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2026-07-19

7/25(土)由美かおるさん来名!「がんをどう受け入れ、向き合い、共存していくか」映画『小春日和~Indian Summer~』名古屋出身・愛知医科大学卒業の楠部知子プロデューサーにインタビュー


 

7月25日から名古屋のシネマスコーレで公開される映画『小春日和~Indian Summer~』は、がん治療中の精神科医であり俳優の楠部知子さんが、がんに罹患した今だからこそ、「がんをどう受け入れ、向き合い、共存していくか」を描きたかった作品です。がん治療のリアルな現実を描くだけでなく、登場人物の《小春》と《日和(ひより)》の名前に込められた秘密が描かれるなど、多層的なストーリーとなっています。

物語のキーパーソンである鈴子おばあちゃんを由美かおるさんが演じ、また主題歌「とまり木」の歌唱も担当することにも注目です。映画のテーマに共鳴したキャストが集結し、佐野史郎さん・柴田理恵さんといったベテラン俳優から、現在「キャンサーズ」としてYouTubeで発信している楠部プロデューサーを含む森野くるみさん・桐生紗衣さん、主演の小春役を水村美咲さん、ひより役をキラピチモデルオーディションでグランプリを獲得した千原ゆらさんなど、バラエティ豊かな面々が出演しています。松本動監督がメガホンをとり、ぬくもりのある作品世界を作りあげました。

公開前に、名古屋出身の楠部知子プロデューサーにインタビュー。作品への想い、子どもの頃の思い出、自身の病気について、出演者へのオファー秘話などを話していただきました。(取材日:2026年7月13日)

名古屋出身:愛知医科大学卒業の楠部知子プロデューサー 現役精神科医・俳優の顔も持つ…これまでの歩みを語る

映画『小春日和~Indian Summer~』は、ある出来事がきっかけに父親と衝突して家を飛び出してしまった小春が、看護助手として働くことになった病院で、様々な人々と触れ合うことで徐々に自分と向き合うようになる過程が優しい視線で描かれます。また、大好きな鈴子おばあちゃんに教えられた大切な言葉を思い出して一歩踏み出す姿に励まされるストーリーです。

大阪、東京と上映し、温かな感動を呼んだ映画『小春日和~Indian Summer~』が、ついに名古屋でも7月25日から公開されます。公開前に本作の企画・プロデューサーの楠部知子さんにインタビューすることができました。楠部さんは現役精神科医で、映画『ひとくず』(2023年公開)などで医療監修、映画『茶飲友達』(2023年公開)、『にしきたショパン』(2021年公開)、NHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』『まんぷく』などに出演する俳優…そして現在がんの治療中という多様な顔を持つ人物です。

楠部さんのプロフィールが興味深く、名古屋出身ということからフレンドリーにインタビューが始まりました。芝居との出会いを伺うと楠部さんは「小学校2年生くらいに、母親に何も知らされずに連れて行かれたオーディションがきっかけです。“あちらから犬が来るよ、どうする?”みたいなエチュードみたいなことをやって合格したんです」とNHK名古屋放送児童劇団に所属した経緯を話しました。「楽しくやっていたのですが、そろそろ受験勉強をしなきゃと言われて、中学2年で辞めました」と演劇に区切りをつけたと話しました。

大学受験の時期は「東京でお芝居がしたい」と漠然と思っていたそうですが、「医師免許を取ったら自由にしていい」という考えの親御さんの意向に合わせて医学部入学のため猛勉強。愛知医科大学に入学後は実習が始まる3年生までバンド活動などをして楽しんでいたそうです。ヒーローショーのMCやウエディング司会のアルバイトもしていたと微笑む楠部さんは、「もうその当時から、やりたいことをいつかやるぞ!と思っていました」と振り返りました。「でも医師免許を取ったら取ったで忙しいですし、結婚したら子どものことで忙しいしで…。(居住地・勤務地の)大阪に50歳から始めるミュージカルというのがあり、それを50になったらやるぞと」モチベーションにしていたと語りました。50歳で芝居の扉を再び開けた楠部さんの人生の物語が見えてきます。

