映画『あの頃、君を追いかけた』山田裕貴さん、齋藤飛鳥さん(乃木坂46)、長谷川康夫監督に名古屋でインタビュー

映画『あの頃、君を追いかけた』は2011年に台湾で公開されて10人に1人が観たという大ヒット映画の舞台を日本に移し、日本の旬の若手俳優たちにより新たな物語として生まれ変わった作品です。主人公の浩介を演じた主演の山田裕貴さん、ヒロイン・真愛を演じた齋藤飛鳥さん(乃木坂46)、長谷川康夫監督が名古屋で単独インタビューに応じてくれました。
映画『あの頃、君を追いかけた』は2011年に台湾で公開されて大ヒット、日本では2013年に公開されました。日本での公開時に映画を観にいった長谷川監督が日本版を作る際に大切にしたこととして、「台湾版を観た時に自分が感動した部分は構図やカット割りを変えずにそのまま撮りました。出ている人間が違うので、全く同じにはならないことはわかっていたので、企んで別物にすることはやめようと思っていました。」と語りました。
山田さんも齋藤さんも台湾版を観て撮影に臨んだそうで、山田さんは「キャストのみんなも台湾版が好きで、撮っている間も同じアングル、同じカットだなと感じていました。面白い設計図があるところに参加しているのが、楽しかったですね。」と話し、撮影中に台湾版の音楽が流れてくるような気持ちになったと教えてくれました。
映画の舞台は日本の地方都市とされているのですが、具体的な場所がわからないようになっていて、日本のどこか実在する場所ではありえないような季節感や距離感になっています。長谷川監督は「台湾版に対する意識もあって、卒業式のあとに堤防に並んだときに冬服ではいてほしくないとか、どこかわからなくしよう、パラレルワールド感みたいなことをあえてやってしまおうと思ったんです。」と話していました。
映画『あの頃、君を追いかけた』は浩介と真愛を中心とした7名の男女による青春群像劇であり、高校時代から10年間、一途に真愛を想い続ける浩介の成長の物語でもあります。山田さんの実年齢は28歳ということで、高校生を演じることになった時の気持ちを聞いたところ「大丈夫かなと思いました。(ヒロインの齋藤)飛鳥ちゃんと8歳差なので、隣に並ぶと肌の質感や顔つきなど…(笑)内面的な部分は大丈夫なんですけどね!」と不安だったことを明かしました。長谷川監督は「何の心配もしていなかったです。若いときから(山田さんを)知っていて、ずっと少年のままでいるので。」と話していました。
高校時代の浩介を演じるために「高校生の頃に自転車に乗って好きな人の名前を叫んだり、テスト勉強を教えてもらったり、実際にあったなぁと思い出しながら(演じました)」と話し、名古屋で自転車通学をしていたことを教えてくれました。

映画初出演の齋藤さんは「現場に乃木坂46のメンバーがいないということが初めてでした。メンバーにあわない期間が長かったことや控え室に男性がいるというのは今までに考えられない状況でした。」と映画撮影の現場で感じたことを話してくれました。
山田さんは男子メンバーと一緒に乃木坂46の曲をかけて踊ってみたりもしたそうで「ちょっとだけでも飛鳥ちゃんが振りをやってくれないかなぁと期待したけど、2-3日で全くやらないことがわかりました。俺らが踊るしかないなと思いました。」と笑いながら撮影の日々を振り返りました。齋藤さんは踊る男子メンバーに対して「(振りが)違うなと思うけど、言わない。正しいのは教えてあげない。」とクールに見つめながら楽しんでいたそうです。
教室で2人が一緒に勉強をしながら、浩介が真愛を笑わせようとするシーンは全て山田さんのアドリブだったそうで、齋藤さんは「真愛としてというより、ふつうに私自身、素で笑ってしまいました。」と明かしました。しかし坊主になった浩介をみて驚くシーンの表情については「すごく難しかったです。坊主(の山田さんを撮影前に)見ているから、どうしたらいいのかと。」とお芝居に苦労したことを教えてくれました。山田さんは「あの顔、すごくいいですよね。すごく自然だったよ。」と齋藤さんの表情を絶賛し、長谷川監督は「テストもあったし、(齋藤さんも)バリカンで刈ったりしていたけれど、完成形をあまり見ないようにはしていましたね。」と撮影の裏話を話してくれました。齋藤さんが山田さんの髪の毛を刈った話は舞台挨拶でも話題になっていましたね!!

撮影を振り返って長谷川監督は「山田については昔から知っていたけど、新しい発見がいっぱいあったし、斎藤は全く知らないところから始まって、毎日毎日、ワンカット、ワンカット、驚くような体験ができて、撮影自体が楽しかったですね。」と笑顔をみせ、今後の2人の活躍を楽しみにしていると話していました。