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2017-11-24

映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』佐藤健さん&土屋太鳳さん名古屋の特別上映会の舞台挨拶に登壇!


12月16日に公開となる映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は岡山県に住む実在のカップル、中原尚志さんと麻衣さんに起きたある奇跡の物語をベースにした作品です。結婚式の直前に突然の病で倒れた花嫁と彼女を8年間待ち続けた新郎というまるでドラマのようなカップルを演じた佐藤健さんと土屋太鳳さんの2人が名古屋駅のミッドランドスクエアシネマで行われた特別上映会の舞台挨拶に登壇しました。舞台挨拶で披露された撮影秘話や佐藤さんの名古屋滞在エピソードなどをレポートします。(取材日:2017年11月21日)

W主演の佐藤健さん&土屋太鳳さんが登場

ミッドランドスクエアシネマのスクリーン1で行われた映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』特別上映会の舞台挨拶に登壇したW主演の佐藤健さん&土屋太鳳さん、満員のお客様の大きな拍手と歓声に迎えられました。

佐藤さんは「お会いできて光栄です。公開の1ヶ月くらい前にもかかわらず、いち早くこの映画を観たいと思ってわざわざ足を運んでいただいて、ありがとうございます。今日は短い時間ですけど、楽しく話ができたらと思っています。」と挨拶をされました。
土屋さんは「中原麻衣さんの大切な8年間を演じさせていただきました。作品が完成するたびに温かく迎えてくださる名古屋の皆さまに、映画『8年越しの花嫁』という本当に大切な大切な愛の物語をお届けに参りました。」と作品への強い想いをうかがわせながら話をされていました。

11月前半は名古屋で過ごしていた佐藤健さん

司会者から名古屋の感想を聞かれた土屋さんは「今年2回目なんですけど、イルミネーションがすごく綺麗なイメージがあります。前々回来た時にクリスマスが近かったんですけど、道が広くて気持ちよくて、クリスマスの時期に来たらたぶん素敵だなぁとか思いながら、今日は夜の道を車でここまで来ました。」と話していました。

佐藤さんは「僕、つい最近、2週間くらい名古屋にいました。」と話し、11月頭の2週間ほど岐阜でロケがあり、名古屋に滞在して岐阜に通っていたエピソードを披露してくれました。ひつまぶしを食べに蓬莱軒にも行かれたようです。岐阜でのロケは2018年春から放送のNHK連続テレビ小説『半分、青い』の撮影だと思われますが、まさか佐藤さんが2週間もの間、名古屋に滞在されいたとは意外で、会場のお客さんも驚きと共になんだか嬉しい気持ちになったのではないでしょうか。

映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』のモデルの2人とのエピソード

映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』のオファーを受けた際の気持ちを問われた佐藤さんは「オファーと同時にドキュメンタリーの動画を見たのですが、まぁビックリしました。こんな人生が現実であり得るんだと衝撃を受けました。ものすごく感動して、ぜひたくさんの方に届けたい、伝えたいと思って映画の出演を決めました。」と当時の気持ちを振り返りました。

土屋さんは「映像を観て、中原麻衣さんの生きようとする姿や尚志さんの愛情を注ぐ姿に本当に胸を打たれました。これを映画化するのはとてつもない挑戦だと思って、自分には力不足な部分があるかもしれないと思ったけれど、(麻衣さんに)お会いする機会があり、息子さんの人懐っこさに、本当に愛されていると感じ、ご家族に尊敬の気持ちを持って、撮影しようって決意したのを覚えています。」と話してくれました。

佐藤さんは撮影に入る前に尚志さんに会いに行かれたそうで「この方を演じるんだという気持ちで会っていたので、芝居のヒントを探していた。どういう風に佇んで、どのタイミングで笑うのかを見ていた。とても笑顔が素敵な方で、常にニコニコされている方で、なんとか尚志さんの魅力を僕の芝居で体現できないかと思っていた。」と教えてくれました。

岡山で過ごした撮影中の日々

佐藤さんは映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の撮影中、一度も東京に帰らなかったそうです。佐藤さんは「芝居をしているという感覚とはちょっと違う現場で、観てくださる方にも、僕たちが芝居をしているようにみられたくなかった。セリフを言っているようにみられたくなくて、本当にその人生を生きているように感じて欲しかったので、ドキュメンタリー的な、日常の延長で現場に立ちたかった。生活感がそのまま画に映ればいいなと思いもあって、岡山にずっといた。」とずっと岡山に滞在して撮影に臨んだ理由を語っていました。

