ZIP-FM「Sparkling」(2025年5月10日放送)〈音楽系アーティストと映画の化学反応が楽しめる作品〉
2017年7月にスタートした名古屋の映画情報サイトCine@nagoya(シネアナゴヤ)は〝名古屋でもっと映画を楽しもう!″を合言葉に名古屋を生活圏とする皆さんに向けて名古屋に特化した映画情報を発信しています。「名古屋で映画に携わる活動がしたい」「名古屋で映画の魅力を伝えたい」という想いではじめたCine@nagoya(シネアナゴヤ)は今年でスタートから8年目。サイトの運営とあわせて、シネマアナウンサーという肩書きで映画イベントの司会やインタビュアーとしてのお仕事をしている水野由美子に面白いお声かけをいただきました。ZIP-FMで毎週土曜日13:00~16:00に放送、清里千聖さんがナビゲーターをしている「Sparkling」内のコーナー「Sparklingrammar」に映画インフルエンサーとして呼んでいただき、映画を紹介させていただくことになりました。

月に1度のペースで映画を紹介していく予定で、2回目となる2025年5月10日(土)の放送では〈音楽系アーティストと映画の化学反応が楽しめる作品〉を紹介してきました。ラジオ出演に連動する形で、番組でご紹介した映画をCine@nagoya(シネアナゴヤ)にも掲載していくので、あわせてチェックしてくださいね!
新着情報
映画『#真相をお話しします』
4月25日(金)に公開した映画『#真相をお話しします』は「Mrs. GREEN APPLE」の大森元貴さんと「timelesz」の菊池風磨さんがW主演している作品で、ゴシップの真相を明かすことで多額の報酬が得られる生配信暴露チャンネルが舞台です。菊池さんは真相を話すスピーカー(話し手)に選ばれたい警備員の桐山で、大森さんは桐山の友人である謎の男、鈴木を演じています。様々なスピーカー(話し手)が世間を騒がせた事件の真相を暴露していくのですが、そのひとつひとつもゾワゾワする内容で、ホラーっぽいイメージもあるかもしれませんが、映画全体に関わる幾重にも張り巡らされた仕掛があって、ものすごくよくできた、面白いミステリーになっています。
大森さんの演じる“鈴木”という役はセリフも多く、物語のカギを握る重要な役どころです。物語は大森さん演じる謎の友人・鈴木が“スピーカー”になるという展開になり、映画はそこからが凄かったです。大森さんにとっては本作が初の本格的なお芝居となり、出演を迷ったそうですが脚本を読んで出演を決めたそうで「ジェットコースターのように話が進むので、グッと心を奪われて読み進めていきました」とコメントも寄せていました。映画の内容と大森さんの相性の良さもあって、後半からラストにかけての大森さんの演技は凄まじい迫力です。映画のストーリーを楽しむだけでなく、“ものすごい体験をした”というのが正直な感想で、最後に流れる主題歌・Mrs. GREEN APPLEが書き下ろした「天国」も含めての作品と言ってよいと思います。
主題歌の「天国」は大森さんが撮影中に書いた楽曲で、鈴木役を演じたことがきっかけで、生まれた楽曲。映画で流れるものとリリースされた楽曲はバージョンが違っていて、そのあたりの仕掛けもあわせて、楽しめます。5月7日までの公開13日間で、観客動員数100万人、興行収入13.4億円を突破し、GWのイベント映画の枠を超えた、すごい映画になっています。
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映画『知らないカノジョ』
映画『知らないカノジョ』は中島健人さんが主演し、シンガーソングライターのmiletさんがヒロインを務めるラブストーリーで、2021年に日本で公開されたフランス映画「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(原題:Mon Inconnue)」をベースとした日本が舞台のリメイク作品。中島さん演じる主人公のリクは、miletさん演じるミナミと大学時代に出会い、互いに一目惚れして恋に落ちて結婚。8年後、リクはミナミのサポートのおかげで小説家になる夢を叶えてベストセラー作家になったけれど、歌手の夢を諦めた彼女とは気持ちがすれ違ってしまい、大喧嘩。リクが目が覚めるとミナミと出会っていない、ミナミがシンガーソングライターとして大活躍している世界線に放り出されてしまうというストーリーです。
