「萌歌ちゃんが固定概念を覆してくれた」映画『未来のミライ』名古屋試写会 上白石萌歌さんと細田監督が登壇

7月20日に公開となる映画『未来のミライ』は『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』など大ヒットアニメーション映画を次々に生み出してきた細田守監督の最新作で、主人公はまだまだ甘えん坊の4歳の男の子“くんちゃん”です。生まれたばかりの妹を迎えたくんちゃんがそれまでとは違う家の様子に戸惑っていると、くんちゃんの前に未来からやって来た妹・ミライちゃんがあらわれ、初めての体験を繰り返しながら成長していきます。
細田監督には今、5歳と2歳の子供がいらっしゃるそうです。当時、妹が生まれたばかりだった上の子供からある朝「大きくなったミライちゃんに夢であったよ」と言われたそうです。「成長した下の妹にあったという息子が羨ましく、成長したらどんな女性になるんだろうとお父さんもみてみたいと思った。」と話し、子どもの夢の中に入るわけにはいかないので映画になったと企画の始まりを語りました。「いつもは電車の夢しか見ていないだろうに、その時は映画の企画書のような夢をみてくれた。」と笑いを交えて話してくれました。
“くんちゃん”を演じることが決まったときの気持ちを聞かれた上白石さんは「すごくビックリしました。今18歳で、年齢も性別も超えた役に命を、声として吹き込ませていただくのは自分の中でもすごく挑戦だと思いました。監督の作品の大ファンだったので、4歳の男の子として監督の世界の一員になれたことがとてもうれしかったです。」と振り返りました。
声優の決定にはかなり悩んだという細田監督は「ミライちゃんやクンちゃんはオーディションで、長い時間をかけて決めました。」と話しました。最初に決まったのはお母さん役の麻生さんだったそうで、監督と長い付き合いがあり、最初から決めていたそうです。お父さん役の星野さんとは会ったことがなかったそうですが、「星野さんって結婚もしていないし、お子さんもいらっしゃならいけど、お父さんの生々しい気持ちが出ていて、コミカルに包んでくださって、現実感には舌を巻きました。」と役にピッタリだったことを話し、プロデューサーの一人である川村元気さんからの推薦もあったことを明かしました。
上白石さんは元々はミライちゃん役のオーディションを受けていたそうです。細田監督は「最初はクンちゃんは年齢の近い男の子かベテランの女性、野沢雅子さんのような、どっちかだと思っていたんです。」と話し、萌歌ちゃんがオーディションに来た上白石さんにくんちゃんのセリフを言ってもらったところ「選んでいる自分がビックリするくらいで、18歳の可愛い女の子の中に、4歳の男の子がいるって!萌歌ちゃんが存在感とお芝居と表現力で(僕の)固定概念を覆してくれたんです。」と当時の気持ちを語り「すごく感動して、ペットボトルのお茶を進呈した。一種の僕の嬉しい気持ちを表現しました。」と話し、上白石さんは「飲んだんですけど、いつもよりおいしいお茶な気がしました。」とハニカミながら答えていました。

中京テレビ特別試写会が名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで行われ、主人公の“くんちゃん”の声を担当した上白石萌歌さんと細田守監督が舞台挨拶に登壇しました。

上白石さんは5月にも映画『羊と鋼の森』のプロモーションで名古屋を訪れており「2か月ぶりの名古屋です。お昼にまたひつまぶしをいただきました。美味しいものたくさん食べさせていただいて名古屋が大好きになりました。」と笑顔で挨拶をされました。細田監督は6年前に名古屋市公会堂で行われた『おおかみこどもの雨と雪』の舞台挨拶以来の来名であることを述べながら「6年ぶりにやって来ました。名古屋の皆さんに(映画を)観てもらうことができて、とてもうれしく思います。」と話していました。