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2019-08-14

映画『イソップの思うツボ』浅沼直也監督、上田慎一郎監督、中泉裕矢監督にインタビュー オリジナルグッズのプレゼントも!!


 

8月16日に公開となる映画『イソップの思うツボ』は『カメラを止めるな!』の上田慎一郎さんと中泉裕矢さん、浅沼直也さんの3人の監督で1本の長編映画を製作しようというプロジェクトによる作品です。映画は「カメ」「ウサギ」「イヌ」が苗字についた3人の少女を中心にした物語ですが、次第にそれぞれの家族の本当の姿や目的が暴かれていく予測不能な展開が魅力です。浅沼監督、上田監督、中泉監督が名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校での特別講義のために名古屋を訪れ、学生たちに映画製作の裏側を話したり、学生たちからの質問に答えるなどしました。

特別講義の前に3人の監督にインタビューをすることができ、企画の成り立ちから完成した映画の見所まで和気藹々と話してくれました。(取材日:2019年7月24日)

映画の公開を記念して、名古屋の映画情報サイトCine@nagoya(シネアナゴヤ)から映画オリジナルの「イソップの思う“ツボ”押しキーホルダー」をプレゼントします。映画の見所とあわせて、プレゼントの応募方法をご紹介します。

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浅沼直也監督、上田慎一郎監督、中泉裕矢監督 3人は「マブダチ?」

映画『イソップの思うツボ』は浅沼直也監督、上田慎一郎監督と中泉裕矢監督の3人で1本の長編映画を製作しようと動き出したプロジェクトから生まれた作品です。3人は若手映像クリエイターの登竜門と言われる「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」で出会い、2014年に公開されたオムニバス映画『4/猫 ねこぶんのよん』の一編をそれぞれが担当し、共に商業映画デビューした同期監督です。

映画『イソップの思うツボ』の始まりについて中泉監督は「映画『4/猫 ねこぶんのよん』の仕上げ作業が楽しくて、打ち上げの時に今度は3人で長編をやりたい!3人で監督をやってみよう!という自然な発想で、面白そうだというのがきっかけでした」と話しました。浅沼監督は「映画『4/猫 ねこぶんのよん』で毎日のように舞台挨拶に行って、毎日のように会っていたのでマブダチになったんです」と当時を振り返ると、上田監督が「マブダチではない!全然マブダチではない!マブダチにマブダチって言わねーだろ」と笑いながらツッコミを入れ、浅沼監督が「って言えるマブダチです。(上田さんが)親友だとツッコミづらいからマブダチぐらいにしてくれって言ったんじゃん」と切り返すなど、3人の関係性がうかがえる一幕もありました。

どんな映画を作るかは白紙の状態でのスタートだったそうで、上田監督は「3人で1本の長編を作るという体制は、世界的に見ても類を見ない作り方なので、そこに惹かれました。具体的な企画を決めるのに2年か2年半位かかってしまいました」と話し、中泉監督も「作りたいものが一致していたから一緒にやろうというわけではないんです。作品性が違うから声かけたんですよね」と3人ともに、3人で監督という体制に魅力を感じたことを明かしました。

浅沼監督は「構想3年となっていますが、最初の2年半は企画を考えながら、お互いの好きな映画や過去作を見せ合ったり、面白いと思うことを話したりしていました。長い夏休みのような感じで本当に楽しかったんです」と話しました。上田監督が「夏休みの例え、毎回するなー、なぜ長い夏休みなのかもうちょい補足が必要じゃない?」と言うと、中泉監督が「このダメ出し、毎回ですよ」と定番のやり取りであることを教えてくれました。

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見どころは3人のヒロインと家族、3監督体制ならではの魅力

映画『イソップの思うツボ』には「カメ」「ウサギ」「イヌ」が苗字についた3人の少女とそれぞれの家族、亀田家・兎草家・戌井家が登場します。撮影の際には亀田家を中泉監督が、兎草家を上田監督が、戌井家を浅沼監督が担当し、担当家族がメインのシーンはその監督が演出し、他の監督は助監督としてサポート、家族が入り乱れるシーンは都度相談して担当監督を決めていくという3人監督体制ならではの独特な進め方だったそうです。

3人の少女を演じたのは新鋭女優の石川瑠華さん、女優やモデルなどで活躍する井桁弘恵さん、内田春菊さんの娘で多彩な魅力を発揮している紅甘さんです。オーディションで選ばれた3人のヒロインについて上田監督は「作品の構造やロジックの魅力はもちろんですが、3人のヒロインそれぞれをフレッシュでタイプの違う3人の女優さんが演じているところも見どころです。3人の中から‟推し”を見つけてもらったりするといいのかなと思います。ヒロインたちを支えるベテラン俳優陣もいい味を出しています」と出演者に注目してほしいと話しました。

映画の宣伝文句に『カメラを止めるな!』のクリエイター再集結と書いてあることに触れ、浅沼監督は「『カメラを止めるな!』とは違うカタルシスや鑑賞後感があるので、フラットな気持ちで観に来てほしいですね。いろいろな家族の形が描かれているのでビックリするかもしれないです。」と作品の魅力を語りました。中泉監督は「あらすじを気にしないでなんなんだろうこの映画は?という感覚で観て欲しいです」とそれぞれに想いを口にしました。

3人監督という体制について浅沼監督は「今までで一番楽しかった撮影で、初めて映画を撮った時のような気持ちになりました」と振り返り、上田監督は「自分がやりたいことに反対意見が出た時、(2人の監督に)なぜやりたいのか、なぜ面白いと思うのかをきちんと言語化していく必要があって、とても勉強になりました」とこれまでとは異なる経験ができたことを教えてくれました。中泉監督は「3監督で3人が各々のやりたいことを詰め込んでいるので、3倍面白くなるのか1/3になるのか、楽しんでもらえたら良いなと思います」と話しました。

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「イソップの思う“ツボ”押しキーホルダー」プレゼント応募詳細

Cine@nagoya(シネアナゴヤ)の公式Twitterをフォロー&リツイートされた方の中から抽選で3名様に「イソップの思う“ツボ”押しキーホルダー」をプレゼントいたします。映画のタイトルにちなんだ可愛く気持ちが良くなるオリジナルグッズをゲットしてくださいね!!

応募方法:Cine@nagoya(シネアナゴヤ)のTwitterアカウントをフォローし、以下の投稿をリツイートしてください。応募の際に3人のヒロインの中で“推しヒロイン”と‟推し理由”をコメントしてもらえると嬉しいです!!ぜひ映画を観て、“推し”を見つけてくださいね!

プレゼント内容:「イソップの思う“ツボ”押しキーホルダー」

応募期間:8月30日(金)まで

当選数:3名様

※当選者へは後日DMにてご案内をいたします。



【作品概要】

『イソップの思うツボ』

公開日:8月16日(金)よりTOHOシネマズ 名古屋ベイシティ、ミッドランドスクエアシネマほか全国ロードショー

監督:浅沼直也、上田慎一郎、中泉裕矢

脚本:上田慎一郎

共同脚本:浅沼直也、中泉裕矢

出演:石川瑠華、井桁弘恵、紅甘、斉藤陽一郎、藤田健彦、髙橋雄祐、桐生コウジ、川瀬陽太、渡辺真起子、佐伯日菜子
配給:アスミック・エース

©埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
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