鈴木敏夫さん来場「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」開幕!カオナシ撮影会の様子など
6月23日から松坂屋美術館にて開催の「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」の開会式が行われました。名古屋出身の鈴木敏夫さんも来場して主催者とともに挨拶をされ、テープカットを行いました。鈴木さんを囲んでのマスコミによる取材では出身地である名古屋での開催となった本展について話し、名古屋弁や中日ドラゴンズへの想いを語りました。開催初日の様子や盛りだくさんの展示の見所、カオナシとの記念撮影の様子などもご紹介します。(取材日:2018年6月23日)
前夜はドラゴンズ戦を観戦した鈴木敏夫さん、名古屋の人にアピール!
6月23日から7月16日まで名古屋市中区栄の松坂屋美術館(松坂屋南館7F)で開催される「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」の開会式が行われました。開会式に参加したスタジオジブリ代表取締役プロデューサー鈴木敏夫さんは名古屋市出身で、大のドラゴンズファンとして知られており、前日の夜に名古屋ドームで中日ドラゴンスの試合を観戦していたそうです。また、小学生の頃には描いた絵が松坂屋をはじめデパートによく飾られていたことを懐かしそうに振り返っていました。
また今回のポスターのコピーを指し「よく言いましたよね。ジブリは名古屋で生まれたって、僕が考えたんですけど。(コピーは「ジブリは、名古屋から始まった!」)お客さん来ないと心配だなぁということで、名古屋の人にはアピールしよう、これが本音でした!!」と集まったマスコミ陣を笑わせました。

映画「風立ちぬ」より (C)2013 Studio Ghibli・NDHDMTK
テープカット後の囲み取材でこのポスターについて宮崎駿さんにはバレないようにしていたことを明かし「(ポスターを)絶対に見せるなと指示しておいたんですが、見つかってしまったみたいだけど、そのことは話題にしませんね。」と話していました。

ⒸTS
鈴木さんは名古屋での開催について「本当はやりたくなかった」「死んでからにしてほしかった」などと笑わせながら、自分の名前がついている展覧会について「判断するのはお客さんが来てくれたかどうかなんですよ。今回も同じ気がしています。」とプロデューサーとしての視点で語り、「ジブリを世の中に紹介していくひとつの切り口、絵だけじゃなく言葉という切り口もある」とジブリファンへのアピールもしていました。
スポンサーリンク名古屋に纏わる展示も充実!
ポスターに使われているのは鈴木さんが宮崎駿さんに提言してできた映画『風立ちぬ』で主人公が降り立つ当時の名古屋駅です。今回の展覧会は名古屋との縁を大切にしており、鈴木さんが高校卒業までを過ごした名古屋での生活を垣間見ることができたり、中日ドラゴンズのコーナー、名古屋のオリジナルの書き下ろし作品の展示もあります。

ⒸTS
鈴木さんは15年に渡り、中日ドラゴンズの全試合を録画してその日のうちに観ているそうで「僕、実はジブリよりアニメーションより野球の方が詳しいんです。」と話し、展覧会には中日ドラゴンズの球団や選手に向けて贈った言葉の展示があり、松坂大輔選手に向けた言葉については鈴木さん本人も気に入っていると話しました。
大学卒業後に徳間書店に勤めていたころから人と会うとメモをするのが癖だったという鈴木さん、徳間書店時代のコーナーには当時のスケジュール帳やメモが多数展示されています。ここ20年は筆ペンでメモをするようにしているそうで「影には汗と涙の20年間というのがあるんですよ」と書を中心とした展示を行うに至った努力を教えてくれました。
展覧会には鈴木さんの筆書きによる言葉やジブリ映画の名台詞などが数多く展示されていているのですが、鈴木さんは自身の本や書をなるべく宮崎さんに見せないようにしていると話しながら「(少し前に宮崎さんが机に置いてあった本の前書きを)拡大して会社に張り出すと言って持っていったらしいです。」と鈴木さんの書がジブリでも注目されていることをうかがわせました。
スポンサーリンクカオナシとの記念撮影は6月30日にも!
「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」の開催初日には松坂屋美術館エントランスでは『千と千尋の神隠し』のカオナシとの記念撮影が行われ、若い女性や家族連れなど多くの来場者が撮影を楽しんでいました。

Ⓒ2001 Studio Ghibli・NDDTM

Ⓒ2001 Studio Ghibli・NDDTM
カオナシ撮影会は6月30日の11時~、13時~、15時~の3回が行われる予定で、各回30分前から整理券が配布されます。
「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」開催概要
会 期 2018年6月23日(土)~7月16日(月・祝)会期中無休
会 場 松坂屋美術館(〒460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号 TEL.052-264- 3611)
地下鉄矢場町駅(名城線)下車、5番出口すぐ
開催時間 10:00~19:30 ただし、最終日7月16日は18時閉館(いずれも入館は閉館30分前まで)
主 催 松坂屋美術館 中日新聞社 ローソンチケット
後 援 名古屋市、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会
特別協力 スタジオジブリ
協 賛 ア・ファクトリー
観 覧 料 一般1,200[1,000]円、中高生800[600]円、小学生600[400]円
※[ ]内は前売および10名以上の団体料金
※未就学児は無料
※障がい者手帳・特定疾患医療受給証をお持ちの方と付添の方1名様まで無料
※前売券はローソンチケット(Lコード45555)、チケットぴあ(Pコード769-123)、セブン-イレブン、ファミリーマート、イープラスなどで5月12日[土]から6月22日[金]まで販売。
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