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2018-03-12

「でら嬉しー!」映画『坂道のアポロン』知念侑李さん、中川大志さん、三木監督が名古屋で舞台挨拶に登壇!


 

3月10日に公開となった映画『坂道のアポロン』は漫画家・小玉ユキ氏による「このマンガがすごい!2009オンナ編」の第1位に輝いたコミックが原作で、孤独な青年が転校先の高校で一生ものの友情と恋と音楽に出会い、自らの人生を切り開いていく10年を描いています。
主人公の薫を演じた知念侑李さん、薫と運命的な出会いを果たした千太郎役の中川大志さん、メガホンをとった三木孝浩監督が名古屋駅のミッドランドスクエアシネマで行われた映画上映後の舞台挨拶に登壇しました。(取材日:2018年3月11日)

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名古屋弁で挨拶する知念侑李さんと中川大志さん

名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで映画『坂道のアポロン』が公開2日目を迎え、映画の上映後に主演の知念侑李さんと中川大志さん、三木孝浩監督が登壇する舞台挨拶が行われました。
司会者から「名古屋へようこそ」と言われると、知念さんと中川さんは2人で声を合わせて「名古屋に来られて、でら嬉しー!」と名古屋弁で挨拶し、客席を盛り上げました。

知念さんは昨年のクリスマスイブに行われた映画『未成年だけどコドモじゃない』の舞台挨拶以来の名古屋で「こんなに早く来られて嬉しいです。」と言い、「(前は未成年だったけど、今回は)映画の中では成人にもなりました。」と作品に絡めて話していました。中川さんは「(名古屋は)美味しいものが沢山あって、そればっかり言ってるんですよ。」と話すと知念さんは「(名古屋弁で)鉛筆の先が尖っているの、トキントキンって言うんですよね。」と名古屋トークも繰り広げていました。

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長い時間をかけて作り上げた映画『坂道のアポロン』

三木孝浩監督が客席に向けて「(映画は)いかがだったでしょうか?」と聞くと大きな拍手が起きました。映画『坂道のアポロン』では知念さん演じる薫と中川さん演じる千太郎がピアノとドラムでセッションし、ジャズのナンバーを見事に演奏するシーンも見所の一つとなっています。三木監督は「知念君と中川くんが楽器の練習をすごく頑張ってくれて、文化祭のシーンとか素晴らしいものになったなと思っています。」と語りました。

演奏シーンについて当初はプロミュージシャンによる手元の撮影も考えていたそうですが「クランクインする前の練習で(知念さんや中川さんが)完璧にマスターしてくれていたので、一切吹き替えなしで(撮影しました。)本人がやっていることを見せたくて、手元も込みで表情も撮れて監督としては本当に嬉しかったです。」と2人の努力を賞賛していました。

知念さんは撮影に入る前から8-9ヶ月かけてピアノの練習をしていたそうで「このために電子ピアノ買って、先生のところに習いに行ってそれを家に持ち帰って、時間がある時に練習するというのを繰り返していました。」と話していました。

中川さんは「ずっと別々で練習してきて、初めてあわせたのはクランクインの1週間ぐらい前。直前だったよね。」と振り返り、「たまにその時の動画とか見返すんですけれど、緊張していて初々しさというか、でも本当に楽しくてその時の感覚を忘れずに本番でも出したいなと思っていました。」と教えてくれました。

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坂道で飛んでいるように見える知念さん

映画の象徴でもある坂道のシーンについて話が及ぶと知念さんは「下りの方が大変でしたね」と話し、文化祭が終わって薫と千太郎が坂道を駆け下りていくシーンでは「(知念さんと中川さんの)歩幅が違いすぎて知念くんが飛んでいるように見える。」と話が盛り上がり、知念さんは「坂が急だったのでカットがかかっても全然止まれないんです。止まる時に膝とかやっちゃうやつ。」と急な坂での撮影を振り返っていました。

中川さんは坂道での撮影について、小松菜奈さん演じる律子と薫が話している脇を走り抜けるシーンで、知念さんと小松さんが何度かNGを出して、その度に坂の上まで戻っていたエピソードを話し、「わざとなんじゃないかと思っていた。」と言うと、知念さんは「そういう時に限って失敗するんだよね。」とわざとではなかったと言いながら謝罪の気持ちを表していました。

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昭和の街並みでの撮影でタイムスリップ気分

昭和40年代の佐世保が物語の舞台となっている映画『坂道のアポロン』は九州で撮影が行われ、昭和の街並は大分県豊後高田市にある「昭和の町」で撮影されました。

薫が公衆電話から律子の家に電話をかけるシーンで電話機の前に10円玉が積みあがっているのを見て知念さんは「これなんですか?」と聞いていたことを三木監督が話すと知念さんは「お父さんが出たらどうしようという緊張とかもドキドキだなーって。」と今ではなかなか感じられない緊張感を感じたことと教えてくれました。

また千太郎がカブで商店街を走っているシーンについて中川さんは「タイムスリップした感じでしたね。本当にワクワクしました。」と昭和の雰囲気のある現場での撮影を振り返っていました。

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“一生もの”の映画になりました

三木監督は「去年の夏に九州でロケをしていて、同じ空間で青春を過ごしながら作りあげ、思い出深い大切な作品になりました。一生愛される作品になったら嬉しいなと思っています。」と想いを伝えました。

中川さんは「楽器の練習から撮影、この作品と共に過ごしてきた時間が長いので、思い入れが強くて、残りの舞台挨拶の回数も少なくて寂しい気持ちもあります。ここからは皆さんの映画になっていって、この映画が広がっていったら僕たちも幸せです。」と話し、知念さんは「この映画は僕の中で“一生もの”の映画になったのでたくさんの人に観ていただいて、どこかで誰かの“一生もの”になったらいいなと願っています。これからも『坂道のアポロン』を愛してくれたら嬉しいです。」と締めくくりました。

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作品概要

映画『坂道のアポロン』

3月10日(土)全国ロードショー

出演:知念侑李 中川大志 小松菜奈

真野恵里菜 / 山下容莉枝 松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.) 野間口徹

中村梅雀 ディーン・フジオカ

監督:三木孝浩

脚本:髙橋泉

原作:小玉ユキ「坂道のアポロン」(小学館「月刊flowers」FCα刊)

製作幹事:アスミック・エース、東宝

配給:東宝=アスミック・エース

制作プロダクション:アスミック・エース、C&Iエンタテインメント

©2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 ©2008 小玉ユキ/小学館

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