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2018-01-20

映画『祈りの幕が下りる時』名古屋・舞台挨拶で阿部寛さんと福澤監督の間で身長差を語る溝端淳平さん


 

1月27日に公開となる映画『祈りの幕が下りる時』のCBC特別試写会が名駅のミッドランドスクエアシネマで行われ、上映前の舞台挨拶に主演の阿部寛さんや溝端淳平さん、福澤克雄監督が登壇しました。「新参者」シリーズの完結編となる『祈りの幕が下りる時』に込めた想いや撮影中のエピソード、共演者についても語りました。高身長の阿部さんと福澤監督と一緒に登壇した溝端さんが自身の身長について話し、ある秘密も暴露してくれました。(取材日:2018年1月19日)

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「新参者」シリーズのファンが集った特別試写会

映画『祈りの幕が下りる時』は東野圭吾さん原作の警視庁日本橋署の刑事・加賀恭一郎が活躍する「新参者」シリーズの完結編です。2010年に放送がスタートしたドラマ「新参者」は阿部寛さん演じる日本橋署に異動してきた刑事・加賀恭一郎が、謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すというミステリー要素と、事件の裏に隠された人の心の謎を解くというヒューマンドラマ要素がこれまでにない“泣けるミステリー”として大きな話題になり、その後もスペシャルドラマが放映され、2012年には映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』が公開されました。

会場のお客様の8割以上の方がシリーズを観てきている方で、テレビドラマの放送が始まった8年前から加賀を演じてきた阿部さんは「その前まではエキセントリックな役が多かったので、心で捜査していく真っ直ぐな刑事をやるのは怖かったです。」と話しました。

そして今作について「今までで最高の作品ができたんじゃないかなって思って。」と自信をのぞかせつつ、これから映画を観るお客さんを前に「ハードル下げとかないと。」と複雑な心境を漏らしていました。本作で描かれている加賀の母親を巡る謎や父親との確執について「(シリーズをずっと)観てきてくださっている方がたくさんいて(みなさんの)気持ちに答えられるものだと思います。」と語りました。

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身長190センチの阿部さんと福澤監督の間に立った溝端さん

加賀のいとこで警視庁捜査一課の刑事役の溝端淳平さんは加賀の過去に迫る物語の中で、素の部分が見られるシーンで共演していて「前半戦はけっこう僕が事件を捜査するシーンが多いので阿部さんあまり出てきませんが、後半たっぷり出てきますのでみなさんご安心ください。」と会場を沸かせました。

また溝端さんは会場のお客さんに断っておきたいこととして「僕は身長が178センチあります。とても小さく見えているかもしれませんが、阿部さん190センチ、監督も190センチです。比較対象が大きい分、小さく見えるかもしれません。それだけお伝えしたい。」と話し、阿部さんに促されて阿部さんと福澤監督の間に立って会場の笑いを誘っていました。

そして溝端さんは「阿部さんと共演する時には、少しだけ(インソールを)入れてます。」と秘密を披露してくれました。阿部さんは8年前のドラマ「新参者」の撮影に入る際、阿部さんとの身長差を気にする溝端さんにインソールをプレゼントしたことも教えてくれました。

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共演の松嶋菜々子さんや福澤監督の追い込みについて

事件の鍵を握る舞台演出家役の松嶋菜々子さんと初めて共演したという阿部さんは「そんなに(一緒の)シーンは多くなかったけれど、目を見ていると引き込まれていきました。対面していてこのままずっと一緒にいたいなという不思議な感覚でした。」と振り返っていました。

また阿部さんは撮影時に楽しかったこととして、捜査会議のシーンでベテランの役者さん達が監督の演出に追い込まれながら食らいついていく様子を見られたことと話していました。

この捜査会議シーンについて溝端さんは上杉祥三さんや春風亭昇太さんと一緒に行ったリハーサルには30~40人以上の捜査員役の役者も集まっていて「事件モノの難しいセリフをすごいスピードで明瞭に(話す必要があって)、撮るテンポの速い監督のペースについていく(大変さがありました)。本番さながらのリハーサルをすごい緊張感の中でやり、追い込まれました。その緊張感が画にあらわれているので必見です!」と撮影時の様子を教えてくれました。

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舞台挨拶に登壇した3人からのメッセージ

福澤監督は阿部さんが主演していたTBSのドラマ「下町ロケット」で監督をされていた方で、映画『祈りの幕が下りる時』について「気合いを入れて作りました。」と話し、「膨大な歴史があり台本では200ページ以上あって2時間以内に収めるために、(この作品に限ったことではないものの)テンポには気を付けました。」と話していました。

最後の挨拶で溝端さんは「完結にふさわしい素晴らしい作品になっています。映画の撮影は過酷でスタッフも監督も身を削る思いで魂を込めた作品です。1秒たりとも見逃さずに観てもらえれば感謝です。」と熱い想いを伝えました。

阿部さんは「溝端くんの後はやりづらいんだよね。」と言いながら「この作品は8年の想いを届けたいという気持ちで、必死でやりました。わかってますね、みなさん。いろんな方法ありますから、わかってますよね。」とこれから映画を観るお客さんに宣伝を依頼して舞台挨拶を締めくくりました。

映画『祈りの幕が下りる時』公開記念特番(CBC)放送日時

1月27日の公開前後にCBCでは映画『祈りの幕が下りる時』の公開を記念した特別番組が放送されます。放送日時は以下の通りです。

1月23日(火)26:09~26:39
「映画「祈りの幕が下りる時」公開記念 阿部×溝端が日本橋人形町で挨拶まわりスペシャル!」

1月30日(火)26:11~26:41
「映画「祈りの幕が下りる時」公開記念 シリーズ最大の“謎”徹底解明スペシャル!」

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作品概要

『祈りの幕が下りる時』

2018年1月27日より全国東宝系にてロードショー

東京都葛飾区小菅のアパートで発見された女性の絞殺死体、殺害現場となったアパートの住人・越川睦夫も行方不明になっていた。警視庁捜査一課の刑事たちが捜査にあたるが、押谷道子と越川睦夫の接点が全く見つからず、捜査が難航する中、捜査線上に浮かびあがる女性演出家・浅居博美。またアパートのカレンダーに日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることを発見し、その事実を知った加賀恭一郎は激しく動揺する。それは失踪した加賀の母に繋がっていた。

キャスト:阿部寛、松嶋菜々子、溝端淳平、田中麗奈 、キムラ緑子、烏丸せつこ、春風亭昇太、音尾琢真、飯豊まりえ、上杉祥三、中島ひろ子、桜田ひより、及川光博、伊藤蘭、小日向文世、山崎努

原作:東野圭吾「祈りの幕が下りる時」(講談社文庫)

監督:福澤克雄

脚本:李正美

公式サイト:http://inorinomaku-movie.jp/

©2018 映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会

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