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楠部さんは30代で大腸がんに罹患し、手術後回復。そして2023年に多発性骨髄腫(血液のがん)の診断を受け、現在も闘病中です。がんになったと診断されて感じたことを伺うと、「大腸がんの時は、切って取るしかないよね〜って感じでした」と冷静なものだったと答えました。2023年の骨髄腫のときは、「60歳を越えていて、どういう人生の終わり方をするのかと考える年齢でした。MRIの画像を見て骨転移だとしたら1年持たないかもな…と思ったんです」と話しました。そして「だったら、もう全部使ってバーっと終わったらいいな」と思ったと率直に語りました。PETの検査で病気の詳細が分かり、「じゃあ、骨髄移植して抗がん剤でやるしかないよねって」と冷静に受け止め、治療している今につながると話しました。

楠部さんは「いろいろがんの知識があったから、次にどうするのかが分かりますが、何も知らない方ががんですって言われたらまず動揺してしまうと思います」と寄り添い、「でも統計上、2人に1人ががんになるので、もしがんになったらこうなるって知ってもらうのが大事だと思います」と述べました。本作について「あまりがんがメインという感じでなく、笑える映画を目指しました」とアピールするように、がんに罹ったと知って動揺する人物が病を受け入れていく姿を楽しいシーンでくるむストーリーになっています。

コメディシーンを担うのは入院がん患者の3人組「キャンサーズ」です。「キャンサーズ」は実際にがん経験者やがん闘病中で、楠部さんもその中の1人として出演し、加えて映画内と同様にYouTube配信をしています。楠部さんは「がんを含めて身体的な疾患から、精神的に落ち込んでしまう方もいらっしゃるのですが、それでは共倒れになってしまいます。気持ちをしっかり持って自己免疫力をアップさせることも大事ですね」と自身の想いを述べました。

劇中、入院中のベッド周りの鏡やぬいぐるみ・小さなカレンダーなど、よい意味で雑多な感じが印象に残ります。楠部さんは「実際に入院の際に持っていったものをイメージして用意しました」と教えてくれました。また、がんの入院時について「仲よくなった4人が30代から70代と年代が広くて、ワイワイ、ガヤガヤ。抗がん剤で髪が抜けて、普段ほったらかしの人が夫や息子が来るときだけウイッグをつけたりして面白かったですね」と振り返りました。楠部さんは「入院中に、看護助手さんとお喋りしました。今も普通に病院では看護助手さんがいるんですよ」と、小春が看護助手の仕事に就くアイデアも、ご自身の経験から生まれたと話しました。

映画『小春日和~Indian Summer~』の脚本は、大まかな流れを松本動監督が提示したものに、楠部さん・「キャンサーズ」の森野くるみさん・主演の水村美咲さんなどの5名で複数のサイドストーリーを盛り込み、実際に「スピンオフができそう」と思うほど内容が膨らんだそうです。その中でも特に、ディスカッションを重ねて練り上げたラストシーンは、見る人によって受け取り方が異なることでしょう。楠部さんは「お客さんがどう感じたのか、また演者がどういう気持ちで演じたのかを舞台挨拶のときに聞けると思います」と楽しみにしているようでした。また、先に公開した映画館のお客さんから「7回見ていますが、毎回それぞれ違った発見がある」との声が届いたと教えてくれました。

由美かおるさん・柴田理恵さん・佐野史郎さんが出演 ダメ元オファーで「引き寄せました」シネマスコーレで7月25日から8月7日まで連日の舞台挨拶も!!

主人公の小春役は『沖縄NICE映画祭』で2年連続俳優賞を受賞した水村美咲さんが演じます。楠部さんに水村さんを主演に迎えたいきさつを伺うと、「大阪の所属事務所の後輩でした。彼女は上京して、今は(事務所が)違いますが、お互いに応援し合っています」と良好な関係性を話しました。松本動監督については「数年前、松本監督の次回作に水村さんが関わっていることを知って、“水村さんと一緒の事務所だったんです”と話したことがありました」と挨拶をしたと語り、「いざ本作を作ることになって、水村さんに松本監督にお願いできるか聞いてもらいました」と、水村さんと松本監督を共にタイミングよく引き寄せたと笑顔を見せました。

インディーズ映画でありながら、由美かおるさん・佐野史郎さん・柴田理恵さんが出演している経緯について楠部さんは「お手紙を書いてオファーしました。医師役の佐野史郎さんは私と同じ病気を経験していたことで、快くオファーを受けてくれました」と引き寄せるポーズを見せました。そして柴田理恵さんのスケジュールの関係で無理かも…と思っていたときにOKの返事をもらったと嬉しそうに話しました。難波の夫婦を絵に描いたような「山本夫妻」の描写は、映画『小春日和~Indian Summer~』の中で印象深いものとなります。柴田さんならではのコメディからシリアスまでの幅広い芝居にご期待ください。

