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2022-05-12

【みんなの#シネアナゴヤ Vol.3】 映画『オードリー・ヘプバーン』2022年5月6日公開


 

名古屋の映画情報サイトCine@nagoya(シネアナゴヤ)のInstagramアカウントでは、名古屋を中心とした東海エリアの映画ファンの皆さんに向けて、#シネアナゴヤをつけた映画鑑賞投稿を呼びかけています。確かな目を持った映画ファンの皆さんの映画鑑賞投稿は映画選びの参考になるはずです。【みんなの#シネアナゴヤ】ではInstagramで#シネアナゴヤを付けてくれた投稿の中から作品ごとにいくつかをチョイスして紹介していく企画です。第3回は5月6日より公開中の映画『オードリー・ヘプバーン』です。

映画『オードリー・ヘプバーン』はファッションアイコンであり、永遠の妖精と呼ばれたハリウッド黄金期の伝説的女優のオードリー・ヘプバーンの知られざる素顔を追った初のドキュメンタリーです。若干24歳にして初主演映画『ローマの休日』でアカデミー主演女優賞を受賞、革新的な存在でスターの道を駆け上がったオードリー。しかしそのきらびやかさとは裏腹に、幼少期に経験した父による裏切りや、ナチス占領下のオランダという過酷な環境で育ったトラウマ、奪われたバレエダンサーの夢など苦悩多いものでした。また、女優としての成功後も、実生活で幾度も離婚をして、愛される喜びを充分に味わえない寂さを抱えていた様子が伺え、自らの愛情の飢えから、他人の飢えに敏感になっていったのかと考えさせられます。

晩年にはユニセフ親善大使などの慈善活動を通して多くの人々に癒しと救済をもたらしたオードリー・ヘプバーン。生涯をかけて「愛すること」を与え続けた彼女のしなやかな生きざまがスクリーンに映し出されます。貴重なアーカイブ映像とともに、俳優時代の仲間、そして息子や孫、友人などプライベートに迫るインタビューがふんだんに盛り込まれている本作、”愛情と寛容の力の証”として存在するオードリーの姿が鮮やかによみがえる作品です。

恐怖や憎しみで溢れる世界で愛の重要性のために立ち上がったオードリー。この信念こそが私たちの中に永遠に生き続けている証であり、悲しいニュースが飛び交う今を生きる私たちに訴えかける大切なメッセージなのかもしれません。オードリーの没後30年である2022年、ウクライナでは多くの人々が苦しんでいます。戦闘から逃れるために地下で過ごす経験をしたオードリーの言葉に、学ぶことがあるはずです。また、オードリーの俳優や親善大使という仕事や役目について語る言葉や態度に、社会人として背筋が伸びる方も多いのではないでしょうか。作品を通して、オードリーが語る言葉、彼女を知る人々の紡ぐ言葉は一つ一つ心に染みわたっていくことでしょう。「経験した苦しみを、後に自分の糧にできた」「いい仕事のために皆と仲良くした」金言がいっぱいです。銀幕の妖精、オードリー・ヘプバーンの素顔をスクリーンでぜひご覧ください。ドキュメンタリーが初めての方にも、おすすめです!

【みんなの#シネアナゴヤ】映画『オードリー・ヘプバーン』

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本企画の実施にあたり、記事での紹介を快く承諾してくださったEiga-KANさん、masamiさんありがとうございました。実際に観に行った映画館で撮影したポスターやロビー装飾、作品紹介展示などの写真と様々な感想を読んで、映画『オードリー・ヘプバーン』を観に行きたくなる人も多いのではないでしょうか?

今後も名古屋の映画情報サイトCine@nagoya(シネアナゴヤ)では、【みんなの#シネアナゴヤ】を様々な作品で展開していく予定です。名古屋を中心に東海エリアでの映画鑑賞・映画関連の投稿の際には、ぜひ#シネアナゴヤをつけていただければ嬉しいです。

【みんなの#シネアナゴヤ Vol.1】 映画『ラストナイト・イン・ソーホー』2021年12月10日公開

【みんなの#シネアナゴヤ Vol.2】 映画『カモン カモン』2022年4月22日公開

映画『オードリー・ヘプバーン』が観られる名古屋市内の上映館

※最新の中部地区の上映館情報はこちら!

伏見ミリオン座

Address:名古屋市中区錦二丁目15番5号

名古屋市中区錦二丁目15番5号

作品概要

『オードリー・ヘプバーン』

5月6日[金]より伏見ミリオン座他全国公開

監督:ヘレナ・コーン

キャスト:オードリー・ヘプバーン、ショーン・ヘプバーン・ファーラー(ヘプバーンの長男)、エマ・キャスリーン・ヘプバーン・ファーラー(オードリーの孫)、クレア・ワイト・ケラー(ジバンシィの元アーティスティックディレクター)、ピーター・ボクダノヴィッチ(アカデミー監督賞ノミネート)、リチャード・ドレイファス:アカデミー賞受賞俳優(『アメリカン・グラフィティ』、『ジョーズ』)他

振付:ウェイン・マクレガー

バレエダンサー:アレッサンドラ・フェリ、フランチェスカ・ヘイワード、キーラ・ムーア

100分/2020年/イギリス/5・1ch/字幕翻訳:佐藤恵子/原題:”Audrey”

配給:STAR CHANNEL MOVIES

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