センチュリーシネマにタローマン!“でたらめでべらぼう”な舞台挨拶に観客から「帰れ!」コール!?映画『大長編 タローマン 万博大爆発』横断キャラバンin名古屋
8月22日(金)公開の映画『大長編 タローマン 万博大爆発』は、「1970年代に放送された特撮ヒーロー番組」という体裁のもと岡本太郎のことばと作品をモチーフに製作され、岡本太郎×特撮の組み合わせが話題をよんだ『TAROMAN 岡本太郎指揮特撮活劇』…1話5分のNHK・Eテレでの深夜での放送から口コミが広がり、続編の制作や関連書籍の重版するなど、第49回放送文化基金賞のエンターテインメイト部門で優秀賞を受賞した人気作品が劇場版として帰ってきました!

映画企画発表から2か月で、Xのトレンド・Yahoo!探索ランキング1位(4/24)、6月20日の正午に販売された限定版ムビチケは瞬殺記録を出すなどファンの皆様の熱量が高いことが伺えます。その話題の映画『大長編 タローマン 万博大爆発』の公開初日から3日間で行われた大阪・東京・名古屋の横断キャラバン舞台挨拶、名古屋ではミッドランドスクエアシネマとセンチュリーシネマで行われました。
センチュリーシネマでのタローマンの自由奔放な様子、タローマンを目撃した観客の様子、愛知県出身の藤井亮監督のタローマンへの想い、タローマン×観客の子どもたちとのダンスコラボなど、盛りだくさんな舞台挨拶の様子をレポートします。(取材日:2025年8月24日)
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タローマンと藤井亮監督に会いたい老若男女がセンチュリーシネマに大集合!“でたらめ”だらけの舞台挨拶
映画『大長編 タローマン 万博大爆発』は、”1972年に放送された伝説の番組”という体裁で太陽の塔などをデザインした芸術家の岡本太郎さんが世に放った作品群やことばをモチーフに主役の巨大ヒーロー(55メートル!)タローマンが正義の味方ではなく、シュールでデタラメなふるまいで奇獣とたたかう様子が展開される”特撮活劇です。本作のポスターに「ようこそ!昭和百年の世界へ‼」とあるように1970年代ごろに想像されていた未来像としての2025年【昭和100年】が舞台です。昭和の子どもたちが目を輝かせ、心躍らせた、あの頃に想い描いたワクワクした未来の中でたたかうタローマンの姿が描かれます。
映画『大長編 タローマン 万博大爆発』の前身はNHKの教育テレビジョンで放送された『TAROMAN岡本太郎式特撮活劇』(2022年)、1周年記念特集番組『帰ってくれタローマン』(2023年)です。毎回、番組の後半にはロックバンド・サカナクションのボーカルギターの山口一郎さんが「子どものころのタローマンの思い出を語る」体(てい)で本来存在しない記憶にまつわるトークも盛り込まれていました。本作でも山口さんは登場し、タローマンについて楽しそうに解説しています。また、テレビ版と同じくCBG(地球防衛軍)の面々も登場します。
映画『大長編 タローマン 万博大爆発』の上映後に、司会のCGB隊員から「この舞台挨拶は“でたらめ”ですから、お手持ちのカメラで撮影しても、電源をオンにして頂いてもかまいません」とアナウンスがあると客席の皆さんはおのおのスマートフォンを取り出すためにゴソゴソしはじめました。準備が整った様子を見てタローマンの主題歌をBGMに愛知県出身の藤井亮監督と、タローマンが登場!割れんばかりの拍手と歓声が上がりました。早い段階からチケット完売とのことで人気の高さ、期待の大きさを感じます。
観客の中には手のひらにタローマンのように目をマジックで描いている人、本作の未来人のエキストラに参加した方、タローマンTシャツを着ている人、タローマングッズを身に着ける人などが多々見られました。特撮好きな年代の方、サブカル好きな若いカップル、3歳のお子さんの「初映画なんです」とおっしゃる家族など老若男女が名古屋のセンチュリーシネマに大集合!
