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2018-02-08

NGT48・北原里英さんが映画撮影でドМに!?映画『サニー/32』名古屋先行上映舞台挨拶に登壇!


 

2月17日に公開となる映画『サニー/32』の先行上映会が名古屋駅のミッドランドスクエアシネマで行われました。映画上映前の舞台挨拶に主演をつとめたNGT48のキャプテンである北原里英さんと白石和彌監督が登壇しました。過酷だった映画撮影時の様子や映画の見所、共演者とのエピソードを話し、白石監督は女優としての北原さんの魅力を語りました。(取材日:2018年2月7日)

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元カレに会うような気まずさを感じつつ笑顔で挨拶する北原里英さん

映画『サニー/32』は北原さん演じる主人公の中学教師・藤井赤理が24歳の誕生日に「犯罪史上、もっとも可愛い殺人犯」と呼ばれた少女・サニーの狂信的信者に誘拐され、監禁される模様を描いたオリジナルの物語です。

舞台挨拶に登壇した北原里英さんは「今日は私の地元、出身県である愛知県で舞台挨拶ができてとても嬉しく思います。」と話し、白石監督は「僕も名古屋には縁があって大好きなので、今日は上映会ができてうれしいです。」と挨拶をされました。また北原さんは「NGT(48)に移籍して新潟の女になりましたと言ってからは、元カレに会うみたいな気まずい気持ちで名古屋に立ったりしています。」と会場を沸かせ、名古屋での舞台挨拶経験を聞かれると「昔、1度だけ単館系の映画で来た事はあるんですけど、こうしてたくさんの皆さんやカメラの前に立つのは初めてです。」と少し緊張した表情を見せました。

名古屋で映画の撮影もされている白石監督は「僕は出身が北海道なんですが、(名古屋は)第2ですかね。そこかしこで第2と言ってますが。」と笑わせました。

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映画『サニー/32』の企画の成り立ち

映画『サニー/32』の成り立ちについて白石監督は脚本家の高橋泉さんと『凶悪』が終わった頃に企画していたそうですが、その頃は条件などが難しくて一度諦めていたと話し「今回、北原さんで何かと言う話をいただいて日本のトップアイドルを持ってきたら、今までできないと思っていた事も北原里英さんは飲み込んでくれるだろうと思って動き出しました。」と教えてくれました。

4回死にかけた過酷な撮影を振り返って

映画『サニー/32』は冬の新潟で撮影されたシーンが多くあり、過酷な撮影で4回も死にかけたという話を聞かれた北原さんは「1つは雪山をペラペラのピンクの衣装で逃げるシーン、本当に一度生きるのは諦めたくらい過酷な状況だったのですが、他の3回はもしかしたら観ているだけじゃ伝わらないかもしれないです。」と答えました。海沿いで横殴りの大きなヒョウが当たって大変だったシーンもあったようですが「映画を観て、どこが本当に命の危険にさらされているかを見つけてもらいたいなと思います。」とこれから映画を観るお客さんへ投げかけました。

白石監督はプロのスタントマンも使って安全にも配慮していたと言いながら「僕だったら断ってるかもなというのを北原さんは並々ならぬ精神力でやってくださったので、その頑張りみたいなものはこの映画には必要だったし、(完成した映画には)それ(北原さんの頑張り)が映っているなと思いました。」と北原さんを称賛しました。また「雪の中を逃げるシーンとか本当に綺麗だったし、一度始まってしまうと手助けができないので北原さんがんばれという気持ちでした。」と過酷だった撮影を振り返りました。

また北原さんは「この映画はポスターや予告を見ると怖いバイオレンス映画だと思われがちですが、中盤から一気に変わるんですよ。そこがこの映画の見所なんじゃないかな、見所になったらいいなと思っています。」と話しました。また完成した映画を観た北原さんは「寒いところでがんばった甲斐があったなと思う位、映像に迫力があって、新潟で撮影した意味があったなと思いました。」と映画の魅力を語りました。

『凶悪』コンビのピエール滝さんやリリー・フランキーさんとの共演について北原さんは「ポスターでは怖い顔していますが、愉快で優しくて大人なおじさま方で、現場でもみんな仲良くて撮影の合間にしりとりとかをして楽しんでくださって、そういう所に救われながら撮影を走り抜けられかなと思います。」とエピソードを教えてくれました。

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北原里英さんの魅力を語る白石監督

映画『サニー/32』を経て感じた北原さんの魅力を聞かれた白石監督は「日本のトップアイドルとがっつり仕事をするのは初めてだったのですが、やっぱり立ち姿が美しかったですね。」と語り「女優さんとしての経験はそんなにないかもしれないけれど、10年アイドルやっていて表現することそのものの力が高い。」と話し、芯が太くて、自分がしっかりしている所なども挙げていました。

また白石監督は「良いシチュエーションや脚本があればまた北原さんとお仕事したいと思います。過酷な事はもういいかな。」と言い、北原さんも「春とか秋とか過ごしやすい季節で。」と答えました。司会者から過酷な撮影が欲しくなったりしないか聞かれると「この映画のせいでどんどんドMになっていくっていう。この映画があったおかげで、これから先、多少の事はもう大丈夫なんじゃないかなという自信はもらいました。」と映画の撮影を通して成長した姿をのぞかせました。

 

主題歌“pray”について

主題歌である“pray”について白石監督は「今の世の中の歪みとか、間違っているんじゃないのと思うことを北原さん演じる藤井赤理になんとかしてほしかったんです。「祈り」という形で藤井あかりに背負ってもらった、その曲です。」と紹介しました。

北原さんは「『サニー/32』の世界で行われていたこと全てを浄化してくれるような優しいメロディーで、最後に包み込んでくれます。映画も皆さんが思い描いている展開とは全く異なる方向に進んでいくので、終わったときの印象をさらに色濃いものにするのがこの“pray”と言う曲なんだと思います。」と主題歌の魅力を語りました。

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北原里英さんと白石監督からラストメッセージ

北原さんは「見終わった時にすっきりした爽快感があったと言う感想を持つ方もいて、1秒先もわからない展開が待っているので皆さんがどういう感想を持つのか楽しみです。この映画はSNSもテーマになっているので、みなさんの感想をSNSでつぶやいてもらえたら嬉しいです。」とお客様からの感想を楽しみにしている気持ちを伝えました。

白石監督は「展開がなかなか読めないし、ジャンルが変わっていくような映画だと思います。一瞬戸惑うこともあるのですがそれを乗り越えていけば最後に生まれてくる感情があると思います。それを待っていただければと思います。北原里英と言う素晴らしい女優の誕生を目撃してもらえればと思います。」と締めくくりました。

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作品概要

映画『サニー/32』

2018年2月17日(土)公開

監督:白石和彌

出演:北原里英、ピエール瀧、リリー・フランキー、ほか

配給:日活

URL:http://movie-32.jp

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