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2019-07-16

七夕に76歳のおばあちゃんを連続ハグ!映画『いちごの唄』名古屋舞台挨拶に古舘佑太郎さんと峯田和伸さんが登場


 

7月5日から公開中の映画『いちごの唄』はロックバンド「銀杏BOYZ」の世界観を見事に表現した青春映画で、憧れのクラスメートと再会した青年が、彼女に再び思いを募らせる姿が描かれています。NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」などで知られる脚本家・岡田惠和さんが「銀杏BOYZ」の峯田和伸さんと共に書き下ろした同名小説が原作です。主人公コウタを演じた古舘佑太郎さんが峯田さんともに名古屋で行われた公開記念舞台挨拶に登壇しました。

2人は映画のキーにもなっている七夕にちなんでお客さんの七夕の願いを叶えてくれました。舞台挨拶の様子をレポートします。(取材日:2019年7月7日)

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峯田和伸さん「複数プレイで・・」と自身の発言に苦笑い

映画『いちごの唄』は「銀杏BOYZ」の楽曲を元に脚本家・岡田惠和さんが峯田和伸さんと作り上げた小説を原作としたオリジナルストーリーの青春映画です。主演の古舘佑太郎さんが純粋で真っ直ぐな青年コウタを演じ、石橋静河さんはコウタが中学時代にあこがれていた女の子あーちゃんを演じています。七夕の夜に偶然再会した二人は、一年後に再会することを約束し、コウタはあーちゃんへの恋心を抱きます。中学時代の思い出が描かれる中で、2人にとって大きな心の傷となっているある出来事が明らかになっていきます。

公開3日目に名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで公開記念舞台挨拶が行われ、朝一番の上映後のスクリーン前に古舘さんと峯田さんが登場しました。古舘さんは「去年の夏から関わらせていただいて、一年越しの7月7日に東京・高円寺を飛び出して名古屋まで来られたことを嬉しく思います」と挨拶し、峯田さんは「3年ぐらいかかって、原作から始まって映画が完成して、名古屋にこられて幸せです」と来場したお客さんに感謝の気持ちを伝えました。

映画が公開となったことについて峯田さんは「バンドでは長い時間のレコーディングが終わって発売されたら、出産(という感じですが、映画は)また違って共同で、、いやらしい話じゃないですけど、みんなで複数プレイでって感じですか?それで生まれたなっていう感じです」と発言し、まだ11時台なのに、とんでもない話をしてしまったと後悔した表情を見せる姿がとても可愛らしかったです。

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一番緊張したのはみうらじゅんさん、田口トモロヲさんとのシーン

主演をつとめた古舘さんは「銀杏BOYZ」は自分にとって大切な存在だと話し「自分の中では峯田さんからの『自由にやれ』という言葉をがあったからこそ自分の中のコウタ像が出来上がった感じがあります」と振り返りました。撮影が始まるまでは悩みもあったそうで「『銀杏BOYZ』の楽曲には可愛い部分や凶暴な部分もあって、自分の中で何を切り取ったらいいかわからなかったんですが、撮影が始まってからは『楽しもう』『暴れまわってやろう』という気持ちでできたので、始まってからはあっという間でしたね」と話しました。

コウタとあーちゃんが毎年七夕に訪れるラーメン店の店主を演じていた峯田さんは「僕が出るシーンは1日で撮っていて、みうらじゅんさん、田口トモロヲさんも来ていて、あの日は大変でしたね」と話を振られた古舘さんは「あの日は一番、緊張していましたね。周りが気になって仕方なかったです。3人がアドリブをすごく入れてくるので」と教えてくれました。

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映画『いちごの唄』には岸井ゆきのさんや宮本信子さんが出演しているほか、宮藤官九郎さんや麻生久美子さんがワンシーンのみで出演していたり、峯田さんと親交のある曾我部恵一さんも出演しているなど、一度観ただけでは気が付かないほどたくさんの見所があります。

