toggle
2018-02-13

映画『リバーズ・エッジ』名古屋先行上映舞台挨拶に二階堂ふみさん、吉沢亮さん、行定勲監督が登壇


 

2月16日に公開となる映画『リバーズ・エッジ』名古屋での先行上映会が名古屋市港区のTOHOシネマズ名古屋ベイシティで行われました。

『リバーズ・エッジ』は1990年代前半にファッション誌『CUTiE』で連載されて、多くの人の心に残っている岡崎京子さんの伝説的な青春漫画です。原作漫画に強い思い入れのある二階堂ふみさんが主人公の女子高生を演じ、吉沢亮さんとの共演も話題になっていて、行定勲監督が漫画の世界を完璧に再現しています。

映画上映後の舞台挨拶に二階堂ふみさん、吉沢亮さん、行定勲監督が登壇しました。(取材日:2018年2月12日)

スポンサーリンク

オリジナルトートバッグのプレゼントは応募〆切は2月23日

岡崎京子さんの衝撃作が実写映画化!映画『リバーズ・エッジ』オリジナルトートバッグをプレゼント!

 

ベルリンへ行く前に名古屋での舞台挨拶に登壇した3人

映画『リバーズ・エッジ』は2月15日から開催する第68回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門のオープニング作品に選出されていて、二階堂ふみさん、吉沢亮さん、行定勲監督はベルリン国際映画祭への参加を予定しています。映画『リバーズ・エッジ』は16歳の時に原作漫画に出会った二階堂さんが映像化を切望し、行定監督に話を持ち掛け、7年の歳月をかけてその想いを実らせた作品です。

主人公の女子高生・若草ハルナを演じた二階堂さんは「私にとっては本当に特別な作品で、皆さんにお届けすることができてとても嬉しく思っています。」と挨拶をされました。高校で激しいイジメを受けゲイであることを隠している山田一郎役の吉沢さんは「公開前にこんなたくさんの方に観ていただける機会があるのをとても嬉しく思っています。」と気持ちを話しました。

昨年9月に舞台出演の為に名古屋に来られていたという二階堂さんは「すごくおいしい中華料理を食べに行ったりして、名古屋はすごく活気のある街だなというイメージがあります。」と話し、吉沢さんは「映画の舞台挨拶でよく来させていただくので、おいしいご飯とかいつも行く店があって、名古屋は好きです。」と答えていました。また最近は硬めの味噌煮込みうどんがお気に入りだという行定監督は「名古屋に4日くらい滞在した時に、街の名画座みたいなところに行きました。」と名古屋での思い出を教えてくれました。

スポンサーリンク

原作にはないインタビューシーンについて

映画『リバーズ・エッジ』はキャラクターやストーリーなどは原作漫画にかなり忠実に作られています。しかし原作にはない演出として、登場人物ひとりひとりがインタビューに応えているシーンがあります。行定監督が自らインタビューを行ったそうなのですが、俳優たちは役として全てアドリブで答えていたそうです。行定監督は「僕がする『リバーズ・エッジ』を通した質問に対して、漫画のキャラクターだった人間が明らかにそれを飛びだして実体化されていくといいなと思った。」「実験的にやってみようと思ったんです。」と話していました。

インタビューシーンについて二階堂さんは「自分自身の答えなのかハルナの考え方なのか、それともハルナを演っているから出てくる自分の考えなのかみたいなことが混ざり合うような感じで、本当に自分と役柄が同居するような感覚になりましたね。」と答えていました。

吉沢さんのインタビューシーンの撮影は全部で30~40分ほどあったそうですが「(撮影中は)役者として絶対に役でいようと変なプライド持ってやってたんですけど、どうしても深い部分をえぐらないと出てこないようなことを監督が聞いてくるので気づいたら吉沢亮が出てしまっていたところもあったと思います。」と振り返っていました。

スポンサーリンク

お客様からの質問に答える二階堂さんと吉沢さん

映画上映後の舞台挨拶ということで、お客さんからの質問を仰ぐとたくさんの手が上がっていました。役作りについての質問に二階堂さんは「(この映画で)どういうことを伝えたいのかとか、自分に対しての問いかけの方が多かったと思います。」と答えました。

吉沢さんは「あんまり表情でどうこうとか声の質でどうこうとか(考えていなくて)、下手な芝居をすると何か安い作品になりそうだなという気がしたので、あんまりそういう意味での役作りはしていないです。」と話していました。

スポンサーリンク

映画『リバーズ・エッジ』に込めた想い

行定監督は「日本の映画は今、非常にわかりやす過ぎます。心の声を全部言葉にしちゃうんですね。これ(この映画)は皆さんに考えて欲しい。」と話し、『リバーズ・エッジ』を観て何か1つでもいいから感じたことを誰かと話したり、自分の中で考えてみて欲しいとお客さんに語りかけました。「(そうすることで)生まれるエネルギーみたいなものがきっとこの映画の答えなんだと思います。」と作品に込めた想いを伝えました。

吉沢さんは『リバーズ・エッジ』は余白のある作品だと言い、「観た人の中で違う解釈が生まれるかもしれないし、一人一人が何を感じるか全然違うと思う。」と話しました。

二階堂さんは「きっといろいろなことを感じられた方や思った方がいらっしゃると思うんですが、私にとってはとても特別な作品で、(ベルリンに行く前に)皆さんにおみせすることができて、見終わった後の皆さんにお会いすることができてうれしく思っています。」と締めくくりました。

スポンサーリンク

作品概要

『リバーズ・エッジ』

2018年2月16日(金)よりTOHOシネマズ名古屋ベイシティ、ミッドランドスクエアシネマ 他にて全国公開

出 演:二階堂ふみ、吉沢亮、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、森川葵

監 督:行定勲『GO』『パレード』『ナラタージュ』

脚 本:瀬戸山美咲

原 作:岡崎京子(「リバーズ・エッジ」宝島社)

配 給:キノフィルムズ

映倫区分:R15+

公式サイト:movie-riversedge.jp

配給:キノフィルムズ

©2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社

スポンサーリンク
関連記事