もう少し長い作品を作ることになり完成したのが『オトコノクニ』で、続編というわけではないのですが、こちらも極道ラブコメミュージカルでヤクザとミュージカルにBL要素を組み込んだ内容になっています。中川さん演じる男がヤクザになるまでの物語や拙者ムニエルの加藤啓さん演じるアニキへの愛が芽生える様子は面白すぎて、極道として生きる男たちの心の絆や悲哀も描いています。
『晴樹のサンダルが脱げそう』は拙者ムニエルの加藤啓さんが中川さんをモデルにした短編小説を映像化した作品です。サンダルをはいた男が街を歩きながら用事をひとつひとつ終わらせていくのですが、ある女性に出会ったことで予定が狂ってしまう、ちょっと不思議でシュールなコメディです。
そしてラストには中川さんが友人の結婚式のお祝いのために、京都の観光地を巡りながら自撮り棒を使って撮影した30秒のムービーの上映もありました。
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中川晴樹さんによる上映後のトークとQ&A
上映後にお客様の前に登場した中川さんが各作品について話してくれました。『オトコノクニ』でのキスシーン撮影後に加藤さんがすぐに口を濯ぎにいったことや『晴樹のサンダルが脱げそう』でのキスシーンは勢いがつきすぎて口を切ってしまったなどのエピソードも話してくれました。
『オトコノクニ』のBL要素については、BL好きというよりは男同士の友情が好きで、ブロマンス（ブラザーロマンス）の感じがヤクザの兄貴と弟分の雰囲気に近く、映画に取り入れるにあたってはBLに寄せたと教えてくれました。
お客さんからの「次にまた撮るとしたら？」という質問に対しては「3本目も極道ラブコメミュージカルで」と答え、『恋する極道ニューヨークへ行く』なども面白いかもと構想を語り、もう1本くらい撮りたいと話していました。
スポンサーリンクサイン入りの生写真プレゼント
「中川晴樹ばっかり出る映画上映会」に来場された方には中川さんのサイン入りの生写真がプレゼントされるということで、テーブルには様々な中川さんの写真が並べられていました。このプレゼントは中川さん自身が企画し準備をされたもので、様々なシュチュエーションの中川さんの大量の写真は眺めているだけでも楽しい気持ちになりました。
リクエストすれば写真撮影やハグにも答えてくれて、とても近い距離でお話しもできるなど、中川さんのサービス満載で楽しい上映会でした。
私もサイン入りの生写真、嵐山の渡月橋をバックに撮影した写真をいただいてきました。実は私、中川さんと同じ時期に同じ大学に在籍していて、上映会後に中川さんに確認したところ、私が1学年先輩だということが判明しました。学生時代に大学内の演劇サークルの舞台を観にいったこともあるので、もしかしたら舞台上の中川さんをみていたり、学内ですれ違っていたかもと思うと、なんだか感慨深かったです。名古屋出身の中川さんにこれからも注目していこうと思います！！
基本情報
Place:Theater Cafe（シアターカフェ）
Address:名古屋市中区大須2-32-24 マエノビル２Ｆ
Tel:052-
※営業時間は13:00-21:00(火-木曜定休)
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