そして芸能生活60年の由美かおるさんが、主人公家族の「とまり木」のような存在の鈴子おばあちゃんを演じます。楠部さんは「一番のまさかの出演ですね!役の雰囲気が合うとダメもとでお手紙を書いて…がんとの接点もないにもかかわらずオファーを受けてくれました」と驚いたと語りました。そして主題歌「とまり木」を由美さんが歌唱することが決まり、曲名や歌詞にちなんだ小物を由美さんの登場シーンに置きたいと松本監督がこだわったエピソードを教えてくれました。由美さんの登場シーンのグッズにもご注目ください。

いよいよ公開を控え、楠部さんは「私は大学卒業まで名古屋で過ごしておりました。名古屋の皆さん、ビッケ(楠部さんのニックネーム)が帰ってきたと思って映画をご覧いただけたらすごく嬉しいです」とメッセージを寄せてくれました。公開の7月25日から8月7日まで、松本動監督・楠部知子プロデューサー・出演者たちが日替わりで舞台挨拶に立つこともアピールしました。初日の25日、10時40分上映の回には由美かおるさんが登壇します。エバーグリーンな由美さんを近距離で見られるチャンスです!映画だけでなく、上映後のトークも楽しめる映画『小春日和~Indian Summer~』。医療関係者・がんサバイバーの方・闘病中の方、そしてあと一歩が踏み出せない方を優しく包んでくれる作品です。

作品概要

映画『小春日和~Indian Summer~』

7月25日(土)~8月7日(金) シネマスコーレで公開

7/25(土)~7/31(金) 10:40~13:00

8/1(土)~8/7(金) 13:05~15:25

※連日、舞台挨拶の開催が予定されています!詳細はSNS等でご確認ください。

※公開1週間前からオンライン座席予約が可能です。シネマスコーレ≪オンライン座席予約≫

<ストーリー>

小春が消えた…、家を出た彼女は様々な出逢いを重ね、ある決心をする━。

人に言えない悩みを抱え、孤立してしまった小春は家出をし、一旦は現実逃避するも、心配する仲間や友人、鈴子ばあちゃんに支えられ、徐々に自分を取り戻してゆく。看護助手として新しく勤めることになった病院では、がんの闘病生活を送りながらも明るく毎日を生きる女性 3 人組のキャンサーズ、自身の病状を受け入れ、残りの人生を自宅で過ごすために退院を選択した由紀など、それぞれの在り方でがんと向き合う患者や、周囲の人たちの想いや人生に触れ、これからの人生をどう生きるべきか模索する。– 小春の過去にいったい何が
あったのか・・・。そして、彼女が決意した生きる道とは・・・。

企画・製作・プロデュース:楠部知子

脚本・監督:松本動

出演:水村美咲、由美かおる、柴田理恵、千原ゆら、国木田かっぱ、キャンサーズ、佐野史郎

共同プロデュース:水村美咲 | アシスタントプロデューサー:福井由美子

音楽プロデュース:渡邊崇 | 助監督:鬼村悠希 | 制作担当:佃光

撮影:安田光 | 照明:落合芳次 | サウンドデザイン:西岡正巳

監督助手:山中太郎 | 演技事務:森野くるみ、 藤元優希

主題歌:由美かおる「とまり木」

特別協力:医療法人徳洲会 松原徳洲会病院 551HORAI シネマプランナーズ イサオビル

株式会社 Made-Born-Japan

協賛:鮓小桜 MAEDA REAL ESTATE 吉田シンイチ 安藤孝志

後援:一般社団法人 大阪府医師会 一般社団法人 大阪府女医会 認定 NPO 法人

キャンサーネットジャパン 公益財団法人 日本骨髄バンク 特定非営利活動法人

全国骨髄バンク推進連絡協議会 公益財団法人 大阪観光局

宣伝:とこしえ | 関西宣伝:松井寛子 | 配給:フリック | Ⓒ2026「小春日和」PROJECT

2026 年 | 日本映画 | カラー | シネマスコープ | ステレオ | 119 分

 


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