役者のために電柱を抜いた 映画『散り椿』中日新聞特別試写会に岡田准一さんと木村大作監督が登壇

映画『散り椿』の中日新聞特別試写会が名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで行われ、上映前の舞台挨拶に岡田准一さんと木村大作監督が登壇しました。岡田さんは「全国を回っているんですが、今日のここがラストになるんです。名古屋の皆さんに、最後に観ていただけるということで嬉しく思っています。」と挨拶し、「(『散り椿』は)美しい時代劇、艶っぽい映像です。時代劇が初めての方も観やすい時代劇になっていると思います。」と作品の魅力を語りました。
そして岡田さんは「面白かったら、『でら良かったよ!!』と薦めてもらえたら嬉しく思います。」と言い、自身が使った名古屋弁について「あってますか?言わない?地方の勝手なイメージ?」とお客さんを笑わせました。木村監督は「多くの人に観てもらえないとボロクソに言われるので、また映画館に観にきてください。皆さん、観終わったあとに宣伝をよろしくお願いしたいと思います。」とアピールしました。
三作目の監督作に時代劇を選んだことについて「自分の監督作は、ダメだったら先はないと思ってやっている。武士は覚悟を決めて行動する世界なので、自分の精神性にあっているなと思った。」と語りました。また、作中に登場する「大切なものに出会えれば、それだけで幸せだと思うております。」という1行について、自分の人生と重なる考え方だったと明かし、「これは映画になるなと思った。」と『散り椿』を映画化することを決めたきっかけを話しました。
富山県で撮影されたことについて聞かれた岡田さんは「オールロケで時代劇を撮影するのは珍しいんですよ。しかも、電柱を抜いたそうで…」と言うと客席から驚きの声があがり、木村監督は「抜いて移動させたんです。」と言いました。
木村監督は「(電柱が映っても)後で消したりできる時代なんですが、俳優さんになんだこんなところでやるのかと思われたら失敗なので、岡田さんが来る当日までには、電柱が影も形もなく、富山県に言って撤去してもらいました。」と説明しました。岡田さんも「たいていは『(後で)消しますんで』って言われる時代なのに、本物の場所、重要文化財の場所で撮っていて、僕が着ている着物も良い素材、良い仕立てで絶妙なものを作っています。こだわりの職人さんが作ってくれているのを感じてもらえらたら。」と話しました。富山での時代劇の撮影について木村監督は「誰も時代劇を撮りにいったことのない富山で撮ったんです。新鮮さを感じると思います。僕が最初です。」とアピールしていました。