土屋さんは撮影中、岡山駅から4.2キロほどの距離にあるアパートの1室を借りて滞在していたそうです。「夜は駅からアパートまで歩いていた。路面電車や川、そこから見える夕日の光とかが本当に綺麗で、環境によって人はできるというけれど、麻衣さんとして向き合えたのもああいった環境や空気の冷たさがあったからかなと思っています。」と岡山で過ごした日々を振り返っていました。

4時間かかった闘病シーンの特殊メイク

土屋さんは闘病中の麻衣さんを演じるにあたり4時間かけて特殊メイクを施したそうです。特殊メイクが崩れないように注意し、管をつけたりマウスピースを口に入れるなどして身動きが取れなかった土屋さん、佐藤さんが「大丈夫?何かできることない?」などと声をかけてくれたり、足をマッサージしてくれたりしたそうです。土屋さんは「私が努力したというよりは、瀬々組のお一人お一人が助けてくださって乗り越えられたと思います。」と話していました。

土屋さんの様子を近くで見ていた佐藤さんは「特殊メイクをされると表情がなかなか動かしづらいんですよね。要は笑ったりすると(メイクも)取れちゃったりするので」と話しながらも、佐藤さんは土屋さんを笑わせようとしていたようで、土屋さんは「笑いを堪えるのが本当に辛くて」と当時の感想を話し、司会者から「緊張がほぐれたのでは?」と聞かれると佐藤さんは「緊張感も取れますが、特殊メイクも取れました。」と笑いを交えてエピソードを披露してくれました。

8年間待てますか?

映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』のキャッチコピーにちなんで司会者から8年待てるかを問われると「尚志さんと麻衣さんの繋がりや家族の支えがあるからこその8年。誰とだったら8年間を過ごせるのか、8年間待てる人と出会いたいと今回(尚志さんを)演じていて感じた。」と答えていました。土屋さんは「もし私がそうなったら待つなと思いました。大切な人に出会えるのは、そんなたくさんあることではないので、大切な人が命を繋ごうとしている時間に私も愛情を注ぐ時間を繋ぎたいと思います。」と想いを語っていました。

これから映画をご覧になる皆さんへのメッセージ

舞台挨拶も終盤になり、これから映画をご覧になるお客様へ佐藤さんは「ものすごく壮絶な8年、辛いことも苦しいこともあった8年ではあったと思うけれど、演じていた僕が感じたのはその中にたくさんの愛情があって、きっと幸せな8年間でもあったんだなということ。こういう奇跡を起こした人たちが本当にいたんだという気持ちでこの映画を観ていただけたら嬉しいです。今日、いち早くご覧になる皆さま、映画を気に入っていただけたら、この映画を広める力を貸していただけたらと思います。」と話していました。

土屋さんは「この作品は人の心と体を人の愛が取り戻していく姿を描いているんですけれど、素晴らしい奇跡の物語でありながら、実は日常生活でとても必要な愛の正体を描いているのではないかなと感じております。今日映画を観た感想を、SNSや学校や仕事場でお話ししていただけたら嬉しいです。」と締めくくりました。

作品概要

『8年越しの花嫁 奇跡の実話』

2017年12月16日(土)全国ロードショー

結婚を約束した一組のカップル、尚志と麻衣。幸せ絶頂の2人だったが、結婚式の3ヶ月前、突然の病気が麻衣を襲う。一時は心肺停止、その後も?い昏睡状態に。いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親からは「もう他にいい人を見つけたら」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。その祈りが届いたのか、その後、麻衣は徐々に意識を取り戻すが、そこへ更なる試練が降りかかる。麻衣は、記憶障害により尚志の記憶を失っていたのだった。大きなショックを受けながらも、来る日も来る日も麻衣のもとへ通い続ける尚志。そして、8年の年月が経った頃、ついに2人に奇跡が訪れる――。

キャスト:佐藤健、土屋太鳳、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、堀部圭亮、古舘寛治、杉本哲太、薬師丸ひろ子

※古舘寛治さんの「舘」の字は、正式には外字の舘(※舎官)となります。

監督:瀬々敬久
脚本:岡田惠和
音楽:村松崇継
原作:中原尚志・麻衣「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社刊)

公式サイト:8nengoshi.jp

制作プロダクション:松竹撮影所 東京スタジオ

配給:松竹

©2017「8年越しの花嫁」製作委員会


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