miletさんは本作が映画初出演、演技に初挑戦でしたが、miletさん演じるミナミがとってもチャーミングで自然な演技が魅力的です。大学で出会ったリクとミナミの幸せな日々がmiletさんの「Nobody Knows」にのって描かれていて、歌手の夢を持つ大学生から悩みを抱えるカリスマ・ミュージシャンまで、振れ幅の大きい役を見事に演じていますし、リクとミナミが夜のレストランで“もしも”を語り合うシーンが泣けるんです。
miletさんが本作に出演するきっかけは、恋愛映画の名手と言われている三木孝浩監督が2022年公開の映画『TANG タング』の主題歌をmiletさんが担当し、主題歌「Always You」のミュージックビデオを監督を三木監督がしていたんです。映画『TANG タング』は二宮和也さん演じる妻に捨てられたダメ男が記憶をなくした不良品ロボットと出会い、ふたりが大冒険を繰り広げ、人生の宝物を見つける物語。「Always You」のミュージックビデオでは、不良品ロボットのTANGとmiletさんが共演している映画の世界観に近い内容で、miletさんは「また“三木ワールド”に連れて行ってもらいたい」と演技に挑戦することを決めたそうです。
miletさんの演技も良いのですが、”シンガーソングライターとして大活躍しているミナミ”の歌声を楽しめて、横浜アリーナで行われたmiletさんの5周年記念公演で映画のライブシーンを撮影しています。ライブシーンでも歌っている主題歌「I still」はミナミが歌う曲なので普段のmiletさんが歌わないような言葉も入っていて、miletさんの楽曲の世界も映画によって広がったのではないかなと思います。
映画は2月28日公開のため公開終了館が多いのですが、全国的にはまだ上映中劇場も有ります。配信・パッケージの時期はまだ未定となっています。名古屋の映画情報サイトCine@nagoya(シネアナゴヤ)では、映画『知らないカノジョ』公開前に名古屋で行われた特別試写会を取材しました。中島健人さんとmiletさんが登壇し、名古屋に関するトークを繰り広げ、中島さんの念願だった三木孝浩監督作品への出演、完成した映画を初めて観た時の感想などを話したり、初デートのプラン、もし今とは別の世界に行ったとしたらやりたい事についても話しました。
中島健人さんとmiletさんが名古屋で舞台挨拶に登壇 映画『知らないカノジョ』特別試写会
映画『父と僕の終わらない歌』
5月23日から全国公開の映画『父と僕の終わらない歌』は寺尾聰さんが主演し、松坂桃李さんと親子役で共演、アルツハイマー型認知症を患った父親と父親を支える息子の物語。寺尾さんが演じるのは、かつてレコードデビューを夢見たものの、息子のためにその夢を諦めた父。横須賀で楽器店を営みながら、時々、地元のステージで歌声を披露しては喝采を浴びてきたユーモアたっぷりで人気者。ある日、アルツハイマー型認知症と診断されて、だんだんと記憶をなくしていくのですが、父親が若き日に諦めたレコードデビューの夢を再び叶えようとするストーリーです。
2016年にイギリスでSNSに投稿された動画(ドライブ中に楽しげに歌う親子)が話題になり、この親子の実話をもとに舞台を日本に置き換えて映画化した作品です。寺尾聰さんにとっては、2009年公開の映画『さまよう刃』から16年ぶりの映画主演作。寺尾さんは「俳優と歌手人生が初めて交わる、自分にとってメモリアルな作品」とコメントしています。劇中には“Smile” “Beyond The Sea” “What Now My Love”など名曲が登場し、寺尾さんの素晴らしい歌声が楽しめる作品です。
2025年5月10日(土)放送のZIP-FM「Sparkling」内のコーナー「Sparklingrammar」で紹介した映画をまとめました。
放送はradikoでも聴けるので、こちらをチェックしてくださいね!
ZIP-FM「Sparkling」