映画の公開にあわせて主題歌「いちごの唄」を書き下ろしたことについて、峯田さんは「僕から岡田さんへの恩返しの気持ちがありました」と話し、俳優デビュー作である『奇跡の人』やNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」の脚本家である岡田惠和さんへの感謝の想いが強くあることを話しました。

また峯田さんは「(主題歌「いちごの唄」は)あの2人(コウタとあーちゃん)に添った歌でもあるし、2人と違う世界線の唄でもあるものを作れないかなと思って」と並々ならぬ想いがあったことを語りました。「銀杏BOYZ」の書き下ろし主題歌「いちごの唄」のシングルCDが劇場限定で映画の公開初日より発売されています。映画を鑑賞し、ぜひこのCDをゲットしてください!!

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中学時代のコウタ、あーちゃんなど若い役者陣の好演に注目!

映画で中学時代のコウタを演じるのは現在13歳の大西利空さんです。大西さんは映画『3月のライオン』で神木隆之介さん扮する桐山零の子供時代や映画『キングダム』で山﨑賢人さん扮する信の子供時代を演じています。中学時代のあーちゃんを演じるのは数々のドラマや映画に出演し、存在感や演技力で高く評価されている清原果耶さん。中学時代のコウタの親友・伸二を演じる小林喜日さんは現在放送中の「仮面同窓会」や話題のドラマに出演していて、可愛らしい顔立ちと繊細な演技が魅力的で、愛知県出身の15歳の俳優さんです。2015年のドラマ『ウロボロス  この愛こそ、正義。』では小栗旬さんの子供時代を演じていたことでも話題となりました。今後も活躍が楽しみな俳優さん、女優さんがたくさん出演していますので、ぜひ注目してくださいね!

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知多郡から来場の76歳のおばあちゃんを連続ハグ!!

七夕に行われた舞台挨拶ということで古舘さんと峯田さんが来場者からのお願い事をひとつを叶えるという企画が行われました。Twitterで募った中から選ばれたのは「76歳になるおばあちゃんが、はるばる電車に乗ってやってきたので、ハグしてください」という願い。選ばれたおばあちゃんに峯田さんは「どういうハグがいいですか?」と要望を聞いていました。

おばあちゃんの「しっかりハグしてください」というリクエストに応じ、「心してまいります」と大きく手を広げ、少し屈みながら全身を包み込むように力強くハグをした峯田さんに続き、古館さんも優しくハグをしてくれました。

抱きしめられたおばあちゃんは「もう最高です!」「朝早く起きて、昨日からドキドキしてました。若いパワーをいただきまして、生きてきてよかったです。100歳まで生きます」と興奮した様子でした。

イベント後、お話をお聞きしたところ銀杏BOYZの大ファンである娘さんと一緒に知多郡から来られたそうで、おばあちゃんは「(峯田さんの)ひよっこからの大ファン」だそうで、ハグの感想を「やわらかかったです」と笑顔で教えてくれました。



作品概要

映画『いちごの唄』

2019年7月5日(金)よりミッドランドスクエアシネマほかにてロードショー

親友といつでも一緒だった頃の無敵な気持ち、恋した時の喜びと切なさ。青春のすべてがここにある。

コウタは不器用だけど優しい心を持つ青年。たったひとりの親友・伸二は、中学生の頃 2 人が“天の川の 女神”と崇めていたクラスメイトの千日を交通事故から守り亡くなった。10 年後の七夕、伸二の命日。コウ タと千日は偶然高円寺で再会する。「また会えないかな」「そうしよう。今日会ったところで、来年の今日・・・ また。」毎年ふたりは七夕に会い、環七通りを散歩する。しかしある年、千日は伸二との過去の秘密を語り「も う会うのは終わりにしよう」と告げる・・・。

出演: 古舘佑太郎、石橋静河、峯田和伸、宮本信子ほか

監督:菅原伸太郎

原作:岡田惠和・峯田和伸「いちごの唄」(朝日新聞出版)

脚本:岡田惠和

音楽:世武裕子・銀杏 BOYZ

主題歌:「いちごの唄」(歌:銀杏 BOYZ)

配給:ファントム・フィルム

©2019「いちごの唄」製作委員会

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