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自由奔放なタローマンに観客も歓喜?!困惑?!「なんだこれは!」なアレコレ
藤井亮監督がスクリーン前の所定の位置に登壇するなか、タローマンは客席の方に歩み寄りクネクネ体を揺らしたり、お客さんの顔にヌッと顔を寄せたりと劇場内を自由に回りました。CBG隊員(司会)から「タローマンさん、スクリーン前にいらっしゃいませんか?」と声を掛けられてもお客さんの間を縫いながら気ままな行動は止まりません。その様子を見て藤井亮監督が「まあ、放っておいてこちらで進めましょう。皆さんにはタローマンを見ていただいて、僕らが喋る形で…」といい、「映画はいかがでしたか」と客席の皆さんに問いかけると大きな拍手が起こりました。
初めての本作の劇場版について藤井監督は「大阪万博が行われる時期に公開できるといいなと思ってました」と話しつつ、5分の番組だったものを105分の作品に仕上げるという苦労も語りました。監督がトークしている間にタローマンはスクリーン前に来てステレオの音量のつまみで遊びだし、BGMが大きくなったり小さくなったりと“でたらめ”さが大爆発。その様子を見てお客さんもお腹を抱えてしまったり「こんな舞台挨拶初めて」と言ったりと様々なリアクションがありました。藤井監督は「まったく喋れないですねえ~」と苦笑い。「撮影中から(タローマンの)”でたらめさ”と制作の秩序を両立させることが課題でした」と言っているそばから、タローマンは観客から借りたパンフレットを監督に差しだし、サインするようにアピール。監督は「…という感じなんですよ」と慣れた調子でサインペンでサインをしました。
映画で工夫したところについて尋ねられた藤井監督は「昔の映画ってフィルムが変わるとき黒い線が入るんですけど、そこを再現してみました。気づいた方いらっしゃいますか?」と言うと30%ほどの方が挙手しました。「結構の方が気づいてくれましたね」と嬉しそうに藤井監督が言い、「未来のシーンでは、身近にあるもの…ホームセンターとかに見に行ったり、パスタを使ったりしながら工夫して作っていきました」と述べました。すると、どこから持ってきたのかタローマンがカウンターベルを「チーン」と鳴らしながら藤井監督の横に並びました。カウンターベルをしばらく自分で鳴らし、再び客席へと進んで少女や若者などにベルを鳴らすように促していました。
CBG隊員が「このようなタローマンを藤井監督はどのように生み出したのでしょうか」と聞くと藤井監督は「タローマンはテレビで始まって、キャラクターとして岡本太郎の作品…普通ならば太陽の塔を思い浮かべると思いますが、様々な作品を見ているうちにベースは”若い太陽の塔”にして岡本作品を散りばめていこうと作っていきました」と明かしました。そして「でたらめでべらぼうな存在というのは岡本太郎のことばにもあります。ただ、タローマンがめちゃくちゃと言うか撮影が進むたびに制御できないふうになったのを実感しています」と苦笑しました。
撮影現場で苦労したことについて「人物を撮ってから背景を撮っての合成になる」と言い、1970年代の部分と2025年の部分のところも含めてかなり細かく撮っていったと話す藤井監督ですが、観客の目線はタローマンを追ってしまいます。お客さんの傘を開いてポーズをとったり、一緒に記念写真を撮ったりと登場から変わらない”でたらめ”ぶりを発揮していました。
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観客たちから「帰れ!」コール!? ちびっこ達とのダンスコラボ ダンスのお手本だけはきちんとやれるタローマン
Q&Aタイムになり、様々な声が上がる中「タローマンの皮膚(スーツ)が、今回の戦いでボロボロになっていますが、直りますか」という質問があがりました。藤井監督は「分かりませんね…タローマンが切り刻まれたらそちらを皆様にプレゼントしようかな。タローマンの映画感想投稿キャンペーンをしている景品にしたりして…」と公式Xで行われている『大長編 タローマン 万博大爆発』感想投稿キャンペーンについてさりげなくアピール。「#映画タローマンべらぼう感想大投稿でお願いします。タローマンの角とか皮が当たります」と加えました。
自由奔放なタローマンを見かねたCBG隊員がたしなめると、タローマンが拗ねて会場を出て行くそぶりを見せました。タローマンの”言われたことと反対のことをやりたがる性格”を熟知した観客たちは「帰れ!」とコール。タローマンは無事、会場のスクリーン前に戻り寝転がりました。「ここに住むつもりですかね」と藤井監督は笑い、CBG隊員は「こんなにでたらめな様子を見せられて、私たちも何かでたらめなことをやりたいですよね!」と声をかけると客席から賛同の拍手が起こりました。タローマンと一緒に踊りたいキッズを募り、藤井監督が「怖くないよ」と声掛けすると、続々とちびっこ達が集まりました。
監督が振付を教え、CBG隊員が「爆発だ、爆発だ~」と歌う中、”でたらめでべらぼうな”はずのタローマンが子どもたちに振付の見本をきちんと見せている貴重なひと時が見られました。そしてついにダンスコラボとなり、ちびっこだけでなく、客席の大人の皆さんも一緒になって歌い踊って一体感が育まれました。
客席を背にちびっことタローマン・藤井監督と記念写真のあと、藤井監督の「ありがとうございました。タローマンをよろしくお願いします」という結びの言葉で舞台挨拶が締めくくられました。子どもたちにとっても大人たちにとっても素敵な夏の思い出となる「でたらめでべらぼうな」舞台挨拶でした。
センチュリーシネマでは、映画のグッズも販売しており、完売してしまったグッズも出ています。グッズをお求めの方はお早めに!また、映画『大長編 タローマン 万博大爆発』を記念してセンチュリーシネマがオリジナルメニューとして出している「タローマンアイス」があります。取材日は日曜日だったためか午前中で完売だったので、平日早めの時間がねらい目ですね。
作品概要
2025年8月22日(金)全国ロードショー
監督・脚本:藤井亮
出演:タローマン、太陽の塔、地底の太陽、水差し男爵 ほか
解説:山口一郎(サカナクション)
製作:『大長編 タローマン 万博大爆発』製作委員会
制作プロダクション:NHKエデュケーショナル、豪勢スタジオ
配給:アスミック・エース
©2025『大長編 タローマン 万博大爆発』製作委員会
『大長編 タローマン 万博大爆発』
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#横断キャラバン 舞台挨拶 #名古屋
満 員 御 礼 !
________________#映画タローマン 舞台挨拶
最終日の名古屋も無事終了!ご来場くださった皆様
ありがとうございました!… pic.twitter.com/cTflFIHYpS— 映画『大長編 タローマン 万博大爆発』公式 (@eiga_taroman) August 24, 2025